富山漢点字協会の紹介
上の写真は漢点字の勉強風景です。
◆富山漢点字協会の副会長をしております柳沼芳一と申します。これから富山漢点字協会の紹介をいたします。
この会の発足は昭和62(1987)年です。盲人が持ち得なかった日本文化の根本「漢字」を「漢点字」という形で勉強する会です。「漢点字」を言葉で説明するのは大変
難しいことです。
毎月1回は勉強会をしていますので興味がありましたらおいで下さい。どんなものか、ちょっと見てみたい、前に勉強していろんな事情から挫折したけどもう一度やってみたい、漢点訳のボランティアをしてみたいと思われるかたのご来訪を歓迎いたします。
勉強会の日にちや場所については、事務局の定塚までお問い合わせ下さい。
富山漢点字協会事務局〔とやまライトセンター内〕定塚まで。
電話 076-425-6761
漢点字を勉強すればするほど思うことですけど、私を含めた幼児期から盲学校で学習した点字使用者にとっては、漢字かな混じり文の読み下しや、文章を書く際の漢字の用法はとても難しいことです。
会の発足から今日まで22年間、多くの人が椅子を暖められましたが残念ながら立ち去られました。今は13人の会員と、勉強会のサポートに常時3人のボランティアさんが来て下さって、会場の準備や辞典を引いて勉強のアドバイスなどをして下さっています。
2年前から、私より若い30代の青年が2人加わり、勉強会が活発になりました。これからも読む喜び、書く楽しみを求めながら淡々と勉強を続けてゆきたいと思います。
◆次は富山漢点訳グループ「わだち」のご紹介です。
グループの発足は2001年でした。実働はその2年前ぐらいからしておりました。メンバーは、かな点訳の経験があるボランティアさんと、富山の漢点字ユーザーです。
グループの名前「わだち」はイメージとして荒野に続く車輪の跡です。くっきりと軌跡を残したいという気持ちと、後発のグループにとって、良きにつけ悪しきにつけ無視できない存在になりたいとの思いでした。
漢点訳の方法は、ボランティアさんに本を丸ごとテキストデーターにしてもらい、それを漢点字を使った点字本のデーターに変換して、ジュリエットという点字プリンターで打ち出します。これまでに180冊ぐらいの本を漢点訳してきました。漢点字本にして約600巻を超えるかもしれません。
この本は、富山の漢点字ユーザーだけではなく、全国の漢点字ユーザーに貸し出され、大変喜ばれております。これからも話題の本、楽しい本、漢点字でなければ味わうことができないような本を点訳していきたいと思います。
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