会報「ゆきしろ」83号

(令和3年6月発行)


 この「ゆきしろ83号」は令和2年10月1日~令和3年3月31日までの分を掲載しています。




     第83号
(発行者)
 社会福祉法人 富山県視覚障害者協会
 〒930-0077
  富山市磯部町3丁目8番8号
 電話 (076)425-6761
  Fax (076)425-9087
 Eメール:bcb05647@nifty.com
 Homepage:https://toyama-ssk.com/
(発行責任者)
 会長  塘添 誠次


 上の題字は 鶴木大壽 氏によるものです。

【ゆきしろ(雪代)の意味】

 雪国にあって、大地が春の雪原と接する部分で静かに融けはじめ、しずくとなり、やがてかすかな流れをつくり、それが集まって春のはじめの雪どけ水となって音をたてて大河に注ぐ様を、古くから俳句における春の季語として「雪代(ユキシロ)」とよばれています。
 当協会が、このしずくが集まって大河をつくるように大きく発展していくよう、願いを込めて命名いたしました。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


【ゆきしろ83号 目次】


《巻頭言》
◆視覚障害者と三療

会長 塘添 誠次

《大会参加報告》
◆令和2年度日本視覚障害者団体連合北信越ブロック大会

会 長   塘添 誠次
   ★1 竹下会長の講演(安田)
副会長   安田 庄内
   ★2 代表者会議(佐生)
総務部部長 佐生 秀一
   ★3 女性部研修会・協議会(延野)
女性部部長 延野 悦子
   ★4 青年部協議会(濱野)
青年部部長 濱野 昌幸

《事業報告》
◆三療研修会「鍼灸マッサージ師が行える身近な統合療法」

施設部部長 梅本 直明

◆三療研修会「生活筋力のトレーニング~インナーマッスルに注目して~」

三療部 濱野 昌幸

◆三療部会だより

三療部会長 堀 惠一

◆令和2年度更生相談会

厚生部部長 濱野 昌幸

◆理事会・合同会議

総務部部長 佐生 秀一

◆利便性委員会お知らせ 第10回~第13回

利便性委員会委員長 濱野 昌幸
所長 高島 豊

《みんなの広場》
◆ブラインドスキー講習会に参加して

高岡支部 安田 庄内

◆視覚障害者マラソンクラブについて

高岡支部 川口 勇人

◆囲碁をオンラインで楽しむ

囲碁教室代表 安田 庄内

《事務局から》
◆消息

◆受賞

◆時事暦

◆令和3年度の主な行事予定

《編集後記》

文化部部長 柳田 信子


   ▼目次ここまで



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




《巻頭言》
◆視覚障害者と三療

会長 塘添 誠次(とうぞえ せいじ)

 近年のICTの発展は視覚障害者の職域を拡大させ、重度視覚障害者が事務的職種で働くことを容易にし、中途視覚障害となっても、それらの技術を駆使することができれば継続雇用が可能となってきました。また、改正障害者雇用促進法により、合理的配慮が義務化されたことも追い風となり、様々な分野で視覚障害者も働けるようになってきました。

 しかしながらまだまだ視覚障害者の多くは、三療(あんま・マッサージ・指圧、鍼、灸)の仕事に従事しています。今回は、三療について触れてみたいと思います。

 現在、三療に携わっている視覚障害者が新型コロナウイルスの流行により、大きな影響を受けています。施術所を営んでいる所では、患者さんが激減し、収入が大幅に減少しています。

 デイサービスの施設などに勤めている会員の中には、配置転換を強いられたり、休職になったりしています。一日も早くコロナ問題が解決し通常の状態に戻ることを願っています。

 ところで、三療は依然として視覚障害者の職業的(経済的)自立の重要な一分野であると言えます。1960年代までは、あはき業者の60パーセントが視覚障害者でありましたが、現在、この割合は20パーセント程度にまで低下しています。これは、晴眼者の増加によるもので、やむを得ないところです。

 とはいうものの、近年、若い視覚障害者が三療に従事しようとしていません。富山県視覚総合支援学校の理療科の学生が減少しているのです。高校を卒業しても理療科に進学しようとしていません。そして、中途失明者の入学も減少しているのです。

 これは、三療に魅力がなくなったのでしょうか。そうではなく、私は先輩たちや周囲の人が三療の魅力を伝えきれていないのではないかと思います。

 「当分の間、新たなあんま・マッサージ・指圧師の養成校は増やさない。定員も増やさない」としたあはき法19条は憲法違反ではないかと東京・大阪・仙台地裁で争われていた訴訟で国が勝訴しました。

 日視連はこの訴訟に対し、国が負けるようなことがあれば晴眼者の養成校が急増し、視覚障害者の職域が著しく失われることになることを危惧し、国が勝訴するように運動を展開してきました。その運動の成果もあり、国が勝訴しました。

 私たちは、次の世代の視覚障害者の三療という職域を守ろうとしているのに、何故最近の視覚障害者は三療に従事しようとしないのでしょうか。やりがいのある職業だと思うのですが…。

 県協会では三療研修会を開催しています。また、三療部会があり、知識や技術の向上を目指し、研修を行っていますが参加者が少ないのです。国家試験に合格し、免許を取得した新人の参加が殆どみられません。毎回テーマを決め、しっかりとした研修会を行っているのに、何故参加者が少ないのでしょうか。

 この人たちは、どのように知識や技術、特に技術はどのように向上させているのでしょうか。免許取得後勉強している様子が伺えないのです。私は向学心に欠けているのではないかと思います。言いすぎでしょうか。

 私は、免許を取得したからといって一人前になったのではないと考えています。免許を取得したというのは、三療をする資格を得ただけのことなのです。家に例えれば玄関に入ったことになります。研鑽を積んで座敷に上がっていかなければなりません。医療に携わる者は勉強をし続けなければならないのです。

 卒後教育、研修の機会をどのように得ていくのか。これは、個人個人が貪欲に取り組まなければならないのではないでしょうか。知識は書物を読むことである程度習得できますが、技術はやはり先輩に学ばなければならないのではないでしょうか。

 また、視覚障害者のあはき業者の年収は、それ以外のあはき業者の年収に比べ半分ぐらいというデータがあります。年収が少ないから三療に進む人が少ないのでしょうか。それは考えられるかも知れませんが、ある程度の安定した収入は得られるのではないでしょうか。現にあはき業で高収入を得ている視覚障害あはき師も存在しているようです。その手法を学ぶことも重要なのではないでしょうか。

 日視連は国に対して、合理的配慮として代筆・代読支援、往療補助者の制度化など様々な要望活動を行っており、その中でも特に、職業環境を整えることによって収入を増やし、三療を志す視覚障害者を増やす努力をしています。

 一方、無免許者の横行もあはき営業の妨げの要因になっているでしょう。しかし、無資格業者を押しとどめることは、現実問題として極めて困難であります。今後も、あはき業の分野では、視覚障害者以外のあはき業者との競争がいっそう激化することは予想されます。

