(令和5年12月発行)
この「ゆきしろ88号」は令和5年4月1日~令和5年9月31日までの分を掲載しています。
第88号
(発行者)
社会福祉法人 富山県視覚障害者協会
〒930-0077
富山市磯部町3丁目8番8号
電話 (076)425-6761
Fax (076)425-9087
Eメール:bcb05647@nifty.com
Homepage:https://toyama-ssk.com/
(発行責任者)
会長 塘添 誠次
上の題字は 鶴木大壽 氏によるものです。
【ゆきしろ(雪代)の意味】
雪国にあって、大地が春の雪原と接する部分で静かに融けはじめ、しずくとなり、やがてかすかな流れをつくり、それが集まって春のはじめの雪どけ水となって音をたてて大河に注ぐ様を、古くから俳句における春の季語として「雪代(ユキシロ)」とよばれています。
当協会が、このしずくが集まって大河をつくるように大きく発展していくよう、願いを込めて命名いたしました。
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【ゆきしろ88号 目次】
《大会参加報告》
◆社会福祉法人日本視覚障害者団体連合
第76回全国視覚障害者福祉大会〈奈良大会〉
◆令和5年度宿泊研修「視覚障害者と家族激励大会・歩行訓練・研修会」
《みんなの広場》
◆第76回全国視覚障害者福祉大会「奈良」旅行に参加して
日本視覚障害者団体連合第76回全国視覚障害者福祉大会において、「踏切と横断歩道の安全を考えるシンポジウム」が行われました。今回は、そのうちの横断歩道の安全、特に歩道と横断で接続する車道との境界について述べてみたいと思います。
「移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令」には、「第九条 横断歩道に接続する歩道等の部分の縁端は、車道等の部分より高くするものとし、その段差は二センチメートルを標準とするものとする。(平成十八年十二月十九日国土交通省令第百十六号)」となっています。
この度、国土交通省は、令和2年5月改正のバリアフリー法や令和3年3月改正の道路移動等円滑化基準を踏まえ、「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」を作成したことが令和4年3月29日に報道されました。
このガイドラインは、高齢者・障害者等の関係団体や有識者からの意見・要望のほか、新たな知見や最新の事例などが情報提供され作成されたもので、高齢者、障害者等をはじめとした全ての人が利用しやすいユニバーサルデザインによる道路空間のあり方について、具体的に示した目安となるものです。
その中に、「視覚障害者の安全かつ円滑な交通を確保するためには、歩車道境界を明確に示さなければならない」。このため、「歩道等と横断歩道を設ける車道等の部分との境界には、車椅子使用者が困難なく通行でき、かつ、視覚障害者(盲導犬使用者を含む。)が歩車道境界部を白杖や足により容易に認知できるよう、高さ2cmを標準とした段差を設ける」となっています。
ところが富山県の場合、現在道路工事において歩道と、横断で接続する車道との境界に段差が全く設けられていません。そのような箇所を視覚障害者や視力の低下した高齢者が歩行すると、いつ歩道から車道に踏み出したかわからないため危険なのです。命に関わることなので改めていただかなくてはなりません。
ちなみに、国の調査によると、約7割の自治体は道路移動等円滑化基準の段差2cmを採用しており、残り約3割の自治体は段差2cm以外の構造を採用しています。但し、このガイドラインには、「段差2cm以外の方法が合意された場合には、安全性の観点から視覚障害者等の道路利用者へ周知することが望ましい」とされていますが、私たちとの合意はなされていません。
段差をなくした場合、歩道から車道に移る手前に警告用の点字ブロックの敷設が必須となります。全盲の視覚障害者は足裏で点字ブロックを感知し、弱視者や視力の低下した高齢者は黄色い点字ブロックの色で注意を払うことができます。
そしてこのガイドラインには、共通の認識として「2cm以外の縁端構造にする場合は、視覚障害者誘導用ブロックを敷設すること」と明確に記載されています。
県は「県管理道路の歩道については、高齢者や車いす等の利用者の安全な通行の支障とならないよう車道と歩道を同じ高さにし、歩道と車道の境界にブロックを設置するフラット歩道を基本として整備しており、『県民福祉条例』に基づき視覚障害者が識別できるよう、市街地を中心に一部の歩道には、視覚障害者誘導用ブロック(誘導用、警告用)を設置している」と回答していましたが、それだけでは不十分で、段差のない全ての箇所に敷設しなければならないのです。
私たちは県に対し、10数年前から2cmの段差を付けてくださいと要望していました。しかし、この壁は厚いと考え、「そのような箇所には歩道が車道に接する箇所に警告用の点字ブロックを敷設することを道路施工規則に明記してください」という要望に変えました。ところが、それでも首を縦に振ってくれませんでしたが、令和4年12月に「上記以外の箇所であっても、市街地等において県管理道路の新設等を行う場合には、横断歩道に接続する段差のない歩道の縁端部や歩行者の移動経路上にある段差のない歩道と車道が接する箇所に、警告用の点字ブロックを設置することにしている」という、一歩前進した回答をいただきました。今後は既に施工されている箇所や県管理道路以外についても点検し、警告用の点字ブロックの敷設を要望していくことになります。
