2011年 点字図書情報
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【このページの目次です。】
◆2011年後半点字図書情報(2011年7月1日~12月31日)
◆漢点字版図書情報(2011年7月1日~12月31日)
◆2011年前半点字図書情報(2011年1月1日~6月30日)
◆漢点字版図書情報(2011年1月1日~6月30日)
【2011年作製 点字図書情報】
◆【2011年7月1日~12月31日 完成点字図書情報】
(NDC タイトル 著者名 巻数 備考 あらすじ)
委託=厚生労働省委託図書
000 総記
『解説 著作権法施行令の一部を改正する法令等について』 文化庁 1巻 委託
300 社会科学
『犯罪被害者白書 平成22年度版』 内閣府政策統括官 1巻 委託
『視覚障害者の職場定着推進マニュアル ― ともに働く職場をめざして」
独立行政法人 高齢・障害者雇用支援機構雇用開発推進部 3巻 委託
『自殺対策白書(概要版)平成22年度版』 内閣府政策統括官 2巻 委託
『福祉行政報告例結果の概要 平成21年度』
厚生労働省大臣官房統計情報部社会統計課 編 1巻 委託
『高齢社会白書(概要版)平成22年度版』 内閣府政策統括官 1巻 委託
『深めよう、レクリエーション ― 障害者の「生きる喜び」活動支援事例集』
全国身体障害者総合福祉センター 2巻 委託
『特別支援学校学習指導要領解説総則等編』 文部科学省 10巻 委託
『第79回平成22年度全国盲学校弁論大会全国大会弁論集』
毎日新聞社点字毎日 2巻 寄贈
『万人のための点字力入門 ― さわる文字から、さわる文化へ』
広瀬 浩二郎(ヒロセ、コウジロウ) 著 4巻 委託
内容:「したたかな創造力」と「しなやかな発想力」を“点字力”と名付け、その今日的価値を明らかにするとともに、点字を「文化」の観点から分析する。
500 技術.工学
『暮らしと家電製品 ― 快適で安全な使用のために』 消費者関連委員会 3巻 委託
600 産業
『交通安全白書(概要版)平成22年度版』 内閣府政策統括官 2巻 委託
700 芸術.美術
『相性』 三浦 友和(ミウラ、トモカズ) 著 3巻
内容:俳優・三浦友和が60年の半生を振り返る自伝。「真面目」を愚直に貫いてきた男の生き方をまとめた1冊。12月3日から公開の『RAILWAYZ 愛を伝えられない大人たちへ』とリンク。
900 文学
『句集 星涼(セイリョウ)』 大木 あまり 著 1巻 委託
内容:「菜の花の色であるべし風邪の神」「母の香の蚊帳の別れの惜しまるる」「夜の更けて湯船に葛の散華かな」命への切実な祈り。2002年から2010年までの377句を収めた句集。第62回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
『あきらめないで』 佐野 有美(サノ、アミ) 著 1巻
内容:生まれてきただけで 感謝 感謝 わたし 頑張るから みんなも あきらめないで(「あきらめないで」より)生まれつき手足のない女の子あみちゃんが心の奥深くを綴った、勇気と切なさと感動の詩集。
『お別れの音』 青山 七恵(アオヤマ、ナナエ) 著 3巻
内容:いつもと同じ日々の中、忘れたくない光がある-。美しかったり、謎めいていたりする、私の隣の人々。誰も知らない小さな奇跡をすくいあげた6篇を収録する。『文学界』等掲載を単行本化。
『信州安曇野殺意の絆』 大谷 羊太郎(オオタニ、ヨウタロウ) 著 5巻
内容:森下美登里の婚約者、秋沢俊夫が突然失踪し、俊夫の親友、相川友彦も謎の事故死を遂げた。二人は信州安曇野へ一緒に行き、旅先で撮った一枚の写真を見た直後からひどく脅え始めたのだ。安曇野に何か謎が!?美登里は真相を掴むため、友彦の妹、佐和子と一緒に安曇野に向かい、そこで意外な人物に…。
『我が家の問題』 奥田 秀朗(オクダ、ヒデオ) 著 4巻
内容:完璧すぎる妻のおかげで帰宅拒否症になった夫。両親が離婚するらしいと気づいてしまった娘。里帰りのしきたりに戸惑う新婚夫婦。ささやかだけれど悩ましい6つのドラマ。
『ガーデン・ロスト』 紅玉(コウギョク) いづき 著 3巻
内容:誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかしだからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。誰にでも優しいお人好しのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。
花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは―。
『警視庁FC』 今野 敏(コンノ、ビン) 著 5巻
内容:突然「警視庁FC(フィルムコネクション)」室への“特命”を受けた楠木は、映画撮影に協力することになるが、ある日、ロケ現場で遺体が見つかった。
『ビギナーズラック』 今野 敏(コンノ、ビン) 著 3巻
内容:男には闘わなくてはいけない時がある??人気作家・今野敏の原点がこの一冊に!ドライブ中、暴走族に囲まれた一組の男女。恐怖で身動きがとれず、恋人を目の前で犯されかけた時、情けなさが怒りに変わった。理不尽な暴力に対する激しい怒りだった。愛する者を守るため、男は立ち上がった。表題作をはじめ、単行本未収録作を含む六篇を収録したオリジナル短篇集!