 県の協会も日視連の運動に合わせ、色々な問題の解決に取り組んでいますが、会員の皆様からも有効な対策を具体的に提案していただければ幸いです。お待ちしています。



《大会参加報告》
◆令和2年度日本視覚障害者団体連合北信越ブロック大会

会 長   塘添 誠次
副会長   安田 庄内
総務部部長 佐生 秀一
女性部部長 延野 悦子
青年部部長 濱野 昌幸

 令和2年12月12日(土)・13日(日)、今回は新型コロナウイルスの感染予防対策のためリモートでの開催となりました。

 開会式では、最初に日視連理事・北信越ブロック長で、長年に亘り福井県視覚障害者福祉協会の会長を務められ、本年2月に逝去された小山尊(こやまたかし)氏に対し、日視連村谷昌弘(むらたにまさひろ)福祉賞が竹下会長から奥様に手渡されました。これは、今年度宮城県で開催予定の日視連全国視覚障害者福祉大会で表彰されることになっていましたが、大会が中止となったため、この大会においての授与となりました。

 その後、米島(よねしま)ブロック長、竹下会長のご挨拶をいただき、1日目は竹下会長の講演、代表者会議、女性部協議会、2日目は青年部協議会が行われました。

 以下は、その内容です。



★1 竹下会長の講演(安田)  演題「国の動きと日視連の取り組み」

 「新型コロナウイルス感染拡大により、世の中が一変しました。」との挨拶で竹下会長の講演は、北信越ブロック会議としては最初のオンラインで始まりました。

 「パンデミックという、世界的に病原菌が広がると、ある種の革命が起こるそうで、ペストが広がった時、ヨーロッパで政治革命が起こった。スペイン風邪の時は第一次世界大戦で世界が大きく変わった。今の新型コロナ禍では、ズームなどによるオンライン会議が盛んになり、この会議もオンラインになった。災い転じて福となす、の気持ちとしたい。」の言葉で締められました。

 続いて、これまでも、これからも柱になる、「情報保障」「外出保障」「仕事」「権利保障をどうするか」という4本の柱で組み立てた内容を話されました。要約したものを以下に記します。

1.情報保障

 デジタル化が進んでも、福祉が良くなっても、視覚障害者は情報から阻害されやすい。生活するために必要な情報をどのように保障してもらうか。永久の課題である。

2.外出保障

 モータリゼーションの発達した今、視覚障害者は外に出ると命の危険にさらされている。これを安全で便利なものにしていく。

3.仕事

 江戸時代、「あはき」は視覚障害者の自立を支え、生きていくための「糧(かて)」を与えられていた。これは世界に類を見ない歴史であり、盲人が自立できていた国は他になかった。福祉も大事であるが、自立を目指す事も大事である。

4.権利保障をどうするか

 差別を含めて常に基本的権利(自分の利益、人権)を守っていただけるかどうか。これはその国の文化レベルを表す。

 以下、各柱についての内容です。


 ☆1.情報保障

① 読書バリアフリー法

 正式には「視覚障害者等の読書環境の整備を推進する法律」である。視覚障害者等とは、手が不自由でページをめくれない方や、文字は見えているが理解できない方もいる。

 この法律は以下のような事が書かれている。

・視覚障害者のために、電子情報を誰でも利用できるようにするにはどうするか。

・視覚障害者も使える端末を開発してほしい。iPhoneなどの端末は最初から音声で使えるようになっている。

・端末を使うために訓練や講習会が必要になる。その機会を作るよう求めている。

・全国の図書館をネットワークでつなぐ。地元の図書館から全国の図書館につなげるよう求めている。

・読書環境、出版物の利用についてのバリアフリー化を進めるために、国は5年間の方針を立てなさい、という事になっており、令和3年度の予算に反映されている。

・国は基本方針を作る事が義務。都道府県は努力義務になっている。各県によって読書環境が違うので、我々の声が都道府県の基本方針に活かされるかどうかが大事である。

② 障害者情報コミュニケーション保障法について(未成立)

例えば選挙公報、自治体の刊行物、または民間の情報などをどのように伝えるか。この先駆けとしてできたのは、視覚の読書バリアフリー法、聴覚の電話リレー法である。財源は予算でなく、皆さんが払っている電話の回線利用料の一部が当てられている(年間60億円)。この流れは今後続いていく。移動保障のホームドアなどが考えられている。

③ テレビ等の副音声について

 ほんの少し改善された。例えば、緊急放送の音は出るが字幕は読み上げない。これは、技術の問題か、経費の問題か、我々の声が弱いのか。

④ 菅総理大臣がデジタル庁を作ろうとしている。

 デジタル化が進むと行政の手続きが窓口からオンラインに変わっていく。あらゆるものが電子化される。我々の存在を忘れないで欲しい。

 デジタル化にあたってのユニバーサルデザイン化、我々のアクセシビリティー化を基本方針に入れてもらう事が大切。また、その対策を行う障害者対策室のようなものを設置してもらう事が大切。

 ☆2.外出保障

① 同行援護事業について

 障害者自立支援法に法律として位置付けされた。平成22年に個別給付、自立支援給付として障害者一人一人にサービス提供されるようになった。ほぼ10年経過したが、まだ地域格差がある。公共交通が少ない県でのガイドヘルパーの車の利用が必要である。

 ガイドヘルパーの資質向上について二つの問題がある。電車、バスの利用がカリキュラムに入っていなかった。現在20時間研修を30、32時間に増やす提案をしてきたが、28時間程度に決まりそうである。研修のテキスト作成に着手したのが今の現状。

 ガイドヘルパーを盲ろう者に広げる動きがある。これまで盲ろう者は通訳介助制度があり、盲ろう者のヘルパーは同行援護より長い時間の研修をしてきている。そのためか、同行援護の研修時間の延長に反対である。

 視覚と聴覚では同行時の誘導方法が違うので、基本の研修をしっかりとする。同行援護の研修時間が延長になったのは盲ろう者のためでなく、純粋に必要になったからである。

② 鉄道駅における安全対策について

 最近も視覚障害者が駅ホームから転落死亡した。ホームドアがあったが作動していなかった。国交省もホームドアの設置を急いでいる。無人駅にもITを利用した安全な設備を試験的にスタートした。

③ 道路における安全対策について

 信号機の色をどう認識するか。横断歩道について、エスコートゾーンを全国に普及していく。駅構内を音声などで案内するシステムには反対しないが問題がある。一般人に歩きスマホは反対しているのに視覚障害者に利用を進めるのは矛盾している。

 ☆3.仕事、職業問題

・これまで仕事に福祉を使う事はできないとの事から、通勤のための同行援護は絶対だめと言っていたが、昨年3月にようやく検討すると言った。その夏に「れいわ新選組」の議員二人が当選し、障害のある議員誕生により、福祉と雇用の連携を急速に検討を始めた。

・通勤における移動支援について、この10月に全国で14の自治体が試験的にスタートした。しかしまだ普及していない。

・大きな問題になるのは通勤と職場介助である。職場介助はヒューマンアシスタントとしてこれまでもあり、公務員は利用できない、15年以上の職場介助はできないなどの問題はある。16年目からは事業所負担で職場介助をつける事になる。あはき師が大いに関係してくる。保険が受領委任制度になったのを機に往診にも利用できる形になった。

・一般就労について、雇用の水増し問題があった。これをきっかけに、障害のある公務員が4千人ほど増えた。視覚は80人増えた。

・日視連が全国で受けた相談は少ない年で1200件、多い年で2000件を超えている。圧倒的に多いのが同行援護問題である。相談には眼科の先生や障害者の就労を進める会などと連携して対応している。

