これまで実施済の事業
平成29年度の実施事業
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◆平成30年3月25日(日)平成29年度合同会議、避難訓練開催

◆平成30年1月28日(日) 障害者スポーツ体験事業に参加して

◆平成29年12月3日(日) 更生相談会・意見交換会

◆11月25日(土)~26日(日) 北信越ブロック大会(富山県)

◆11月12日(日) 三療研修会

◆10月21日、22日 第26回北信越サウンドテーブルテニス大会

◆10月15日(日) 第41回視覚障害者文化祭&福祉機器展

◆10月8日(日) 第43回富山県視覚障害者球技大会開催

◆9月16日(土)、17日(日) 家族激励大会、歩行訓練、及び研修会

◆8月27日(日) 点字・パソコン競技会、シネマデイジー映画鑑賞会

◆7月16日(日) センタークリーン作戦

◆7月2日(日) 平成29年度ボランティアと利用者交流会

◆6月25日(日) 三療部総会、及び三療研修会開催

◆6月11日 東海北信越地区グランドソフトボール代表決定戦

◆6月11日(日) 支部長会、定期会員総会開催

◆6月4日(日) 理事会、評議員会、理事会の開催

◆5月28日 第70回全国盲人福祉大会・徳島大会に参加

◆5月21日(日) 北信越グランドソフトボール大会 富山県チーム2連覇達成

◆平成29年4月23日(日) 富山湾岸サイクリング2017に参加



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◆3月25日(日) 平成29年度合同会議、避難訓練開催

 平成30年3月25日(日)午前10時から、ライトセンター研修室において、理事、監事、評議員、支部長、相談役、そして青年・女性・三療・スポーツの各部長が一堂に会して、初の合同会議が開催されました。

 例年この時期には年度最終の評議員会を開いておりましたが、社会福祉法人制度改革により、評議員会の開催が年度の始め一回になったことを受けて合同会議となりました。

 塘添会長は始めの挨拶でこのことに触れ、今回の会議は形式にとらわれず、ざっくばらんに座談会形式で進めてゆきたいと抱負を述べられて、議事に入りました。

 始めに、平成30年度事業計画について、その中でも、基本方針については各部門ごとに区切って会長より具体的な取り組みが説明されました。

 中でも、昨年12月に県厚生部障害福祉課との連携で、盲導犬の利用に理解を求める要望書(富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合)へ提出したこと。

 組織対策については、未組織地域の市部の設立に力を注ぎたい。

 点訳・音訳ボランティアさんの減少に、協会として募集や講習会の在り方等の対策を考えてゆきたい。

 災害時の避難行動に有効な、国際シンボルマークの普及啓発について、広く県民・国民に周知してゆく活動を行いたい。

 等々(以下省略)が熱く語られました。

 会長の説明を受けて、外部の評議員の方より、音訳・点訳ボランティアさんの事、国際シンボルマークについては、強い関心を持たれ、力を入れてゆきたい、との心強い発言をいただきました。

 続いての平成30年度予算について、短い時間ではありましたが、事務局からコンパクトに説明がなされて、その後の避難訓練(講習会)へと移りました。

 今回は通常の訓練とは趣を変えて、避難経路の確認を参加者全員が確認する・そしてセンター全館を把握する目的で行われました。

 始めに山内副会長の進行により、避難する上での心構えなどが話されて、1階・2階の非常口を見てゆきました。

 特に、2階に上がって実際に非常口の扉を開けて、非常階段・非常用滑り台を参加者全員が分れて確認、体験して1階の道路に降りました。

 長年センターに出入りしている皆さんからは、「この訓練を通して始めて非常用避難経路を体験しました、そして良い講習会になった」との多くの声が聴かれました。

 その後、午後12時15分から全員で昼食・アルコールも交えながら、和やかな懇談(情報交換)がなされて午後1時過ぎに全日程を終了しました。

 幸い小春日和の天候にも恵まれ、初の合同会議、避難訓練を終えることができました。

記.佐生秀一

◆1月28日(日) 「障害者スポーツ体験事業」に参加して

記.中西美雄

 県障害者福祉課の事業の一環として、毎年行われている「障害者スポーツ体験事業」というのがある。今年(平成30年)は視覚障害者のスポーツであるサウンドテーブルテニスが選ばれ、去る1月28日に富山県視覚障害者福祉センター研修室において開催された。