『漁夫マルコの見た夢』 塩野 七生(シオノ、ナナミ) 著 1巻
内容:ルネサンス期のイタリア。ヴェネツィア貴族の家では、主人たちが商用のために長く海外に滞在していることが多かった。その間、留守を守る女たちには、スキャンダルにでもならない限り、大抵のことは許されていた…。
『コンスタンティノープルの渡し守』 塩野 七生(シオノ、ナナミ) 著 1巻
内容:渡し守の少年テオはギリシアの少女と船着き場で出会い、いつしか彼女との再会を心待ちにするようになる。2人が友だちになったのもつかの間、ある日少女はテオの前から、まったく突然に姿を消し…。
『逃亡医』 仙川 環(センカワ、タマキ) 著 4巻
内容:一刻も早く肝臓移植手術を受けなくてはならない一人息子・雄樹の音信不通の医師でもある父の捜索を頼まれた元刑事・鹿川だったが……。
『諏訪湖マジック』 二階堂 黎人(ニカイドウ、レイト) 著 8巻
内容:出張先の諏訪で、かつての同僚から行方不明の父親昭一の捜索を依頼された水乃サトル。昭一は郷土史研究家で、武田信玄の墓を探索中であった。稀代の美形かつ変人名探偵水乃サトルが挑むトリックの真相は。
『消えたドライバー』 西村 京太郎(ニシムラ、キョウタロウ) 著 4巻
内容:テレビ番組の抽選で高価なスポーツカーが当たった男が応募ハガキの住所に存在しないという事件が起き、謎の運転者を探すディレクターの一人が殺された。一方、西伊豆と広島から首のない同一男性のバラバラ死体が発見され、警察は身元確認にやっきになっていた。そして、東京の井の頭公園に浮かんだ18歳の女性の溺死体。―なんの脈絡もない三つの殺人事件がしだいに一点に収束していくサスペンスを描く長篇推理。
『麒麟の翼』 東野 圭吾(ヒガシノ、ケイゴ) 著 5巻
内容:寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった…。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。
『幸福な生活』 百田 尚樹(ヒャクタ、ナオキ) 著 4巻
内容:最後の一行、そこに記されたセリフに驚愕する。 サスペンス、ファンタジー、ホラー…、そのすべてのストーリーに仕掛けた著者の罠。見破れるか、それとも。話題必至!!18話からなる短編小説集
『祈望』 藤崎 慎吾(フジサキ、シンゴ) 著 3巻
内容:母と姉が白昼、惨殺された。逮捕されたのは少年だった。遺された「私」、父、弟の生活は一変し、やがて「私」には殺人衝動が生まれた…。現代の「罪と罰」の最先端に挑んだ新境地作品。『エソラ』掲載を改題し単行本化。
『永遠。』 村山 由佳(ムラヤマ、ユカ) 著 2巻
内容:内山理名主演映画「卒業」のサイドストーリー。村山由佳が映画にインスパイアを受けて新たに書いた、もうひとつの物語を収める。映画では語られなかった側面をイメージ豊かに切々と綴る、新しい形のコラボレーション。
『犬たちの憂鬱』 森田 裕之(モリタ、ヒロユキ) 著 5巻
内容:元ヒモの青年・菊之助、アル中の中年美女・玲子、ホステスとの駆け落ちを夢見る老人・五木田。ヤクザの金を横取りするという怪しい儲け話を持ちかけられた3人は、人生のやり直しを熱望して、その話に乗ることにするが…。