 ☆4.権利保障をどうするか

 差別の問題が一番大きい。障害者差別解消法は施行後3年で見直しをする事になっている。平成28年に施行、改正のための報告書で4つの定義がされた。

① 差別の定義をもっと明確にする。直接差別、間接差別、関連差別、複合差別。

② 合理的配慮の提供が民間業者は努力になっているが、これを法的義務にする。

③ 相談体制、または差別があった時救済手続をもっと分かりやすく確実なものにする。全国共通の手引書を作成する事になった。

④ 障害者差別解消推進地域協議会の取組をもっと活発にする。


 この後、各県から事前に提出されていた質問に対し、丁寧に回答をされ、竹下会長の講演は終了しました。



★2 代表者会議(佐生)

 午後2時30分から「リモート」により、各県からの代表者・オブザーバーを含めた22名の参加により始められ、私は自宅から自分のパソコンに向かい会議に臨みました。

 米島(よねしま)ブロック長より開会の挨拶、引き続き日視連理事会報告が石川県視覚障害者協会米島芳文(よねしまよしふみ)理事長より報告、その後あはき協議会状況報告が富山県視覚障害者協会塘添誠次会長からなされ、質疑応答がありました。

 その後に行われた各県提出議題の審議では、新潟県と石川県の議題を令和3年5月に岡山県で開催予定の全国日視連大会へ提出することが決まりました。

・新潟県

 駅ホームでの視覚障害者の転落死亡事故が後を絶たない状況である。事故防止のため、全国すべての駅において視覚障害者への積極的な声かけやサポートを求めるほか、ホームドアの設置などホームの安全確保についての環境整備を要望する。

・石川県

 道の駅や鉄道駅などのトイレについて、洋式便器横に視覚障害者用音声情報案内装置を備えた視覚障害者対応トイレとして整備するよう、国に要望する。

・富山県

 交通の不便な地域において、同行援護従事者が運転する車の利用を認め、その移動時間や待機時間を報酬算定の対象に加えるよう制度の改善を要望する。

 同行援護の問題については、以前から掲げ今後も継続的な案件であることから富山県独自で提出することが決められ、その上でこの議題は各県からも独自で出せるときは出していきましょうとの結論に達しました。

・福井県

 視覚障害者が新型コロナウイルスに感染、医療機関等に入院、または隔離用ホテルに滞在した場合、単独で移動できないので、自宅でのPCR検査の実施、円滑な医療機関への移送など、視覚障害者に特化した支援を要望する。

  この議題については2021年岡山大会ごろでは遅く、今すぐに対応しなければならない問題であることから日視連会長より、早急に厚労省に再度確認したいとの発言がありました。

 続いて令和2年度日視連北信越ブロック大会日視連顕彰(けんしょう)被表彰(ひひょうしょう)候補者推薦について、日視連顕彰光の泉賞の候補者として、社会福祉法人富山県視覚障害者協会から柳田久雄(やなぎだひさお)さんを推薦することになりました。

 最後に北信越ブロック間の来年度行事予定がそれぞれの開催県より報告されました。

  ・北信越グランドソフトボール大会

   5月29日(土)~30日(日) 富山県

  ・北信越ブロック会長連絡会議 8月下旬の平日 石川県

  ・北信越サウンドテーブルテニス大会

   10月30日(土)~31日(日) 新潟県

  ・北信越ブロック大会

   11月20日(土)~21日(日) 福井県

 以上の報告で午後5時に代表者会議を終了しました。



★3 女性部研修会・協議会(延野)

 午後2時30分より福井県主会場にてリモート会議。

 ・議題1 全国協議会役員選任について

 令和3年度役員改選にて北信越ブロックより会長に阿部央美(あべてるみ)さん、副会長に新潟県の水野千津子(みずのちづこ)さんを推薦します。北信越ブロックの全国委員は福井県と石川県です。

 ・議題2 提出議題について

 3月の全国委員会の提出議題は、「医療機関での検査や手術および入院時での承諾書や契約書の署名を本人の承諾の元その場にいる人に代筆をしてほしい。」

 令和3年9月の全国日本視覚障害女性研修大会の提出議題は、「公共の交通機関がないところでは同行援護者の車に同乗させてほしい。その際の料金なども制度化してほしい。」

 ・議題3 現状報告

 各県の女性部の活動は新型コロナ感染症予防のため富山県以外は活動や会議をしていない。

 富山県は料理教室は休み。華道、茶道、体操教室を実施。

 女性部の活動費用はどうしているのか。

 会員から会費として年1500円から3000円集めている。本部会に納める費用は協会本部からもらっている。

 富山県は女性部教室に参加した会員からいただいた中から本部協会費や協力金を出しています。


 令和3年度の全国視覚障害女性研修大会は九州ブロックの鹿児島県で行われる予定です。日程や観光などは3月までに決める。



★4 青年部協議会(濱野)

 12月13日、オンラインにて青年部協議会が開かれました。北信越ブロックすべての県から参加者はあったものの、青年部員の複数参加はなく、新潟県・長野県は事務局のみの参加で、毎年のこととはいえ少々さびしい状況となりました。

 会議では濱野が司会を務め、来年度の提出議題があれば各県から独自に提出することと、来年度の全国委員を石川県の小坂さんが務めることを決めてから、各県の現状報告を行いました。

 コロナの影響もあり、各県ともに特に大きな動きもなく、これもまたさびしい内容でこの会議を終えるのかと思いましたが、米島北信越ブロック長より「青年部員がオンラインで話し合ってはどうか」とご提案をいただき、濱野が企画・準備することを決めました。

 後日談にはなりますが、2月21日、この「青年部オンライン座談会」を開催しました。初めてのZoomホスト、各県に呼びかけての無反応など、問題は多々ありましたが、結果としてはこちらの「座談会」の方が盛り上がりました。青年部のない長野県から青木理事長に参加していただいたり、全国の青年協議会から片平考美(かたひらちかみ)会長に参加してもらったり、インパクトあり、立場の違いありで司会をしていて発言者を回すのに苦労するほど話題が絶えませんでした。

 これらの結果から来年度はコロナウイルスに気を付けつついくつかの企画を進めるつもりです。また、それらの企画を実行する際には可能な限り、北信越ブロックあるいは全国にオンラインでの参加者を募集して富山だけの仲良しクラブで終わらないように、富山から何かを発信できるように工夫してみたいと思っています。

 今回はリモートでの開催になりましたが、慣れていないこともあるのか、何となく発言しにくい印象があります。移動しなくても良いという利点はありますが、やはり直接会っての会議の方が話しやすく、お互いの気持ちが伝わりやすいように感じました。

 来年は11月20日(土)・21日(日)に福井県で開催されることが確認されました。研修会も計画されると思いますので、多数の参加をお願いします。



《事業報告》
◆三療研修会「鍼灸マッサージ師が行える身近な統合療法」

施設部部長 梅本 直明(うめもと なおあき)

 令和2年11月8日(日)富山県視覚障害者福祉センター研修室において、富山県視覚障害者協会と三療部会合同による令和2年度三療研修会が開催された。今回は富山県視覚総合支援学校から理療科教職員2名の先生方と理療科を学ぶ生徒さん3名も受講し、会員17名の総勢22名に加え、視覚総合支援学校の長井久恵校長先生も熱心に受講する学校関係者を見守っておられた。

 「鍼灸マッサージ師が行える身近な統合療法」と題して、兵庫県川西市からみやけ鍼灸接骨院院長でいらっしゃいます三宅健一郎先生を講師にお招きし、実技指導を中心に一日を通して行われた。