 体験にやってきてくれたのは、南砺市の県立福野高校福祉課2年生の女子生徒15名。午前10時から開講式が行われ障害者スポーツについて大まかな説明などがありました。

 その後、サウンドテーブルテニスのルールや、視覚障害者について若干の説明があった後、アイマスクを着用して体験をしてもらいました。

 慣れないこととて、最初のうちはラケットにボールを当てるのも、所定の位置へサーブを打ち込むのもままならない様子でしたが、さすが若い人は反射能力が抜群で、僅かの練習でゲームらしくなってきました。

 最初は、アイマスクを着用して2ゲームの体験を予定していましたが、初めての聴覚だけの世界に不安と緊張が高まり、生徒さん側からアイマスクなしで体験してみたい、との要望があり、2ゲーム目はアイマスクなしでゲームを楽しんでいただきました。

 となると、ゲームも熱を帯び始め、クラブ員側もタジタジ、真剣にラケットを振り始め、最も盛り上がったように思いました。

 この体験事業に参加してくださった生徒さんから感想文が届きました。サウンドテーブルテニスとの出会い、視覚障害者との交流、いずれも初めての出来事。若い目で見た新鮮な感想と率直な思いがつづられています。生徒の皆さんありがとうございました。

 以下は福野高校生徒さんの感想です。

 Aさん

 私は初めて障害者スポーツをして、障がいを持っている方、障がいを持っていない方が平等に行えるスポーツがあることを初めて知りました。

 最初に、障害者福祉と障害者スポーツについて簡単な説明を聞いて、スポーツやレクリエーションを行いたくても行えない方が22.4%もおられ、私たちが普通にスポーツができても、やりたくてもやれない人がいることをあらためて知りました。スポーツで体が動かせることを感謝して、普段の生活を送りたいと思いました。

 サウンド・テーブルテニスを体験して、まず最初に思ったことは「難しい」でした。アイマスクをして目が見えない状態で音の出るボールを耳だけを頼りに打つのはとても難しかったです。

 いつも目に頼っていることをあらためて知りました。障がいをもっておられて、目が見えなくても、いきいきとスポーツをしておられました。

 この体験と学習を通して、障害者スポーツを広めていくことがとても大事だと感じました。そのために、私たちがスポーツを体験し、より広めていけたらと思いました。またこのような機会があったら参加したいと思いました。

 Bさん

 障害者スポーツというものをあまり知らなかったのですが、障害者福祉に前から興味があったので良い機会だと思い、このイベントに参加しました。私は運動もあまり得意な方ではないし、視覚障害者の方とうまく一緒にスポーツができるのかと緊張と不安をもっていました。しかし、いざ交流してみると、皆さんとても明るく私達にコツやルールを教えて下さり、緊張や不安もなくなっていきました。

 さっそくSTTを行ってみると、アイマスクをしていない状態でも意外に難しくて驚きました。アイマスクをつけてみると、実際に見たよりも感覚が掴めず、最初は皆で戸惑いながら試合をしていきました。

 けれどだんだんコツも分かってきて、球の音で大体の返ってきた場所も分かってきて打ち返せるようになってきて、楽しかったです。運動が苦手な私でも楽しめたし、色々な人と関われるスポーツだと感じました。