『刑事のまなざし』 薬丸 岳(ヤクマル、ガク) 著 5巻
内容:笑顔の娘を奪われた男は、刑事の道を選んだ。その視線の先にあるのは過去か未来か-。表題作はじめ全7編を収録。『小説現代』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
『京都西大路通り殺人事件』 山村 美紗(ヤマムラ、ミサ) 著 4巻
内容:初詣客で賑う京都・北野天神で美人舞妓が殺された。日本画家の沢木と舞妓の小菊は事件の謎を追う。
『Y氏の妄想録』 梁 石日(ヤン、ソギル) 著 4巻
内容:定年退職した男を待っていたのは、社会からの疎外感と、家族の無関心だった。現実とは思えぬ世界でさまよう、孤独な男の魂を描く長編。『ポンツーン』連載に加筆・修正して単行本化。
『密封法廷』 和久 俊三(ワク、シュンゾウ) 著 3巻
内容:新興宗教団体「闇の光」の狂信者立花冽子は兄弟と共謀し内縁の夫を“悪魔祓い”儀式の生贄にする。逮捕された彼女らは長期懲役の判決を受ける。しかし、それを不服とする三人は護送車から脱走、琵琶湖の遊覧船ミシガン号を乗っ取って、船上での“やりなおし裁判”を要求する。応じなければ五分間に一人ずつ乗客を射殺するという脅迫に、赤かぶ検事は決死の覚悟を決めるが…。
『廃礦にて』 渡辺 淳一(ワタナベ、ジュンイチ) 著 3巻
内容:青年医師有村はY炭鉱病院の宿直の夜、子宮破裂の大手術をした。溢れるばかりの血の海から、千代は奇蹟的に甦る。医者の眼を通して、人間の温かさと悲哀と生命力に迫る。
『グッドライフ』 金光 英実(カネミツ、ヒデミ) 著 6巻
内容:白血病で入退院を繰り返す九歳の少年ダウム。父のホヨンは数年前、妻に去られ、再発をくり返すダウムを献身的に看病してきた。医師には骨髄移植以外に助かる道はないと宣告されるが、ドナーは見つからず、さらに莫大な治療費がホヨンを追い詰めていく。
治療をあきらめかけた矢先、奇跡的にドナーが見つかるが、ホヨンの前に再婚した妻が現れ、ダウムを引き取りたいと言い出す。拒絶するホヨンは、手術費用をつくるためにある決心をするが、その彼に思わぬ悲劇が訪れるのだった。韓国で二百万部のベストセラーを記録、フジテレビ系で放送される同名ドラマ原作小説。
◆【漢点字版】(2011年7月1日~12月31日)
900 文学
『黄泉から来た女』 内田 康夫(ウチダ、ヤスオ) 著 5巻
内容:鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。それが、すべての、終わりの始まり―天橋立で、「アマテラスの子」と呼ばれる神代静香。静香の母、徳子が捨てた故郷、鶴岡から、秘密を抱え静香を訪ねて来た、見ず知らずの女。そして、静香を鶴岡で待ちうける「呪う女」―。時を越えた「女」たちの因縁が、浅見光彦の名推理を妨げる!
「もうひとりの光彦」によって、光彦をはじめとする「浅見家」の名前の由来も明らかに。天橋立と出羽三山を繋ぐ因縁の糸。母と娘、過去と現在、愛と憎悪の光と影――。無常の真実が、浅見光彦と「アマテラスの娘」を「黄泉の国」へと誘う!