 5台の診療用ベッドが用意され、その周りを囲むように4~5名のグループを組み、交互に施術することが可能な形をとった。

 膝関節痛に対する実技実習から開始された。参加者の中に膝の痛みを訴える人があって、早速講師の先生による診断、施術が行われた。

 被施術者にはベッド上で背臥位(はいがい)になってもらい膝の動きの確認。屈曲(くっきょく)が不十分であったり、完全に伸展(しんてん)することが出来ずベッドと膝窩(しつか)との間に手が入るほど空いていたりの状況である。

 先ずパイオネックス0番(ぜろばん)鍼(しん)0.9mmを足臨泣(あしりんきゅう)(兪穴(ゆけつ))と内庭(ないてい)(栄穴(えいけつ))に刺鍼(ししん)するだけで即座に痛みが軽減。

 次いでベッドと膝関節の間に半分ほど膨らませたビーチボールを挿入して、術者は片方の手を膝関節に近い大腿部(だいたいぶ)に置き、もう一方の掌を膝関節直下の下腿部(かたいぶ)に乗せ、そのクッション効果を利用して手技を加える。すると僅か数分間の施術によって伸展が不完全だった膝関節が真っ直ぐに伸ばせるようになり、更に股関節に手技を加えることによって外反気味の膝関節もほぼ正常に改善された。

 次に、予定にはなかったのであるが、受講者の突然の強い要望が聞き入れられて肩関節を含む肩甲部に対するアプローチが行われた。

 肩甲部の痛みに対して、被施術者に椅子座位をとってもらい、頚部の診断から入る、前(ぜん)・後屈(こうくつ)、側屈(そっくつ)、左右それぞれの回旋状況を診る。スパーリングテスト等を行うこともあるが、こうした場合、側屈や回旋に左右差がみられ、筋緊張(きんきんちょう)が現れることが多い。また、両手を挙上(きょじょう)してもらうと一方の手が耳につかないといった左右差がみられる。こうした症状に対して、先ずパイオネックス0番鍼0.9mmを魚際(ぎょさい)(栄穴)と液門(えきもん)(栄穴)に刺鍼することで痛みが軽減。

 次いで体幹と上腕部の間に手を入れて肩関節を緩めるように手技を加える。これでほぼ手の挙上における左右差が改善されるのであるが、不十分な場合は被施術者に側臥位(そくがい)をとってもらい、背部と肩甲骨の緊張をほぐすモビリゼーションを施すことにより改善する。


 以上、実技実習内容の一部を紹介して参りましたが、未熟な文章、説明で不明瞭な点が多くあったことをお詫びします。これからの日頃の臨床に役立てていただければ幸いに存じます。

 今回私たちのために、わざわざ兵庫県川西市から遠路おこしいただき、親切丁寧に、そして誠にわかりやすくご指導・ご教授くださいました三宅先生には感謝の言葉もございません。本当にありがとうございました。

 また、いつもながら、資料の点訳、作成から会場準備に至るまでお世話くださいました視覚障害者福祉センター職員の皆様にも厚く御礼申し上げます。



◆三療研修会
 「生活筋力のトレーニング~インナーマッスルに注目して~」

三療部 濱野 昌幸(はまの まさゆき)

 この文書は3月14日の三療部会でお話しした内容をまとめたものです。

 インナーマッスルトレーニングは多くのトップアスリートが取り入れている体幹(胴体)を鍛えるためのものです。ですが、関節や筋肉への負担を減らして体力の維持・向上が期待できることから日常生活を普通に送っている我々や高齢者にもお勧めできるトレーニング方法です。

 以下に日視連スポーツ協議会で制作した解説とトレーニング方法の動画のURLも載せておきますので、ご覧いただければ幸いです。

*日視連スポーツ協議会制作・トレーニング方法と解説動画URL

 https://drive.google.com/file/d/1NimHb5PcbyDAOlQCQFuMqOFP1P2yna1x/view?usp=drivesdk


 座学編

1.インナーマッスルとアウターマッスル

 ① インナーマッスル

・柔軟性が高く、可動域が広い。

・鍛えても肥大化しづらいがパフォーマンスは向上するため、年齢を問わず鍛えることができる。

・関節を固定したり、小さな動きをさせることで、身体の些細な動きをコントロールする。アウターマッスルがより効率的に作用できるように環境を整える。

 ② アウターマッスル

・身体の浅層(せんそう)にあって、大きな形状のものが多い。

・大きな力を発揮することを任務として、一般的にいう「動作」を行う際のパワーを担当する。

2.インナーマッスルトレーニングの効果

 ① 関節の些細な動きの調節

 ② 姿勢の制御と安定

 ③ バランス能力の向上

 ④ 耐久性の向上

 ⑤ 基礎代謝の向上

 ☆ 一般的なトレーニング(マシンなど)ではインナーマッスル強化は困難

3.インナーマッスルのトレーニング方法

 現在、様々な方法が発表されており、唯一のものは存在しないため、ここでは原則を紹介する。インナーマッスルのみを選択的に強化することはできず、体幹や骨盤周囲に注目して強化する。

 ① ゆっくりとした動作で姿勢を静止して保持する。

 ② 軽い負荷で繰り返して行う。

 ③ 呼吸もゆっくり行う。

体操編

1.準備体操

 ① ドローイン

 仰臥位(ぎょうがい)で両膝を立て、両手を腹部の上に置く。深呼吸を2~3回行って、腹部が収縮した状態で静止、浅い呼吸を繰り返しつつ30秒維持する。横隔膜のトレーニング。

2.初級

 ① プランク

 腹臥位(ふくがい)から上肢を立てて、腰を浮かせる。腕立て伏せの開始位置をとる。この姿勢で静止し30秒維持する。足を少し開くと安定性が増してやりやすくなる。腰背部(ようはいぶ)・骨盤周囲のトレーニング。

 ② バックブリッジ

 仰臥位で両膝を立て、臀部を持ち上げた姿勢で静止、30秒維持する。足を少し開くと安定性が増してやりやすくなる。腹部下方・骨盤周囲のトレーニング。

3.中級

 ① ハンドニー

 両手のひらと両膝をついた四つ這いの姿勢をとる。そこから左手を挙上し、15秒静止する。次に右手、左足、右足と続ける。挙上した四肢がしっかりと伸展(しんてん)するように注意する。負荷量を増やすためには左手と右足、右手と左足を同時に挙上する方法もある。肩甲帯・骨盤帯のトレーニング。

 ② シットアップ

 仰臥位で両膝を立てた姿勢から両下肢を挙上し、15秒静止する。この時の股関節と膝関節は90度屈曲位(くっきょくい)とする。腹部の筋(きん)のトレーニング。

4.上級

 ① ハンドヒールバック

 仰臥位で両膝を立て、上半身を起こして両上肢も立てる。この姿勢から臀部を床から数センチ程度挙上して15秒静止する。初級バックブリッジのパワーアップ型で腹部下方・骨盤周囲の負荷量増加と肩甲帯のトレーニング。

 ② 体前屈

椅座位(いざい)で両手の指を組んで前に突き出す。さらに上半身を前方に倒した姿勢で、15秒維持する。両上肢と顔が下を向かないように注意する。体幹全体を使うトレーニング。

 ③ スクワット

 立位で両上肢を90度挙上した姿勢から両膝を屈曲して15秒静止する。膝の角度は軽度でも構わないし、大きく曲げて負荷量を大きくしても良いが、90度以上は屈曲しない。骨盤周囲のトレーニング。