そこで、皆さんにお願いがあります。新たに道路工事が行われる所には関心をもっていただくと共に、既に道路工事が終わっていて段差がないのに点字ブロックが敷設されていない箇所があれば教えていただきたいと思います。歩道幅が狭い所でも構いません。その際、車を運転することができない私たちにとって、現地を見に行くことが難しいので、写真に撮ってどこの場所なのか情報提供していただけると幸いです。
やさしい福祉のまちづくりの実現を求めていきましょう。
《大会参加報告》
◆社会福祉法人日本視覚障害者団体連合第76回全国視覚障害者福祉大会〈奈良大会〉
令和5年5月21日(日)・22日(月)、DAIWA ROYAL HOTEL THE KASHIHARAにおいて、「全国各地から視覚障害当事者・家族・関係者が会場並びにオンラインで一堂に会し、福祉・職業など私たちを取り巻く諸問題について討議し、視覚障害者の自立と社会参加の促進を図る」ことを目的として開催されました。
今回も昨年同様、会場参加とオンライン参加を併用したハイブリッド方式で、日本視覚障害者団体連合加盟団体会員及び関係者約1,000名(現地参加は250名)が参集し開催されました。
5月21日は、踏切と横断歩道の安全を考えるシンポジウムと令和5年度第1回全国団体長会議、22日は、第76回全国視覚障害者福祉大会が行われました(シンポジウムと全国大会はYouTubeでも配信)。以下にその内容を記載します。
1 踏切と横断歩道の安全を考えるシンポジウム
令和3年8月に静岡県三島市で、令和4年4月には奈良県大和郡山市(ヤマトコオリヤマシ)で、踏切内において視覚障害者が列車と接触し死亡する事故が起きました。それらの事故を振り返り、二度と起こらないようにするべく、その方策を考える目的で企画・実施されました。
始めに、日本歩行訓練士会の古橋会長による「静岡・奈良での視覚障害者踏切事故と、道路横断を含めた日本歩行訓練士会の取り組み」が報告された後、国土交通省道路局企画課大西課長補佐による「国土交通省が進める安全対策について」と題した基調報告が行われました。
その後、コーディネーターとして慶応義塾大学経済学部中野教授と、登壇者として奈良県視覚障害者福祉協会の役員を加え、パネルディスカッションが行われました。
登壇者の方々に、実際に踏切や横断歩道を歩いた時の実感やひやりとした体験などを伺いながら、報告者である古橋氏や大西氏の意見も交えて議論は進められました。視覚障害者の踏切と横断歩道における危険な現状を把握し、安全対策を進める方策を探る討論の場となりました。
そして、最後に今回のシンポジウムの締めくくりとして、視覚障害者が「踏切と道路を安全かつ安心して横断できることを実現するための奈良宣言」が満場一致で採択されました。
竹下会長は「今日のシンポジウムはスタートに過ぎない。視覚障害者の踏切や横断歩道における問題というのはまさに緊急の課題であって、命が奪われた後では取り返しがつかない。これまで犠牲になった人達の命を無駄にしないためにも、速やかに問題に取り組んでいかなければならない。今日のシンポジウムや奈良宣言の内容を国に要求するだけでは不十分であり、日視連が国交省と連携していき、我々ができることをしなければいけない。自分たちで、我々の仲間たちがより安全に社会参加、日常生活が送れるような環境をつくると決意したい」と総括されました。
2 全国団体長会議
令和5年度の運動方針(案)及び団体提出議案について議論が行われました。
運動方針(案)について竹下会長は、「障害者差別解消法の改正や国連障害者権利委員会の総括所見に実効性を持たせ、あるいは学校教育において障害者に関する啓発・人権教育を促すことについて、視覚障害当事者団体が果たす役割が大きいこと」「移動の安全確保は命に関わる急務であり、情報保障は視覚障害者の永遠の課題であり改善を求めていくこと」「あはきに就きたいと思う職業とするための方策を検討するとともに就労移行支援事業にも取り組むこと」「雇用と福祉の連携による重度障害者等就労支援特別事業の拡充等により一般就労を含めて進展させること」「地域により差がある災害対策(ハザードマップ作成等)の促進を求めていくこと」「ブラインドスポーツなどの振興を図ること」などを説明されました。
これに対し出席者からは、「中途視覚障害者の加盟団体への入会を増やす取り組みが必要であること」「買い物難民が生まれないようサポーターが必要であること」「乗降客数が多い駅を重点に環境整備するだけでは不十分なこと」「政治活動に同行援護事業を利用することについて日視連としての方針を示す必要があること」、その他、「ハザードマップ作成の現状」等について発言がありました。
それらに対し竹下会長は、「医療と福祉の連携を図る中で中途視覚障害者の支援等に取り組むこと」「買い物を含む日常生活にかかわる福祉サービスの充実を求めていくこと」「視覚障害者の利用が多い駅や危険性の高い駅の整備を求めていくこと」「同行援護の利用については厚生労働省とも協議しながら先送りすることなく検討すること」などを述べられました。
団体提出議案については、通常はこの全国大会の時に討議されていたのですが、昨年同様4月にオンラインで行われた内容を報告する形で行われました。
生活分科会では39項目、バリアフリー分科会では56項目、職業分科会では16項目、合計111項目が採択されています。
以下は、富山県から提出し、採択された内容です。 ① 拡大読書器等の価格が高騰していることを踏まえ、日常生活用具の基準額を見直すよう、国から各自治体に通達等の働きかけを行うこと。