『絆回廊』 大沢 在昌(オオサワ、アリマサ) 著 6巻
内容:やくざも恐れる伝説的アウトローが「警察官を殺す」との情念を胸に長期刑を終え新宿に帰ってきた。強烈な存在感を放つその男を阻止すべく、新宿署刑事・鮫島は捜査を開始するが…。『ほぼ日刊イトイ新聞』連載を単行本化。
『昔は、よかった?』 酒井 順子(サカイ、ジュンコ) 著 3巻
内容:「男と女の仕分け方」「アムロちゃんと、聖子ちゃん」「金八先生からの卒業」など、中年生活も板についてきた著者が、日本と自分の過去を振り返りながら綴る全53篇を収録。『週刊現代』連載をまとめて書籍化。
『逃亡医』 仙川 環(センカワ、タマキ) 著 3巻
内容:一刻も早く肝臓移植手術を受けなくてはならない一人息子・雄樹の音信不通の医師でもある父の捜索を頼まれた元刑事・鹿川だったが……。
◆【2011年1月1日~6月30日 完成点字図書情報】
◆【2011年1月1日~6月30日 完成点字図書情報】
(NDC タイトル 著者名 巻数 備考 あらすじ)
委託=厚生労働省委託図書
100 哲学
『アダム・スミス』 堂目 卓生(ドウメ、タクオ) 著 4巻 委託
内容:アダム・スミスの「道徳感情論」を通して「国富論」を読み直し、社会の秩序と繁栄に関する思想体系として再構築する。第30回サントリー学芸賞<政治・経済部門>受賞。
300 社会科学
『総理の辞め方』 本田 雅俊(ホンダ、マサトシ) 著 4巻
内容:稀に見る長期政権を担いながら、権力の座に未練を残して辞任した吉田茂。名言を残し美しく退陣した鳩山一郎。大願を成就させ、颯爽と去った小泉純一郎…。気鋭の政治学者が「散り際」を中心に、戦後歴代首相の足跡を語る。
『公共サービス基本法 公文書等の管理に関する法律 他』 総務省 1巻 委託
『国籍法 子ども・若者育成支援推進法 臓器の移植に関する法律 肝炎対策基本法 他』
総務省 1巻 委託
『国家行政組織法 行政手続法』 総務省 1巻 委託
『内閣法 行政事件訴訟法』 総務省 1巻 委託
『労働基準法 労働関係調整法』 総務省 2巻 委託
『労働組合法』 総務省 1巻 委託
『子ども・子育て白書(概要版)平成22年版』 内閣府政策統括官 2巻 委託
『秘書検定クイックマスター2級』 実務研究協会 5巻 委託
『教職員のための障害学生修学支援ガイド』
日本学生支援機構学生生活部特別支援課 4巻 委託
『小・中・高等学校等に在籍する弱視等児童生徒に係る調査の結果について教科用拡大図書の標準的な規格の策定等』
文部科学省初等中等教育局 1巻 委託
『特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領 高等部学習指導要領』
文部科学省 6巻 委託
400 自然科学
『視覚障害者が語る生活習慣病対策(上)』 1巻 寄贈
『視覚障害者が語る生活習慣病対策(下)』 1巻 寄贈
『食育白書(概要版)平成22年度』 1巻 委託
500 技術.工学
『黄河断流』 福嶌義宏(フクシマ、ヨシヒロ) 著 3巻 委託
内容:ある年、中国第2の流量と流域面積を誇る黄河の水が消えた。歴史と自然、政策を検証し、中国を襲う環境問題に迫る。第62回毎日出版文化賞受賞。
700 芸術.美術
『ピアニストになりたい! ― 19世紀もうひとつの音楽史』
岡田 暁生(オカダ、アツオ) 著 4巻 委託
内容:ロマン主義時代の背後にあった、驚くべき精神性とは。ピアノ教育の起源とその過程での「芸術」の変質を描く。第59回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
『ジェローム・ロビンスが死んだ』 津野 海太郎(ツノ、カイタロウ) 著 5巻 委託