◆三療部会だより

三療部会長 堀 惠一(ほり けいいち)

 令和3年3月14日(日)富山県視覚障害者福祉センターにて三療部会を久しぶりに開催しました。

 午前は盲人ホームにて4名の参加で、家族1名に施術奉仕を行い、他の人はお互いに施術の技術交換を行い、それぞれの施術方法を学びました。

 午後は和室に移動して、7名の参加で研修会を行いました。

 講師に濱野昌幸氏(理学療法士)をお迎えして「生活筋力のトレーニング~インナーマッスルに注目して~」と題して、前半はインナーマッスルとアウターマッスルについて講義・説明をしていただき、後半は皆さん畳の上に横になったり、座ったりして講師の合図に合わせてトレーニングを実際に体験しました。

 はじめは初歩から中等度、高度なものまで一応8つほど教わりました。平素使っていない筋肉を使ったりで結構こたえている人もあります。また姿勢などについてアドバイス、指導もありました。

 コロナ禍であまり体を動かしていないので、いい運動になりました。自分たちはもちろん、これをそれぞれ患者さんや施設の利用者さんにできることをやっていただければいい運動にもなり、体幹を鍛えることにもなり、免疫力向上にもなると思いますね。

 詳しいことは本号の濱野昌幸氏の記事(『三療研修会「生活筋力のトレーニング~インナーマッスルに注目して~」』25ページ)を読んで実際に体験していただければと思います。



◆令和2年度更生相談会

厚生部部長 濱野 昌幸

 12月6日、ライトセンターで更生相談会が行われました。今年は「大関朝乃山関・努力でひらく横綱への道」と題して、朝乃山富山後援会の青木仁(あおきじん)理事長からお話をうかがいました。

 地元の大関の出世譚が聞けることもあって、コロナ禍にもかかわらず、45名の参加がありました。

 青木先生のお話はとても軽妙で、地元のスターがいかに努力を積み重ねて今の地位を勝ち取ったのか。未だ夢半ばであり、横綱への昇進に向けて更なる努力を積み重ねるつもりであることなどを熱く語っていただきました。

 会の締めくくりには参加者全員が大きな声で朝乃山関へのエールを送りました。その様子は録画され、青木先生から朝乃山関に届けていただくことになりました。

 朝乃山関にエールを送りつつも、コロナ禍で落ち込み気味の我々自身を鼓舞させるような、そんな楽しい時間を過ごさせていただきました。

 地元のスター、朝乃山関が更に飛躍され、地元のスーパースターに昇格されることを心よりお祈り申し上げます。



◆理事会・合同会議

総務部部長 佐生 秀一(さそう ひでかず)

1.令和2年度第2回理事会

 12月10日(木)14時よりライトセンター研修室において、理事12名・監事1名の出席により開催されました。

 会長の挨拶の中で、今年度協会関係で受章された、安田庄内協会副会長(黄綬褒章)、山本なつみ協会外部理事(瑞宝小綬章)に対してお祝いが述べられ、出席者の拍手で祝福されました。

 続いて議案の審議に入り第1号議案、令和2年中間の事業報告について、会長から、2年6月から12月までの間に開催された協会行事について概略が説明され、この中で、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い多くの協会行事が中止される中にあって、北信越5県の中では、一番行事がなされている方であることが報告されました。

 その後、各担当の業務執行理事の方からより具体的な行事報告がなされて了承されました。

 

2.令和2年度第3回理事会

 令和3年3月18日(木)14時よりライトセンター研修室において、理事12名・監事1名の出席で開かれました。

 第1号議案・令和3年度事業計画「基本方針、事業概要、災害時対応、事業内容」(案)について審議され、理事全員の承認をいただきました。

 第2号議案・令和3年度予算「本部会計、施設会計、特別会計」(案)について審議がなされ、同じく承認されました。

3.合同会議

 3月28日(日)午前10時30分よりライトセンター研修室において、理事・評議員・支部長・青年部・女性部・スポーツ・三療等の代表、相談役の皆さん計30名の方にお集まりいただき、2年ぶりに合同会議が開催されました。

 始めに塘添会長は挨拶の中で、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により協会行事、各教室が中止又は人数を限定しての開催、各種会議がリモートになるなどしましたが令和3年度は、ワクチン接種も始まることから感染対策の徹底を行ったうえで、協会行事を行ってゆきたいと述べられました。

 また、ワクチン接種にあたり本協会では、視覚障害者への新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望書を令和3年2月19日、県へ提出したことを報告しました。

 内容は、「新型コロナウイルスワクチンの接種等について、不安の解消に向け、視覚障害者がある程度まとまって接種するなど、混乱しないような体制の構築を県から市町村へ継続的に働きかける」。

 以上、内容について報告がなされ議事に入りました。

 まず、令和3年度事業計画について事務局より各項目ごとに読み上げ、会長から補足説明、出席者から質問を受ける形で、その後の予算案についても報告・審議がなされました。

 合同会議は議決機関ではありませんが、皆さんに自由に意見を述べていただける唯一の場として、年度末に1回この様な会議を設けております。

 中でも、組織、会員数の減少、未組織対策の問題では、各支部から多くの意見が出されていましたが、この場で結論を得られるものではありません。

 しかしながら、今後の課題として正面から向き合わなくてはならない事を改めて強く感じた次第です。

 本会議は12時15分に終了、雨の降りしきる中の帰宅となりました。

 令和3年度は4月始めから、私どもがセンターに通う足として利用させていただいている、市のコミュニティバスのルートが大きく変わり、より利用しやすくなります。

 新しい年度もコロナ対策は続きますが、今後とも協会活動にご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。



◆利便性委員会お知らせ

利便性委員会委員長 濱野 昌幸
所長 高島 豊

◎ 第10回 手引きのされ方 1

(2020年11月24日 高島)

 手引きについて、第7回では「手引きとコロナ」と題してお知らせしました。手引き中に「コロナを正しく恐れる」一例としては、至近距離で顔を向き合って話すことは避け、必要なときは一旦手引きを中断して、ソーシャルディスタンスを取った上でお話しください。

 今回は技術的な手引きのされ方、受け方について取り上げたいと思います。手引き者の立場からの技術面には特に触れませんので、あらかじめご了解ください。

1 基本の姿勢

 (1)「手引き者と同じ体の向きで、半歩後ろから、肘を曲げた手で手引き者の肘の上を軽くつかむ」…これが、いろいろな動きにつながる手引きの「基本の姿勢」です。

 このとき、相手の肘の上をつかんでいる手の肩・肘・手首の関節3ヶ所を固定させておくのが、コツです。それにより、常に手引き者と同じ体の向きを保つことができるからです。

 (2)つかむ相手の部位は肘の上が基本ですが、2人の身長差が大きい場合などは、部位が肩や手首付近になることもあります。

 つかむ部位は違っても「関節固定」は同様にお考えください。また、「肩」であっても意識としては「乗せる」ではなく「つかむ」であってください。そうでないと、うっかり「置いて行かれる」ことだって起こりますよ。

 「手引きされる」と「連れられる」の一番の違いは、そこに視覚障害者の能動性があるかどうかということです。

2 白杖

 手引き中は白杖を持つことが原則です。階段や段差、溝など、手引き者からの情報に加えて、自分でも確かめたい場面はあります。

 長くなりましたので、続きはまた次回といたします。今後の内容として、「狭いところの通過」「安全確保」等を予定しております。「こんなことをぜひ」というご希望がありましたら、またご連絡ください。