② テレビ放送において、緊急放送やニュース速報の字幕の音声化、放送中のテロップ等の音声化、外国語字幕の音声化または日本語への吹き替えをすること。また字幕やテロップについては、弱視者(ロービジョン)に配慮した表示自体の拡大と表示時間の延長を行うこと。
③ 受領委任制度における鍼灸マッサージの同意書は、撤廃を含む見直しを行うこと。
これに加えて「公共交通機関の利用が不便な地域において、同行援護従業者の車の利用を認め、移動・待機時間を報酬算定の対象に加えること」を北信越ブロックから提出し、採択されました。
最後に、協議事項として、ガイドヘルパーの必要性を知ってもらいヘルパーの担い手確保につなげるため、改正障害者自立支援法が成立した12月3日を「視覚障害者ガイドヘルパーの日」とし、12月3日から公布された10日までをその記念週間として働きかけていくことを進めていきたい旨の説明があり、全会一致で承認されました。
3 第76回全国視覚障害者福祉大会
“実現させよう、踏切と横断歩道の安全対策”
“一掃しよう、視覚障害女性に対する複合差別”
“広めよう、医療と福祉の連携”
“進めよう、情報アクセシビリティの更なる向上”
の4本のスローガンを掲げ、日本視覚障害者団体連合第76回全国視覚障害者福祉大会が開催されました。
第1部の大会式典では、奈良県視覚障害者福祉協会辰已(タツミ)会長が地元主催者団体を代表して歓迎の挨拶を述べられた後、竹下会長は主催者挨拶で、「新型コロナ感染症対策のため来場者を制限しながらもオンラインによる視聴を加えて多くの会員の参加を得て2日間にわたり開催できることの意義は大きいこと」「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策に関する法律の制定等社会の動きが急速な中で、青年あるいは女性の視点を踏まえつつ会としての取り組みを進める必要があること」「そのためには会員間での情報共有やコンセンサスの形成が重要であり、この全国大会がそうした場として今年度の活動の起点になる」と述べられました。
その後、日視連顕彰表彰式が行われ、その中で私(塘添)が「礎賞(いしずえしょう)」を受賞させていただきました。ありがとうございました。
第2部の大会議事では、令和4年度決議処理報告(案)、令和5年度運動方針(案)を執行部の原案通り全会一致で可決、続いて宣言(案)・決議(案)も全会一致で採択されました。以下は、その決議内容です。
1.視覚障害者が踏切と横断歩道を安全かつ安心して渡れるようにするため、必要とされる安全対策を早期に全国で実施することを要望する。
2.無人駅を含めた全ての鉄道駅を視覚障害者が安全かつ安心して利用できるようにするため、ハードとソフトの両面での安全対策を全国で推進することを要望する。
3.同行援護における支給量等の地域間格差をなくし、車の利用等個人のニーズや地域の実情に沿った支援を全国で実施することを要望する。
4.視覚障害女性に対する複合差別を一掃するため、相談体制の充実と防犯用機器等の開発を進めることを要望する。
5.障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法の制定を踏まえ、あらゆる生活の分野での視覚障害者の情報アクセシビリティを向上させることを要望する。
6.視覚障害者がセルフレジでの決済やタッチパネルでの注文等に困らないよう、見やすい画面や音声対応等の機器の開発に加え、代替手段としての人的対応が実施されることを要望する。
7.あはきの魅力を次世代の視覚障害者に伝え、技術力の高い視覚障害あはき師を養成するために、視覚特別支援学校における理療科教育の改革と併せて日視連も加わった卒後研修課程の新設を要望する。
8.就労する視覚障害者の力を最大限に発揮するため、職業訓練や支援機器の充実、ジョブコーチや職場介助者の活用等、視覚障害者向け雇用支援を全国で拡大することを要望する。
9.GIGAスクール構想を踏まえ、就学中の視覚障害児及び保護者に対する支援を実現し、教育の機会を保障するため、ニーズに沿った支援体制を確立することを要望する。
10.医療と福祉、あるいは教育と医療の連携を全国各地で進め、中途や高齢の視覚障害者が必要とする訓練及び福祉の支援を必ず受けられる仕組みを作ることを要望する。
11.眼球使用困難症の人を含む全ての視覚障害者が適正な福祉の利用や社会的支援が受けられるようにするため、視覚障害者の範囲の見直しを要望する。
12.様々な災害から視覚障害者の安全を守るため、自治体の防災対策や取り組みに視覚障害者のニーズを反映させることを要望する。
13.文化・芸術活動やスポーツ活動を通して視覚障害者の社会参加や自己実現を図るため、活動を支える支援者を全国で増やすことを要望する。
昨年に引き続き旅行団を結成しましたが、参加者が少なかったので石川県との合同の旅行団となりました。来年は6月2日(日)から3日(月)に熊本県で開催される予定です。旅行団を結成し、観光も計画しますので、日視連大会の雰囲気を味わうとともに、土地の風に触れる旅に参加しましょう。多数の参加をお願いします。
令和5年度第50回北信越グランドソフトボール大会は5月28日(日)、長野県安曇野市営の県民豊科運動広場で開催されました。
今大会は長野県、新潟県の2チームが参加。富山県と石川県は部員不足により、合同チームを作ってオープン参加することになりました。
第1試合は午前9時から長野県チーム対新潟県チームで決勝戦が行われ、長野県が10対0で勝ち優勝しました。