内容:『ウエスト・サイド物語』の振付家ジェローム・ロビンス。その栄光の生涯に潜む影を「赤狩り」等をキーワードに描く。第59回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
900 文学
『詩集 二度とない人生だから』 坂村 真民(サカムラ、シンミン) 著 1巻
内容:人生をどう生きるか、それを解決しようと詩の道を選び、ただ一筋に生きてきた著者。そんな生き方の中で生み出された自身の代表作を編んだ「念ずれば花ひらく」(98年刊)に続く第二詩集。
『中原中也 悲しみからはじまる』 佐々木 幹郎(ササキ、ミキロウ) 著 2巻 委託
内容:生涯で2冊の詩集しか残さなかった中原中也。彼の詩の多くが「悲しみ」に彩られている。詩人である著者が、彼の詩の魅力とその生成の秘密に鋭く迫る。
『トロムソコラージュ』 谷川 俊太郎(タニガワ、シュンタロウ) 著 1巻 委託
内容:オーロラが現れるノルウェーのトロムソで綴った表題作のほか、臨死体験をルポ風に描いた作品など全7編を収録した長編詩集。第1回鮎川信夫賞詩集部門受賞。
『施無畏(セムイ)』 柳 宣宏(ヤナギ、ノブヒロ) 著 1巻 委託
内容:当たり前が当たり前であることのやすらぎ、そして、時にかなしみを詠う歌集。第60回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)受賞。
『ちいさな幸福』 角田 光代(カクタ、ミツヨ) 著 2巻
内容:恋人と過ごした、どんな時間が1番心に残ってる? デートといってもひとそれぞれ。中学生だった頃の帰り道、地味なパートナーとの淡々としたひととき、年上の女性を追っていったギリシャ旅行…ていねいに紡ぎ出された12の恋模様。
『稲穂の海』 熊谷 達也(クマガイ、タツヤ) 著 4巻
内容:昭和40年代。高度経済成長とそれまでの暮らしの狭間で、生きる喜びと未来への希望を抱くたくましい地方の人間たちを描く短篇集。
『裁判員 ― もうひとつの評議』 小杉 健治(コスギ、ケンジ) 著 5巻
内容:死刑。この判決は、本当に正しかったのか?裁判員裁判の知られざる真実の姿と、死刑判決にかかわった裁判員たちの葛藤や苦悩を描き切る。リアルな司法ミステリー。
『誇り』 今野 敏(コンノ、ビン)・東 直己(アズマ、ナオミ)・堂場 瞬一(ドウバ、シュンイチ) 著 3巻
内容:当代きっての警察小説の書き手による、男が泣ける警察小説集。盗犯係のベテラン刑事が真犯人に迫る「常習犯」(今野敏)、退職した刑事がバスの運転手になる。そこで見た光景に事件の影が……「猫バスの先生」(東直己)、情報が外部に漏れて、証拠書類が消えた。部長として俺は何をするべきか……「去来」(堂場瞬一)。
『恋人よ(下)』 野沢 尚(ノザワ、ヒサシ) 著 4巻
内容:嵐の夜、粧子は愛永、航平、遼太郎の力を借りて無事、男の子を出産する。新しい生命の誕生を喜ぶ四人。だが運命は二組の夫婦を激しく翻弄する。生きる事の悲しみと苦悩、そして喜びを描く完結編。
『地のはてから(上)』 乃南(ノナミ) アサ 著 5巻
内容:物心ついたとき、少女はここで暮らしていた。アイヌ語で、「地のはて」を意味するというこの土地で。おがちゃの背中と、あんにゃの手に、必死にしがみつくようにして。北海道知床で生きた女性の生涯を、丹念に描き、深い感動を呼び起こす。構想十年―書き下ろし長編小説。
『地のはてから(下)』 乃南(ノナミ) アサ 著 5巻
内容:小樽での奉公を終え知床に帰った少女は、かつて家族を救ってくれたアイヌの青年に恋をする。だがそれは一度きりのかなわぬ恋だった-。北海道知床で生きた女性の生涯を丹念に描き、深い感動を呼び起こす書き下ろし長編小説。
『見知らぬ遊戯 ― 鑑定医シャルル』 藤本 ひとみ 著 3巻