◎ 第11回 手引きのされ方 2

(2020年12月23日 高島)

3 狭いところの通過

 手引き者から狭いところに入るという声掛けがあったら、軽く1歩内側に入ります。そうすることで、2人の幅がスムーズに1人分の幅になって通り抜けることができます。前の相手の足を踏みそうだったら、つかむ位置を肘から手首付近に変えさせてもらいましょう。

4 つまずきやすい状況に対して

 でこぼこ道や、コードが横たわる室内、エスカレーターの降り口等、つまずくことが心配な場面はよくあります。そんなときは、「すり足」にならず、また、つま先を若干上げる意識をもってください。

5 自らの安全確保

 手引きする人は視覚障害者の安全確保を前提として歩きますが、手引きされる側もその協力姿勢は必要です。一番心配されるのは、おしゃべりに夢中になってしまうことです。もちろん2人のコミュニケーションは必要不可欠で、手引き者はそのうえで情報提供や安全確保に努めています。周囲の危険を察知するアンテナがおろそかにならないよう、歩行に関係のない話題はなるべく手引き中は避けましょう。

6 信頼関係

 信頼関係あってこその手引き。お互い、マナーや約束ごとを守って、安全・快適に終わることができますように。

 2回にわたりお届けしました「手引きのされ方」は以上で終わります。ここで取り上げなかったことも含めて、ご質問がありましたら、いつでもセンターまでご連絡ください。

◎ 第12回 視覚障害者の移動を助ける「スーツケース」

(2021年2月23日 濱野)

 今回は視覚障害者の移動を助ける「スーツケース」のお話です。とはいっても旅行の時に着替えを入れてゴロゴロ転がす、あいつのことではありません。視覚障害者のためのスーツケース型誘導ロボット「CaBot(カボット)」です。

 この機械は、視覚障害者の浅川智恵子(あさかわちえこ)さんによるカーネギーメロン大学(アメリカ)での研究をアルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本IBM、三菱自動車の5社が共同で開発したものです。

 形状は中型のスーツケースの上に人の頭ほどの大きさの機械がくっついたような形をしていて、重さは12kgもあります。

 さてさて、驚くのはその機能です。タイヤにモーターがついていて自走することはもちろん、道案内や障害物の回避もしてくれます。さらに知人が近付いてきたことを教えてくれたり、その人が電話中などで会話ができる状態でないことも教えてくれたりします。さらにさらに、周囲の店舗や施設の案内をしてくれるうえ、行列ができていれば最後尾に並ぶなどの社会的行動も支援してくれます。

 「ビックリ・夢のスーツケース」です。すでに実証実験も進んでいて、空港・ホテル・美術館・病院・ショッピングモールなど公共性の高い屋内環境でテストされています。

 システムとしては、オムロンのセンサーを日本IBMのAIが解析して、アルプスアルパインのインターフェイスがフィードバックする。清水建設が全体を設計・統合して三菱自動車が走らせる。といった感じでしょうか。センサーやバッテリーをあえて大きなものにすることで、携帯性は捨てて、できることを増やしたそうです。

 さて、この「CaBot」は新しい技術ですから、まだまだ謎も多く、実証実験で問題点もたくさん出てくることでしょう。我々がいじくりまわせる日はいつになるやらといったところですが、我々の移動を助けてくれる技術が進むことはありがたいことです。建物がバリアフリー化され、盲導犬も増え、道行く人の理解も高まってきていると思います。それに加えて、このような新しい技術も現れてきています。しかしながら、街を歩くのは自身の足であり、白杖やハーネスやスーツケースのハンドルを握るのは自身の手です。我々は歩行能力のみならず、情報収集能力や対応能力など移動能力の全般を磨くことが、やりたいことができる楽しい人生につながるように思います。

◎ 第13回 とやまロケーションシステム

(2021年3月29日 濱野)

 今回は「とやまロケーションシステム」のお話です。

 これは県内すべての路線バスがどこを走っているかを調べることができるサイトで、パソコン、スマートフォンはもちろん、ガラケーからでも操作することができます。具体的には、出発地のバス停と到着地のバス停、そして出発時間または到着目標時間を入力すると経路や時間、運賃などの基本情報を教えてくれるほか、実際の乗車する予定のバスが現在どこを走行しているか、どの程度の遅れが出ているかも教えてくれます。 

 また、GPSの位置情報を送れば現在地の最寄りのバス停の位置や名前、位置(Google Mapと連携)、行き先、時刻表、さらにバスが近付いているのか、通過してしまったのかもわかります。

 さらに、いちいち操作して調べるのが面倒だったり、時間がかかったりしてしまう方にはMy設定で検索結果を登録して、よく使う路線を保存しておくこともできます。その上で設定しておけば、バスが近付いた時にメールが届くサービスもあります。これは設定時刻にアラームが鳴るのとは違って、実際のバスの動きに合わせてメールが届きますから、リアル情報を受け取ることができるのです。

 さて、ご紹介してきたように一般的な路線検索アプリよりも一歩踏み込んだ便利さのある「とやまロケーションシステム」ですが、我々、視覚障害者が使うには使いやすいのでしょうか。アプリではなくサイトなのでガラケーでも使えたり、拡大表示が容易だったりと一定の配慮はされているように思いますし、そもそも便利なものだと感じます。

 しかし、今後の更なる進化のため、我々視覚障害当事者が実際に使ってみて、問題点を挙げ、運営側に伝えていく努力は大切だと思います。また、バス利用そのものについても我々には不安と危険がいっぱいです。これに関した具体例はいくらでも思い浮かびませんか。このような我々の思いもバス会社に伝えて改善をお願いしていかなければいけませんね。

 以下に「とやまロケーションシステム」のURLと問い合わせ先を載せておきますので、ぜひ、皆さんも一度、試してみてください。

URL: http://toyama.vtfm.jp

問い合わせ先:富山県地域公共交通情報提供推進協議会

        事務局 富山県総合交通政策室 電話 076-444-3123

追記 4月1日より富山市の「まいどはやバス」が大きく変わります。路線・運賃・停留所など3月末とは違いますので十分ご注意ください。詳しくは「とやまライトセンター」よりメールなどでお知らせしておりますが、ご不安がありましたらお問い合わせください。

とやまライトセンター 電話 076-425-6761



《みんなの広場》
◆ブラインドスキー講習会に参加して

高岡支部 安田 庄内(やすだ しょうない)

 視覚障害者を対象にした第19回ブラインドスキー講習会が令和3年1月31日(日)、富山市の大山地域の立山山麓スキー場極楽坂エリアで開催されました。

 視覚障害者のアウトドア活動を支援する「富山三つ星山の会」が企画。今回は19回目の開催だそうで、県内から約20名のボランティアの方のサポートをいただき、視覚障害者6名が受講。他にチェアスキーヤー5名も参加していました。

 この講習会は県障害者スポーツ協会のスキー教室も兼ねており、富山県障害者スポーツ協会の恒川(つねかわ)事務局長が視察に来られて挨拶されました。

 私は会社勤めの若い頃、冬の休日は殆どスキー場へ出かけていたのですが、目を悪くしてからは25年ほどスキーから遠ざかっていました。

 最初にブラインドスキーに挑戦したのは、平成19年1月、二日間にわたって極楽坂スキー場で開催された第5回ブラインドスキー講習会でした。

 その時は「目が見えなくても滑られるか?」とか、「まだ滑る体力はあるか?」という不安を持っていたのですが、実際に滑ってみるとあまり転ぶ事もなく、思ったよりも楽しく滑る事ができました。それで気を良くし、3年続けて参加する事ができました。