第2試合は11時から長野県チーム対富山・石川県合同チームで行われました。最初は試合になるか心配しましたが、なんとか試合になりました。お互いにフォアボールが多く、そこにヒットが絡んで得点が入りました。時間の都合で2イニングしか出来ず、結果は4対4の引き分けでした。
メンバーは富山県が8名、石川県が4名。12名で新幹線と在来線を乗り継いで日帰りで参加してきました。疲れたけれど楽しかったです。
連日の残暑の中、「第69回全国視覚障害女性研修大会」関東ブロック神奈川大会が8月30日(水)、31日(木)の両日、藤沢市の市民会館小ホールほかで開催されました。
第1日目は午前9時30分に受付後、全国代表者会議がお昼まで活発に協議されました。
午後1時より研修会1では「同行援護サービスを利用して思うこと」というテーマで意見発表が行われました。その後、研修会2では竹下会長と鈴木(すずき)孝幸(たかゆき)両氏から助言をいただきました。
研修会3の講演会では、東洋大学教授・菅原(すがわら)麻衣子(まいこ)さんの「幸福な国といわれるデンマークでは障害のある人々の暮らしも幸せなのか?」という演題で、北欧のデンマークでの障害者の生活などをお聞きしました。
午後5時30分より教養室にて全国委員会が開催され、令和6年度の香川県大会と、令和7年度の新潟県大会の全国大会開催への協力を話し合いました。
午後6時30分より大ホールにて、本日最後の行事、懇親会が開かれ、おいしい料理と懇談を楽しみました。
第2日目は同じく藤沢市民会館にて関東地区会員も加え、400名余りの参加で第69回全国視覚障害女性大会の式典が盛大に開催されました。
その後議事に移り、議案が承認され、下記の項目が決議されました。
1.食品の賞味期限などの記載は視覚障害者にもわかりやすく、決まったところに大きく記載することを要望する。
2.スーパーマーケットなどでは有人レジの台数を増やすことを要望する。
3.セルフレジのカードやお札などの投入口などの記載をわかりやすく拡大文字にすること。また、はっきりとわかりやすい音声案内をつけることを要望する。
4.テレビ放送におけるニュース速報の音声化と外国語の日本語吹き替えの文字拡大と時間延長を要望する。
5.全国どこでも格差なく地域のニーズに合わせて代筆代読支援が受けられるよう要望する。
6.JRと民間鉄道事業者において、全国一律に障害者と介助者用交通ICカードの導入とICカードで障害者割引が受けられるように要望する。
7.視覚障害者にも使いやすい公共トイレの設置と水洗ボタンの位置と設備などの規格統一を要望する。
8.宿泊施設や飲食店や金融機関などにおいて、視覚障害者にも使いやすいタッチパネル機器やATMなどを設置するか人的支援を受けられるように民間企業などに働きかけることを要望する。
9.子育て支援を地域格差なく受けられるように要望する。
10.入院時のヘルパー利用についてその制限を撤廃するよう要望する。
11.視覚障害女性が犯罪から自分の身を守るためのツールを開発し、日常生活用具の給付品目として追加するよう要望する。
12.災害時の情報伝達、避難、誘導、避難所生活等に関し、視覚障害者のための具体的な方策およびハザードマップのアクセシビリティを確保することを要求する。
13.スマートフォンなどの新たな情報端末を視覚障害者にも容易に活用できるよう、研修やサポートが全国の都道府県や政令指定都市で受けられるよう指導体制の確立を要望する。
14.最低限の文化的生活を保証するために障害基礎年金の増額を要望する。 以上決議する。
午前11時30分まで活発な協議が行われました。12時からの閉会式では、神奈川県、関東ブロックの皆様により盛大に開催されたことに、感謝をこめて盛大な拍手が送られました。
次回第70回全国視覚障害女性研修大会が行われる香川県より、多くの参加をお願いしてあいさつされました。大会は令和6年9月4日と5日に行われます。
1 第1回理事会
令和5年5月25日(木)午後2時からライトセンター研修室において、理事11名、監事1名の出席により、第1回理事会が開かれました。
第1号議案・令和4年度事業報告について事務局から報告。この3年余りは協会行事はコロナ禍のため制限されていましたが、4年度からはウィズコロナということで、オンライン会議をなるべく元の対面での開催に戻して実施してきたこと等が報告され質疑の後、全員挙手で承認されました。
第2号議案・令和4年度決算報告について事務局から報告。本部会計、施設会計、特別会計について説明がなされました。 次いで監事より監査報告があり、質疑の後、全員挙手で承認されました。
続いて第3号議案・評議員会の開催について、会長から提案がされ、6月11日(日)午前10時から開催することを決定。
第4号議案・小矢部支部の評議員の交代が報告・審議され、評議員選任委員会で審議することを決めて承認。午後3時20分に理事会を終了しました。
2 定時評議員会
6月11日(日)午前10時からライトセンター研修室において、評議員19名の出席を得て、令和5年度定時評議員会が開催されました。
第1号議案・令和4年度事業報告が事務局から報告され、質疑の後、全員挙手で承認されました。
第2号議案・令和4年度決算報告が事務局から説明された後、監事から監査報告があり、質疑の後、全員挙手で承認されました。
第3号議案・社会福祉法人富山県視覚障害者協会の「役員評議員の報酬規定」の制定について、同じく事務局から規定条文案を読み上げて説明され、審議の後、全員挙手で承認されました。(令和5年6月11日から施行)
第4号議案・次期理事、監事の役員選出について審議に入り、今回は記名投票により理事候補者11名、監事候補者2名が全員承認され、評議員会を終了しました。