内容:分裂気質で人嫌いの若き鑑定医シャルル。ノルマンディとパリで起きた酷似する強姦殺人事件の犯人を、女性憲兵隊員と追う―。犯罪心理の迷宮に迫るサイコ・サスペンス。
『坂ものがたり』 藤原 緋沙子(フジワラ、ヒサコ) 著 4巻
内容:江戸を見守る四つの坂。季節とともに移ろう景色と人々の想いが艶やかに紡がれて……“書下ろし時代小説の女王”が満を持して贈る大人のための江戸案内。
『雪燈 浄瑠璃長屋春秋記』 藤原 緋沙子(フジワラ、ヒサコ) 著 4巻
内容:愛する妻は、この江戸に戻っているのか。幕府から追われる父を看取り、その後も運命に翻弄されながら生きてきた志野は、実母を探しに深川へ向かったという。ついに妻と巡りあえるかと心騒ぐ新八郎。だが、心を寄せる隣人の八重が、何者かに拐かされて…。新八郎の剣は、愛する者たちを救えるか。圧倒的人気の人情時代絵巻、ついに完結。
『めおと』 諸田 玲子(モロタ、レイコ) 著 3巻
内容:小藩の江戸詰め藩士、倉田家に突然現れた女。若き当主・勇之助の腹違いの妹だというが、妻の幸江は疑念を抱く。女と夫の間には何か秘密がある…。男女・夫婦を描く計6編を収録。
『東天の獅子 ― 第4巻 天の巻 加納流柔術』 夢枕 獏(ユメマクラ、バク) 著 6巻
内容:講道館の門下生を襲う「梟」と名乗る唐手の使い手。そして、警視庁武術試合にも、唐手の使い手たちが乗り込んできた!実在したスター武術家たちの青春群像活劇、完結巻。
『王国 その1 ― アンドロメダ・ハイツ』 よしもと ばなな 著 2巻
内容:最高のものを探し続けなさい。そして謙虚でいなさい。憎しみはあなたの細胞まで傷つけてしまうから-。大きなものに包まれ、守られている女の子の物語。
『優しさと哀しさと』 渡辺 淳一(ワタナベ、ジュンイチ) 著 3巻
内容:「肺癌」。その事実を患者に告げるべきか、否か。生と死の狭間に立つ人間の偽りのない姿と、診断の宣告を強いられて苦しむ医師たちに生命の尊さを見つめたオリジナル文庫版。
『これからはあるくのだ』 角田 光代(カクタ、ミツヨ) 著 2巻
内容:自分が住んでいる町で道に迷い、路上で詐欺にひっかかり、飛行機が嫌いなのに海外旅行に出かけてしまうカクタさん。騙されても理不尽な目に遭っても自らの身に起こった事件を屈託なく綴るエッセイ集。そのボケッぷりとユニークな発想は、少女時代から大炸烈!大人になってよかった、と思える一冊です。
『未知子』 諸井 薫(モロイ、カオル) 著 4巻
内容:川沿いの町・向島を舞台に描く男と女の機微。『男の感情教育』『男の止り木』で、働き盛りの男たちの胸の内を描いてきた著者の、初の長編恋愛小説。
◆【漢点字版】(2011年1月1日~6月30日)
300 社会科学
『老いの才覚』 曽野 綾子(ソノ、アヤコ) 著 2巻
内容:超高齢化社会を迎えているが、年の取り方を知らないわがままな老人が増えている。自立した老人になり、人生を面白く生きるための老いる力=老いの才覚について考える。
900 文学
『きことわ』 朝吹 真理子(アサブキ、マリコ) 著 2巻
内容:葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と永遠子。ある夏、突然断ち切られたふたりの親密な時間が、25年後、別荘の解体を前にして、ふたたび流れはじめる…。『新潮』掲載を書籍化。
『死にゆく妻との旅路』 清水 久典(シミズ、ヒサノリ) 著 2巻
内容:長引く不況、膨れ上がる借金。万策尽き果てた時、私は妻のガンを知った…。「これからは名前で呼んで」呟く妻、なけなしの五十万円、古ぼけたワゴン。二人きりの最後の旅が始まった―。
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