 しかしその後、手の握力が低下するなどの症状のため、頸椎の手術を受けた事により、楽しみにしていたブラインドスキーから遠ざかってしまいました。そして、今回は12年ぶりの参加になりました。

 私は当然ながら貸しスキーを利用したのですが、今のスキーや靴は大変進歩していて、短時間で着脱でき、靴の締め具合も簡単に調節できるようになっています。リフトも昔は1人乗りでしたが、スキー客が減少した今は家族連れ客を呼び込もうと、2~4人乗りリフトが多いようで、視覚障害者でもサポーターの方と一緒に乗れるので安心です。

 視覚障害者に対するスキー誘導法は多彩で、その人の能力に応じて違いがあります。ガイドサポーターが左右に持つ2本のアシストバーを受講者が後ろから握り、ゲレンデを滑る方法もありますが、幸い私は自力で滑る事ができるので、Kさん、Iさんの2人のサポーターが私のすぐ後方から、「右」、「左」、「もっと右へ」、「大きく左へ」、「もうすぐリフト乗場」などと、大きな声で誘導してもらいながら滑る事ができました。これは最初にブラインドスキーに挑戦した時と同じ方法です。

 滑っている途中、一度だけサポーターの声が聞こえなかった時があり、不運にも他の人にぶつかって転んでしまいました。聞こえなかったのは、「ゴーッ」という風の音が耳に入ったからです。毛糸の帽子を耳穴まで被せていなかったのが原因のようでした。

 幸い、相手の方にケガは無く、私も擦り傷だけで済みましたが、二人のサポーターの方には大変ご迷惑をかけてしまいました。転んだのはこの1回だけでした。

 私は古希を過ぎているので、このスキー講習会の参加申込をする際、やはり「滑る体力があるか? 平衡感覚は大丈夫か?」という不安があり、それを払拭できなかった時は最後の挑戦にしようと、心に決めていました。

 リフトから降りてゲレンデに立った時は少し緊張していましたが、少しずつ滑っているうちに、「ハの字型に開いているスキー靴の一方を膝を曲げるようにして、脛(すね)で前に押し続けると、反対方向に回転を続け、脛で押すのを止めると回転も止まる」という感覚が戻ってきました。

 そして、リフトに7回も乗る事ができたのと、転んだのは1回だけだったので、「体力と平衡感覚」の不安を払拭する事ができました。来年もぜひ参加したいと思います。

 今回は12年ぶりのスキーとあって、無理をせずにボーゲン(両スキーをハの字型にする)だけで滑っていましたが、少し自信がついたので、来年はパラレル(両スキーを平行に揃える)にも挑戦してみたいと思います。

 ご尽力をいただき、お世話になった三つ星山の会の皆様をはじめ、富山県障害者スポーツ協会、大山観光開発、レインボーレンタル、そしてコロナ禍でも講習会本部と昼食会場を提供していただいたペンション「ホワイトベル」の皆様、また、Kさん、Iさん、ボランティアやサポーターの皆様、本当に有難うございました。 



◆視覚障害者マラソンクラブについて

高岡支部 川口 勇人(かわぐち はやと)

 視覚障害者マラソンクラブ(以下マラソンクラブ)は、2018年4月にブラインド伴走会富山として立ち上げました。2019年4月には、富山県障害者スポーツ協会のマラソンクラブに認定されました。

 練習会は、毎月1度日曜日の午前中に、富山県総合運動公園のクロスカントリーコースで実施しています。

 2021年3月現在、視覚障害者ランナー12名、伴走者23名、合計35名で活動しています。

 視覚障害者マラソンクラブの目的は、視覚に障害を持った方々が、ランニングやウォーキングをしたい思いを、みんなで実現していくクラブです。タイムを狙う、完走を目指す、まず歩いてみたいなど、どんな方でも対応致します。

 マラソンクラブは、会員による定期練習会、マラソン大会の出場、視覚障害者ランナーのPRなど、視覚障害者と晴眼者の交流の場として活動しています。視覚障害の方で走ってみたい、歩いてみたい、ただ風を感じてみたい方、伴走をしてみたい方、クラブのお手伝いをして頂ける方をお待ちしています。太陽・風・汗・鼓動を感じてみませんか。

 具体的な練習内容は、以下の通りです。

① 練習当日、午前9時30分までに、富山県総合運動公園に集合してください。

② 全員が揃ったら、声出しとペアーを連絡します。

③ 視覚障害者ランナーと伴走者がペアーになり、約1時間から1時間30分程度、歩いたり走ったりします。

   *熱中症防止のため、15分ごとに水分補給をします。

④ 練習終了後、再度集まっていただき、次回の練習日をお知らせして、終了となります。

 今後の取り組みについて。

・視覚障害者の特性や要望を取り入れ、練習会の日時・場所・内容を工夫していきます。

・練習会へは、同行援護による参加が原則ですが、車による送迎も検討していきます。

 最後に、走ることや歩くことを通じて、視覚障害者は少しの助けがあれば、何でもできると言う事を、発信していきましょう!

ホームページ: https://peraichi.com/landing_pages/view/blindtoyama

問い合わせ先(川口宛) E-mail: cafe-cc@p2.tcnet.ne.jp



◆囲碁をオンラインで楽しむ

囲碁教室代表 安田 庄内

 私達の囲碁教室は、平成25年6月から数人の有志が集って、ライトセンターにおいて月1~2回のペースで囲碁勉強会を始め、平成26年の4月、「とやまライト囲碁教室」として、10数名の会員で正式に発足しました。平成29年9月、「BIC富山(Blind Igo Circle 富山)」に名称変更しました。

 センターには19路盤、13路盤、9路盤の3種類の碁盤が揃えてあります。いずれも碁盤と碁石がズレないように、また、手で触って白石と黒石の区別ができるように工夫されているので、全盲の方でも対局を楽しむ事ができます。

 囲碁は老若男女を問わず、誰でも楽しむ事ができ、挨拶で始まり、挨拶で終わる礼儀正しい頭のスポーツです。

 昨年から新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、三密を避けるため、全国的に移動や会議、イベントなどが制限されるようになりました。BIC富山も三密にならないよう、フェースシールドなどで工夫しながら対局を続けてきましたが、参加を目標にしていた東京や大阪での全国大会は全て中止になり、寂しく思っていました。

 そんな中で急速に普及してきたのがオンライン会議ツール「Zoom」というアプリです。日視連や北信越ブロックの会議も、このツールを使ってオンラインで開かれるようになりました。同様に、囲碁についても密を避けるため、夏頃から携帯電話を使って遠くの方と電話対局を楽しむ事が増えてきました。

 また、年末頃に「Zoom」を使って対局を楽しむ「オンライン囲碁サークル・烏鷺烏鷺(うろうろ)」の方からお誘いを受け、そのメーリングリストに加入。オンラインでも囲碁対局を楽しんでいます。このサークルは昨年の夏に発足、東京、京都、大阪、兵庫、沖縄など、全国各地から約20名の視覚障害者が参加。毎週火曜日の午後8時、土曜日の午後1時30分からの週2回、オンラインで対局を楽しんでいます。