3 第2回理事会
12時前からライトセンター研修室において開催。新しく選ばれた理事により理事会を開き、塘添会長が再任され、副会長3名も再任となり、他の理事の担当も決められました。
4 定期会員総会
午後1時からライトセンター研修室において定期会員総会が開かれました。
始めに全員起立して物故会員の方への黙祷を捧げた後、塘添会長から挨拶がなされ、その中で会長は、在任期間5期目に入るにあたり就任から8年を振り返って、思いもよらぬ新型コロナウイルス感染と言う世界的流行に襲われ、我が協会行事においても、一時的な中止、リモート会議など集まることのできない日々が続いたもどかしさ、ようやく本年5月8日からは5類扱いに移行した今日、協会行事においてもコロナ前に戻して通常な状態で行事など行っていきたいと抱負を述べられました。
続いて、来賓の方々から祝辞をいただいて式典を終了。その後10分間の休憩の後議事に入りました。
第1号議案・令和4年度事業報告、第2号議案・令和4年度決算報告、監査報告について、それぞれ拍手多数で承認されました。
第3号議案・令和5年度事業計画案、第4号議案・令和5年度予算案についても拍手多数で承認され、午後2時50分に総会を終了。
その後今年は久しぶりに軽い懇親会を楽しみ、午後3時半頃終了しました。
◆別表 社会福祉法人富山県視覚障害者協会 役員名簿 令和5・6年度
[会長] 塘添(とうぞえ) 誠次(せいじ)
[副会長] 堀(ほり) 惠一(けいいち)(施設担当)、山内(やまうち) 正一(しょういち)(厚生担当)、安田(やすだ) 庄内(しょうない)(文化担当)
[業務執行理事・部長]
総務部長・佐生(さそう) 秀一(ひでかず)
施設部長・濱野(はまの) 昌幸(まさゆき)
厚生部長・池田(いけだ) 一義(かずよし)
文化部長・宮口(みやぐち) 覚(さとる)
[理事]
延野(のべの) 悦子(えつこ)(施設)
山本(やまもと) なつみ(外部理事・総務)
高島(たかしま) 豊(ゆたか)(施設長・総務)
[監事]
高橋(たかはし) 克人(かつひと)、南塚(みなみづか) 忠(ただし)
7月2日(日)、ライトセンターにて点訳・音訳のボランティアさんと利用者さんの交流会を開催しました。今年の参加者は61名と昨年の倍以上の方に集まってもらうことができました。
午前中は点訳グループ・音訳グループに別れて意見交換を行いました。双方ともにボランティアさんから本のクオリティーについての確認が事前に寄せられており、利用者さんからは現状に満足しているとの回答が続きました。私の参加した音訳グループではこのほかに広報の朗読や新聞の朗読会に利用者(視覚障害者)が少ないため人集めに苦労していることや、利用者に高齢者が多いため複数ある録音媒体(デイジー・CD・カセットテープ)をデイジーに統一が難しいこと、などをお知らせいただきました。
午後からは交流の時間として全体を2組に分けて、クラフト作業をしていただきました。使用済み点字用紙を使って鍋敷きや小さなうちわを作る「クラフト班」と新聞チラシを使って使い捨てゴミ箱を作る「おしゃべり班」でそれぞれの形で交流してもらいました。
「クラフト班」ではボランティアさんと利用者さんが個別にクラフト作業を通してお話をし、「おしゃべり班」ではゴミ箱を作りつつ、全体で読書環境やこの交流会についてのお話をしました。
私が参加した「おしゃべり班」で印象に残ったお話としては読書を趣味とする人による交流がしたいというものでした。過去に読んだ本の話や好きな作家さんの話題など、本を読む楽しみはできたから次はそれを語り合う仲間あるいは機会がほしいとのことです。実現はなかなか難しいだろうなぁ、とは思いつつも全く当然の欲求であり、何とか実現したいとも思いました。
また、この交流会についても皆さんに聞いてみました。以前はボランティアさんの誘導で利用者さんと外出することで交流してもらおうとしていました。私としてはボランティアさんたちは点訳・音訳のボランティアさんであって事故や転倒の危険のある誘導に責任を持ってもらうことはできないと考え、今年はライトセンターで交流する方法を考えました。が、ボランティアさんからも利用者さんからも賛否両論でした。「せっかくの外出の機会だから」とか「素人の誘導でも大丈夫」とか「今回はじっくり交流できた」とか「素人の誘導では怖い」とかとか。私としては皆さんの思いを聞くことができてうれしかった半面、「来年の交流会どうしよう」と頭を悩ます結果が出てきてしまいました。 ともあれ、今年の交流会は大勢の皆さんにお越しいただき、大盛況で無事に終わることができました。お越しいただいたみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
7月23日(日)、恒例のセンタークリーン作戦を開催しました。今年は27人の参加で昨年の倍近い方にご参加いただきました。
久しぶりににぎやかな大掃除が帰ってきました。我々の本拠地は床も窓も蛍光灯も押し入れも流し台もピカピカです。
久しぶりに出会う仲間と和気藹々の共同作業をして、自身の心もピカピカです。換気や体調管理など感染対策は大切ですが、その中でも心も体も元気でがんばれるようにしたいものです。
掃除が終わる頃、突然非常ベルが鳴り響いてビックリしましたが、避難訓練の始まりでした。皆さんは見える人の助けを借り、声をかけながら、玄関と2階非常階段の2班に別れて避難しました。
センター職員は避難訓練として人数を数えていましたが、私は参加者の弁当が足りるかを心配しながら人数を数えていました。