 最後は、点字を打つ機械や点字本などを見せていただいたし、手すりや点字ブロックなどの工夫点も多く見つけることもできました。

 頂いた点字を調べながら訳しているのですが、スラスラと読めるようになるには遠いなと思いました。友人や家族にもSTTや障害者スポーツのことを話したいです。

 Cさん

 サウンドテーブルテニス、とても難しかったです。目が見えない状態なので、球の転がる音を頼りにして戦いました。障がい者の方と試合をしてみると、ギリギリのところまでいったものの、負けてしまいました。障がい者の方は目が見えているんじゃないかと思うほど、球が正確で速く、圧倒されました。

 サウンドテーブルテニスをしてみて、今まで視覚に任せていたことが多かったことを感じました。障がい者の方たちみんな、とても生き生きと楽しそうに活動しておられました。試合の合間に気さくに話しかけて下さったり、障がい者の方同士でわいわいと会話していたりと、まるで視覚障害なんてもっていないようでした。

 "目は暗いけど心は明るい"とサウンドテーブルテニスの先生が言っておられ、本当にそうだなと思いました。障がい者の方の生きがいにもなるこのようなスポーツは、なくてはならないもので、大事にしていかなければならないと感じました。

 また、もっといろんな人に体験をしてほしいと思いました。実際に体験することで、視覚障害者の方に対する暗いイメージも消え、よいイメージに変わるのではないかと考えたからです。またこのような機会があれば参加したいです。



◆12月3日(日) 更生相談会・意見交換会

 今年の協会最後の行事、更生相談会と意見交換会が平成29年12月3日、視覚障害者福祉センターで開かれました。参加者は67名で昨年よりも増え、会場の研修室がもっと広ければと思うほどでした。

 はじめに、塘添会長は挨拶の中で、以下の3つの事項について話されました。

①以前から懸案だった協会のパンフレットが完成し、2000部作成した。作成には徳市さんにお世話になりました。これを各支部の市町村窓口などに置いていただいて、当協会の事をもっと社会に知っていただきたい。会員が増えるよう、皆さんドシドシ活用してください。

②9月の家族激励大会に参加した方の人数に応じて、各支部に協会から支部支援金を補助するので支部の活動に活かしてほしい。

③厚労省が介護マーク(介護支援員カード)を普及させるため、平成23年に全国に周知案内していたようですが、市町村によってバラバラのようです。当協会でも介護マークを作成しました。これは視覚障害者自身が所持し、トイレなど時に応じて、家族やヘルパーさんに使ってもらうものです。大いに活用してください。

*市町村に用意されているものと協会が作成したもの、両方を、皆さんに実際に見てもらいました。

 続いて、「国際シンボルマークを活用した視覚障害者の防災対策」をテーマにして山内副会長が資料に基づいて話をされました。

 内容が多過ぎて覚えられないほどたくさんありましたが、大切と思われたことを2つ記します。

①防災グッズは多くあるが、(特に避難所において)視覚障害者だと認識してもらうのに有用なのは、白杖や国際シンボルマークの付いたポンチョやリュックサックなどのようです。

②地元の市町村に要援護者登録名簿の確認をしておき、防災訓練に参加するなど、日頃から地元の方と交流しながら、自分の障害を知ってもらうことが大切。

 災害が起きない事が一番良いのですが、万一に備えて、皆さん良い勉強になったと思います。忘れないようにしましょう。

 次いで「県への要望」についての報告に移り、11月21日(火)の午前に会長以下数名が県庁を訪ね、協会からの要望書を提出して来た時の内容、及びその回答についての説明がされ、項目ごとに皆さんの意見を聴きながら進められました。

 その中で急を要する事項が富山県視覚障害者福祉センターについてのものでしたので、それを記します。

①富山県視覚障害者福祉センター屋上の防水加工部分が劣化により亀裂が生じ、天井への雨漏りが発生しています。早急に改修工事をお願いします。

②富山県視覚障害者福祉センター書庫の自動消火装置について、予算措置を講じてください。

③富山県視覚障害者福祉センターにAEDを設置してください。

 これらについては急を要することもあり、会長は「近々認めてもらえるよう、期待をしたい」と話されました。

 午後からは意見交換会として、平成30年度事業計画について、また「第71回日盲連福祉大会東京大会」旅行団について詳しい説明がありました。

 2時15分から約1時間ほどですが懇親会が開かれました。10月の文化祭では調子が悪かった「カラオケができる大画面テレビモニター付音響装置」のテストを兼ね、カラオケを楽しみましたが、やはり調子が悪く、フリーズを起こします。