 「烏(からす)」は黒石、「鷺(さぎ)」は白石をイメージしてつけた名前のようで、囲碁にピッタリですね。また、対局が終ったら「次は誰と対局するのか?」と待つ間、「ウロウロ」している様子のユーモアも含んでいます。

 「Zoom」というツールの便利な点は、ミーティングルーム(大会議室)の他にブレークアウトルーム(小会議室)をいくつも作成する事ができ、大会、代表者会議、分科会などのような会議を開くのに大変便利で、移動も自由にできる事です。

 囲碁対局では参加者数に応じてブレークアウトルームを作成して利用します。例えば参加対局者が20名いれば、ブレークアウトルームを10室作り、そこへ2名ずつ割り当てて対局をする事になります。対局が終わればミーティングルームに戻って次の対局者を待つ事になります。

 実際の囲碁対局は、一つの碁盤を挟んで両者が向かい合って座り、交互に黒、白の石を打つのですが、オンライン対局では自分も相手もそれぞれに碁盤を用意し、石を打つ盤面の位置を「3の四」や「7の六」のように、数字で言って相手に伝えます。それを聞いて、相手の石も自分の盤に置きます。参加者全員が直接対面しないので、コロナ感染の心配は全くありません。

 対局中、時には言い間違いや思い違いにより、途中で石の位置がおかしくなる事もありますが、それを防ぐには正確に数字を言う事が大切です。これが良い脳トレになります。

 BIC富山の会員は女性も含め、現在8名です。初心の方の入会も大歓迎です。また、センターへ来られない方でも、オンライン(携帯電話やZoom)で囲碁対局を楽しむ事ができますよ。一緒に頭のスポーツを楽しみましょう!

 多くの方の参加をお待ちしています。



《事務局から》
◆消息 訃報

 小林 幸(こばやし みゆき)氏(富山市)   10月 逝去

 二口 信幸(ふたくち のぶゆき)氏(富山市) 10月 逝去

 田中 蘭子(たなか らんこ)氏(黒部市)   12月 逝去

 西山 敏子(にしやま としこ)氏(高岡市)  12月 逝去

 村田 進(ムラタ すすむ)氏(富山市)    1月 逝去

 黒田 京市(くろだ きょういち)氏(魚津市) 2月 逝去

  ご冥福をお祈りいたします。



◆受賞

 瑞宝小綬章

  山本(やまもと) なつみ 氏 R2.11.2

 黄綬褒章 自立更生者

  安田 庄内(やすだ しょうない)氏 R2.11.1

 障害者自立更生等厚生労働大臣表彰

  柳沼 芳一(やぎぬま よしいち)氏 R2.11.25

 ボランティア活動推進富山県民会議会長表彰

  松村 邦子(まつむら くにこ)氏 R2.10.8

  堀井 益枝(ほりい ますえ)氏 R2.10.8

 富山県社会福祉協議会会長表彰 ボランティア活動参加者

  小野寺 佑子(おのでら ゆうこ)氏 R2.10.13

 富山県社会福祉協議会会長表彰 社会福祉事業関係功労者

  本江 由紀子(もとえ ゆきこ)氏 R2.10.13

  受賞おめでとうございます。



◆時事暦(令和2年10月~令和3年3月)

 10月4日(日) 第44回視覚障害者文化祭・福祉機器展(センター)→ 中止

 10月24日(土)~ 26日(月) 第20回全国障害者スポーツ大会(鹿児島県)→ 中止

 10月31日(土)・11月1日(日) 第29回北信越サウンドテーブルテニス大会(新潟県)→ 中止

 11月8日(日) 三療研修会(センター) 22名

 11月8日(日) 第20回富山県障害者スポーツ大会~卓球競技(県総合体育センター)

 12月3日(木)~ 9日(水) 障害者週間

 12月6日(日) 更生相談会・結婚相談室・意見交換会(センター) 45名

 12月10日(木) 理事会

 12月12日(土)・13日(日) 令和2年度日本視覚障害者団体連合北信越ブロック大会(福井県) リモート開催 8名

 12月末  会報『ゆきしろ』第82号発刊

― 令和3年 ―

 3月18日(木) 理事会

 3月28日(日) 合同会議



◆令和3年度の主な行事予定

4月18日(日) (第21回富山県障害者スポーツ大会~水泳競技)(東富山温水プール)

4月18日(日) (富山湾岸サイクリング2021)(湾岸サイクリングロード)

5月20日(木) 評議員選任委員会(センター)

5月20日(木) 理事会①(センター)

5月23日(日) (第21回富山県障害者スポーツ大会~陸上競技)(県総合運動公園)

5月24日(月)・25日(火) 第74回全国視覚障害者福祉大会(岡山県)

5月29日(土)・30日(日) 第48回北信越グランドソフトボール大会(富山県)

6月13日(日) 定時評議員会(センター)

6月13日(日) 理事会②(センター)

6月13日(日) 定期会員総会(センター)

6月末 会報『ゆきしろ』第83号発刊

7月4日(日) ボランティアと利用者交流会(センター)

7月18日(日) センタークリーン作戦(センター)

8月22日(日) 第70回点字競技会・第22回パソコン競技会(センター)

9月1日(水)・2日(木) 第67回全国視覚障害女性研修大会(鹿児島県)

9月4日(土)・5日(日) 宿泊研修(視覚障害者と家族激励大会・歩行訓練・研修会)(魚津市)

9月19日(日) (第21回富山県障害者スポーツ大会~フライングディスク競技)(県総合運動公園)

9月19日(日)・20日(月) 第67回全国視覚障害青年研修大会(神奈川県)

9月26日(日) 第45回視覚障害者文化祭・福祉機器展(センター)

10月3日(日) 第47回球技大会(グランドソフトボール・サウンドテーブルテニス)(センター・南部中学校)

10月23日(土)~25日(月) (第21回全国障害者スポーツ大会)(三重県)

10月30日(土)・31日(日) 第30回北信越サウンドテーブルテニス大会(新潟県)

10月 出会いと語らいの集い

11月7日(日) (第21回富山県障害者スポーツ大会~卓球競技)(県総合体育センター)

11月14日(日) 三療研修会(センター)

11月20日(土)・21日(日) 北信越ブロック大会(福井県)

12月3日(金)~9日(木) 障害者週間

12月5日(日) 更生相談会(センター)

12月5日(日) 結婚相談室(センター)

12月5日(日) 意見交換会(センター)

12月9日(木) 理事会③(センター)

12月末 会報『ゆきしろ』第84号発刊

 -令和4年-

3月17日(木) 理事会④(センター)

3月27日(日) 合同会議(センター)

 通年事業

・点訳、朗読奉仕員養成・研修事業 ・外出介護サービス指定事業者情報提供事業

・生活訓練事業 ・盲導犬育成事業 ・結婚相談事業 ・福祉機器相談事業

・三療研修会 ・IT推進員派遣事業



《編集後記》

文化部部長 柳田 信子(やなぎだ のぶこ)

 今年は新型コロナウイルスが猛威をふるっていました。中止になった行事もあります。まだまだ、終息の見通しが見えない状態です。皆さんも三密をさけ、マスクなどを着用して、気をつけてお過ごし下さい。





     ◆83号 ページトップへ



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


     ◆ゆきしろ トップページへ

     ◆ホーム トップページへ