訓練が終わりセンターへ戻って落ち着いた後、皆さんにぎやかに懇親会を楽しみ、クリーン作戦と避難訓練を終了しました。
7月から始まり、お盆が過ぎてもまだ続く猛暑最中の8月20日(日)、多くの団体の後援・協賛をいただいて、当協会主催による第72回点字競技会、第24回パソコン競技会が富山県視覚障害者福祉センター研修室で開かれました。
昨年に引き続きコロナ対策をしながら、午前中の競技会、午後からの点字講習会と表彰式も行われました。
午前10時から優勝杯返還、塘添会長のあいさつ、オリエンテーションに続いて、昨年より多い15名が参加して点字競技に入りました。
競技は、記憶書き・聞き書き・写し書き・速読みの順で、4種目行いました。
最後の速読み競技のため、皆さんが2階へ移動して研修室が空いた後、パソコン競技の準備を始めました。
パソコン競技は朗読文聞き書き、短文聞き書きの2種目で、それぞれ10分の間にどれだけ多くの文章を正確に書けるかで競われます。
今年は10名の参加者(携帯参加3名含む)でしたが、携帯電話での初参加者がありました。幸い、競技中にパソコンや録音再生器などのハプニングなどは起こらず、静かに進行しました。うれしい事です。
昼食後、昨年に引き続いて塘添会長による点字講習会が行われ、点字の奥深さや面白さなどを学びました。
点字競技、パソコン競技の審査結果報告に続いて表彰式が行われました。
表彰式後の講評では、「記憶書きで覚え間違いをしている人がいて勿体なかった。速読みはかなりのスピードで読まれている。」や「皆さん漢字を正確に書かれており、1位と2位の差はほとんどなく、皆さんよく書かれていて感心した。」との事です。
競技会の審査をしていただいた視覚総合支援学校の皆様、音訳ボランティアの皆様、センターの皆様、ご協力をどうも有難うございました。また、競技に参加いただいた皆様、有難うございました。
点字競技会、パソコン競技会の成績は以下の通りです。(敬称略)
[第72回富山県点字競技会]
・団体の部
1位 高岡市チーム 2位 富山市チーム 3位 射水市チーム
・個人総合の部
1位 松波(まつなみ)律子(りつこ)(高岡市)
・一般の部 個人総合
1位 松波律子(高岡市) 2位 佐生秀一(魚津市) 3位 鈴木修博(射水市)
・中途失明者の部 個人総合
1位 塘添誠次(射水市) 2位 谷内幸子(富山市) 3位 本江とみ子(射水市)
・田島杯 田口明美(高岡市)
[第24回パソコン競技会(携帯電話も含む)] 1位 山口勇(高岡市) 2位 岡本祐子(富山市) 3位 田口明美(高岡市)
受賞された皆様、おめでとうございます。
◆令和5年度宿泊研修「視覚障害者と家族激励大会・歩行訓練・研修会」
令和5年度歩行訓練、宿泊研修は、9月9日(土)・10日(日)の二日間にわたり、富山市四方にある鯰(なまず)温泉で開催されました。
宿泊者の制限があったため、27名の参加となりました。今回は来賓の方々をお呼びせず、家族激励大会も行わず、到着後直ちに歩行訓練となりました。
一日目は、午後福祉バスにて、高岡、新湊、富山駅北口を回り、14時ごろに鯰温泉に到着。部屋に一度入り、荷物を置いて14時15分に玄関ロビーに集合して開会式がありました。塘添会長の挨拶の後、日程説明があり、出発点である蛯米(えびよね)水産へバスで移動しました。
蛯米水産駐車場から、四方神社~四方蒲鉾を回り、蛯米水産へ戻る往復約2キロメートルを歩きました。この日は雲が垂れ込め風も少しあったため、歩きやすかったです。
各自のペースで歩かれ、途中四方蒲鉾で休憩・買い物なども楽しんで蛯米水産へ戻り、再び買い物を楽しみました。皆さん沢山買われたみたいで、帰りにお店の方から参加者全員にふりかけのお土産を頂くといううれしい出来事がありました。16時30分ごろに宿舎に戻り、温泉にゆったりつかり、汗を流し疲れをとりました。
18時からは、お楽しみの懇親会が4階大広間で行われ、会長の挨拶に続き、乾杯の発声で宴会が始まりました。
きときとの刺身をはじめ、おいしい料理を食べ、お酒もいただきながら会話がはずみました。
今回はカラオケが使えなかったので、どうなるかなと心配しましたが、お酒も進みほろ酔いになったころ、先陣を切り会長さんが詩吟を歌われました。それを機にアカペラで歌われる方が続き、最後の方では、スマホで音楽を流してカラオケさながらに歌われました。
あっと言う間の2時間で大変楽しい一時でした。
二日目は、午前10時より4階大広間において「四方町を救った町年寄 栂野(とがの)彦八(ひこはち)物語」と題して、四方神社権祢宜(ごんねぎ)舩木(ふなき)信孝(のぶたか)氏による講演がありました。始めに、プライベートなお話があり、神社の一人っ子同士で一目惚れで結婚されたこと。現在は、新庄にある新川神社と四方神社と二つの神社を守っておられること。跡継ぎとして新川神社は長男さんが、四方神社は次男さんが継がれる事などを話され、本題のお話に入られました。
これは、いまから200年前の文化三年(1806年)、魚を取ったり、行商したりして暮らしていた四方の人たちを命をかけて救った栂野彦八の物語です。
彦八のおかげで穏やかな生活をとりもどした四方の人たちは、この話を子供や孫に語り伝えるとともに、彦八を神様としてお祀りするようになりました。
彦八が亡くなってから200年が過ぎ、四方の町は大きくかわりました。彦八をお祀りする四方神社では、今でも毎年8月18日に「栂彦祭(とがひこさい)」が行われていることなど、資料に基づいて弁舌さわやかに語られ、大変聞きやすく心に染みました。
最後に堀副会長が謝辞を述べて終わりとなりました。昼食をとり、13時にバスに乗り帰路につきました。
二日間にわたりセンターの職員の皆さまには、大変お世話になりました。ありがとうございました。大変実りある宿泊研修会でした。皆さんお疲れさまでした。来年度もよろしくお願いします。
9月24日(日)第40回グランドソフトボール大会・第49回サウンドテーブルテニス大会が開催されました。秋晴れのもと、西田地方小学校グランドでグランドソフトボールが、ライトセンターでサウンドテーブルテニスが行われました。
まず、グランドソフトボールは午前9時40分より開会式を行い、会長挨拶に続き競技上の注意、グランド施設の説明の後、全員で体操してから、競技開始となりました。
今年も10名しか集まらず、とても試合はできないので昨年と同様、打つ人以外は全員守りにつき、一人10スイングして最後に打ったあと走ると言う方法で、全員打ちました。
ここで休憩をいれ水分を補給しました。この時点で最優秀賞、優秀賞を決めかねるので、今度は試合形式で一打席打ったら走る方法で、全員打ちました。
グランドソフトボールをするのは久しぶりだったのですが、全盲の人も弱視の人も、まあまあ動きがよかったように思いました。11時30分ごろに終了となりました。
サウンドテーブルテニスはライトセンターで午前9時40分より開会式があり、堀副会長の挨拶に続き競技上の注意、試合方法の説明の後、競技開始となりました。
女子Aアイマスクありの部は8名参加で、4人ずつ2組に分けてリーグ戦を行い、それぞれの1位と2位が決勝トーナメントに進みました。
1組1位と2組2位、1組2位と2組1位で準決勝を行い、勝った人は決勝戦、負けた人は3位決定戦を戦いました。
午後1時から研修室では男子Aアイマスクありの部、ロビーでは男女混合Bアイマスクなしの部が行われました。
男子Aの部は6名参加で、3人ずつ2組に分け、リーグ戦を行い、1位と2位が決勝トーナメントに進んで準決勝、決勝を行い順位を決めました。
男女混合Bの部は、去年より2人増えて5人参加となり、リーグ戦を行って順位を決めました。
試合は3時ごろに終了し閉会式が行われました。表彰式の後審判部長による講評で、「皆さん日ごろの練習の成果を発揮して白熱した試合が多かった」という言葉を頂き終了となりました。
レディースの皆さん、センター職員の皆さん、ご協力ありがとうございました。来年度も頑張りましょう。お疲れさまでした。
表彰者は次の通りです。(敬称略)
【グランドソフトボール】
最優秀選手 柳井(やない)勇二(ゆうじ)
優秀選手 清水(しみず)外弘(そとひろ)、高橋(たかはし)克人(かつひと)、中川(なかがわ)慎也(しんや)、塘添(とうぞえ)誠次(せいじ)
【サウンドテーブルテニスA(アイマスクあり)女子の部】
1位 本江(ほんごう)とみ子(とみこ) 2位 徳市(とくいち)和美(かずみ) 3位 森田(もりた)恵美子(えみこ)
【サウンドテーブルテニスA(アイマスクあり)男子の部】
1位 林(はやし)大志(ひろし) 2位 塘添(とうぞえ)誠次(せいじ) 3位 竹山(たけやま)翔(しょう)
【サウンドテーブルテニスB(アイマスクなし)男女混合の部】
1位 池田(いけだ)一義(かずよし) 2位 徳市(とくいち)秀晴(ひではる) 3位 赤石(あかいし)美枝子(みえこ)
◆利便性委員会お知らせ
第27回 障害者手帳で行こう(2023年5月15日)
今回は「障害者手帳で行こう」というインターネットサイトのお話です。
障害者手帳を提示したら入場料が無料になったり、割引になったりする施設がたくさんあることは皆さんもよくご存じだと思います。ただ、全国のどこの施設がどのくらい割引になるのかを把握してる人なんていませんよね。今回ご紹介する「障害者手帳で行こう」では障害者手帳の提示で割引・無料になる全国の施設の一覧を見ることができます。
都道府県・市区町村別、施設のジャンル別に一覧が見られます。博物館や美術館のようなミュージアムや体育館やプールのようなスポーツ施設、遊園地や水族館のようなレジャー施設、その他にも宿泊施設や交通手段の記載もあります。地元のどんな施設で利用できるのかはもちろん、旅行先で利用できる施設を探すこともできます。かなりたくさんの施設が記載されているので、行く予定のない地域でも「こんな施設があるんだ」なんて見ているだけでもなかなか面白いサイトです。
さらに施設名をクリックすると、正規料金や割引額、割引方法はもちろん所在地や地図、連絡先、公式サイトまで見られる親切設計です。
ただ、このサイトはとても面白いのですが、パーフェクトではありません。じっくり見てみるとごく稀にですが、すでに閉館した施設が載っていたり、全く違う地域に混ざっていたりすることがあります。もしかしたら抜けている施設もあるのではないかと思います。つまり、信用性が今ひとつです。ですから、様々な割引条件が正確かどうかも公式サイトで確認が必要かと思います。
とはいえ、面白いサイトであることは確かです。「実際に施設を利用する際には公式で確認」さえしっかりしておけば、とても有用な情報サイトだと思います。皆さんも一度ご覧になっていただければと思います。
「障害者手帳で行こう」URL
障害者手帳で行こう!~全国版~ (shogaisha-techo.com)
検索サイトでキーワード「障害者手帳で行こう」でヒットします。
今回のお知らせは協会会員さんから教えていただいた情報をもとに書いています。これを読んでくださっている皆さんからも「面白い」、「有益」といった情報がありましたら、ライトセンターまでお知らせいただけると大変ありがたいです。
《みんなの広場》
◆第76回全国視覚障害者福祉大会「奈良」旅行に参加して
今年は5月21日(日)~5月23日(火)奈良市、明日香村、橿原市、大阪市、聖徳太子のゆかりの地をめぐる3日間の旅行でした。
1日目はバスの車窓から安倍首相銃撃現場近くで黙祷しました。そのあと唐招提寺(とうしょうだいじ)、薬師寺(やくしじ)、飛鳥寺(あすかでら)とバスガイドさんの説明を聞きながら仏像、金堂、講堂など見学参拝しました。
蘇我馬子(そがのうまこ)が埋葬されていたという石舞台(いしぶたい)古墳では、下まで段をおり花崗岩(かこうがん)を触りました。こんな大きな石をどうやって運んできたのだろうと思いました。
2日目は神武天皇を祀る橿原神宮(かしはらじんぐう)に行きました。禰宜さんのお話を聞きお祓いをうけお参りしました。厳かで心洗われるようでした。そのあと「君が代」に謳われるさざれ石を触りました。小さい石が年月をかけて固まったものだそうです。
今年は4年ぶりに全国からたくさんの会員が参加し大会が橿原市で開催されました。本県会長塘添誠次さんが礎賞(いしずえしょう)を受賞されました。誠におめでとうございます。
午後から中宮寺(ちゅうぐうじ)、法隆寺(ほうりゅうじ)。境内には、金堂、五重塔、夢殿などたくさん歩き気温も高く暑くなってきたので早めにホテルに行きました。
3日目は大阪市四天王寺(してんのうじ)を見学し、あべのハルカスへ行きました。高さ300メートル、地上60階エレベーターで上がりました。今日は曇っていて遠くの景色は霞んでいたそうです。
昼食は大阪名物お好み焼き、やきそば、たこやきを食べました。
最後に造幣局博物館を見学し帰路につきました。
今回は富山と石川県の合同旅行団でした。バスの中や宴会所で交流し、楽しい3日間でした。参加された皆さんお世話になりました。ありがとうございました。
大山(おおやま) そとみ 氏(富山市) 6月 逝去
島倉(しまくら) シズ子(しずこ)氏(射水市) 6月 逝去
安田(やすだ) 泰昌(やすまさ)氏(射水市) 7月 逝去
藤岡(ふじおか) 勝美(かつみ)氏(黒部市) 9月 逝去
ご冥福をお祈りいたします。
日本視覚障害者団体連合顕彰 礎賞
塘添(とうぞえ) 誠次(せいじ)氏 R5.5.22
受賞おめでとうございます。
4月16日(日) 第23回富山県障害者スポーツ大会〔水泳競技〕(東富山温水プール)
5月18日(木) 令和5年度点訳・音訳ボランティア養成講習会開講式(センター) 点訳4名 音訳5名
5月21日(日) 第23回富山県障害者スポーツ大会〔陸上競技〕(県総合運動公園)
5月21日(日)・22日(月) 第76回全国視覚障害者福祉大会(奈良県) 14名
5月25日(木) 理事会(センター)
5月28日(日) 第50回北信越グランドソフトボール大会(長野県) 8名
6月11日(日) 定時評議員会(センター)
6月11日(日) 理事会(センター)
6月11日(日) 定期会員総会(センター) 会員38名
6月末 会報「ゆきしろ」第87号発刊
7月2日(日) ボランティアと利用者交流会(センター) 会員21名 ボランティア32名
7月23日(日) センタークリーン作戦(センター) 27名
8月20日(日) 第72回点字競技会・第24回パソコン競技会(センター)
点字競技15名 パソコン競技10名
8月29日(火) 北信越会長会議(新潟県)
8月30日(水)・31日(木) 第69回全国視覚障害女性研修大会(神奈川県) 2名
9月9日(土)・10日(日) 宿泊研修〔視覚障害者と家族激励大会・歩行訓練・研修会〕(富山市 鯰温泉) 27名
講演 「四方町を救った町年寄 栂野彦八(とがのひこはち)物語」
講師 四方神社 権祢宜 舩木(ふなき)信孝(のぶたか) 氏
9月16日(土) 出会いと語らいの集い(富山市)
9月17日(日)・18日(月) 第69回全国視覚障害青年研修大会(札幌市) リモート参加
9月24日(日) 第23回富山県障害者スポーツ大会〔フライングディスク競技〕(県総合運動公園)
9月24日(日) 令和5年度富山県視覚障害者球技大会〔第40回グランドソフトボール大会・第49回サウンドテーブルテニス大会〕(西田地方小学校・センター) 25名
10月15日(日) 第47回視覚障害者文化祭・福祉機器展(センター)
10月28日(土)・29日(日) 第32回北信越サウンドテーブルテニス大会(福井県)
10月28日(土)~30日(月) 第23回全国障害者スポーツ大会(鹿児島県)
11月12日(日) 第23回富山県障害者スポーツ大会〔卓球競技〕(県総合体育センター)
11月12日(日) 三療研修会(センター)
11月25日(土)・26日(日) 北信越ブロック大会(富山県)
12月3日(日)~9日(土) 障害者週間
12月10日(日) 富山県視覚障害者協会創立80周年記念式典・令和5年度更生相談会(高志会館)
12月14日(木) 理事会(センター)
12月末 会報「ゆきしろ」第88号発刊
― 令和6年 ―
3月21日(木) 理事会(センター)
3月24日(日) 合同会議(センター)
今年の夏は、特に暑さの厳しい夏でした。来年もこんな厳しさになるとしたら? ちょっとしんどい気もします。そんな中、みんなが元気に頑張って活躍しています。これも、福祉が支えていてくれるからです。
ゆきしろ第88号は、視覚障害者協会の今年上半期の活動や行事の記録です。障害者の立場から、福祉活動を推進してきた方々の貴重な記録です。改めて感謝申し上げます。
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