 なぜか?調べるうちに、インターネットを通すとフリーズするようで、音響装置に内蔵の曲目なら大丈夫ということが分かり、インターネット接続に問題がありそうです。そこで、内蔵されている曲でカラオケを楽しみました。

 近々、ライトセンターが契約しているプロバイダーの回線が新しい光回線に切り替わるとの事ですので、その後ならフリーズはなくなるかも知れません。

 せっかくカラオケができる装置があるので、仮称「カラオケ同好会」のようなものができれば良いとの声もありました。

記.安田

◆11月25日(土)~26日(日) 北信越ブロック大会(富山県)

 平成29年11月25日(土)、26日(日)の二日間、北信越5県から約150名が参加して、富山市春日温泉「ゆーとりあ越中」において平成29年度の日本盲人会連合・北信越ブロック大会が富山県担当で開かれました。

 この大会は「北信越ブロック大会」と名称を変えて第3回目の開会になりますが、富山県からは44名が参加。福祉バスを利用して午後1時頃に「ゆーとりあ越中」に到着しました。

 玄関では音訳・点訳などの多くのボランティアの方の温かい出迎えを受け、会場への誘導や案内をしていただきました。有難うございました。

 1時30分から2階会議室において開会式が始まり、山内副会長の開会宣言に続いて日盲連の歌を皆で斉唱した後、小山福井県理事長から北信越ブロック長としての挨拶、及び開催県として塘添会長から歓迎の挨拶がありました。

 続いて、前田彰久富山県厚生部長(代理)、森 雅志富山市長(代理)、五十嵐 務富山県議会議員、村上和久富山市議会議長、久々江除作富山県身体障害者団体協議会会長の各氏からお祝いの挨拶をいただきました。次いで各県代表者から挨拶をいただいて開会式を終了しました。

 引き続いて2時30分から同会場において研修会が開かれ、「ますのすしミュージアム」より出前講座として、「感じよう! だから美味しいますのすし」のテーマで講演を聴きました。

 会場前のロビーでは便利グッズなどの用具展示紹介と販売が行われており、皆さん興味深そうに説明を聴き、買っておられました。

 代表者会議は午後2時30分から、女性部協議会は午後4時から、青年部協議会、スポーツ協議会は午後4時30分から、それぞれ会場を変えて討議が行われました。

 代表者会議は開催県の塘添会長の挨拶に続き、各県出席者の自己紹介の後、正副議長に富山県の堀副会長、安田副会長を選出して議事に入りました。

(1) 小山北信越ブロック長からの報告

 日盲連の理事会や評議員会の報告の他、差別解消法については、行政に頼るだけでなく障害者自身が運動をしていく事が必要であり、また、行政と協力しながら共生社会に向けての条例を作る時期に来ているのではないか、との意見を述べられました。

(2) 石川県の米島理事長から「あはき協議会」の報告

 あはき戦略会議を含め、あはき協議会についての検討が必要ではないかと思う。病院におけるマッサージ診療報酬の改定の署名、及び平成医療学園が起こした裁判に対する署名について、北信越ブロックとしての協力をいただき、お礼を申し上げたい。また、あはき協として、各ブロックで三療研修会を開催できるように運動をしてほしい。

(3) 日盲連全国大会提出議題について

1 新潟県提出議題

 全国の市区町村における意思疎通支援事業に、視覚障害者を対象とする代読代筆事業が早急に加えられるよう要望する。

(理由) 現在の意思疎通支援事業には、視覚障害者を対象とする代筆代読事業の明確な規定が記載されていないため。

 新潟県から具体案を出して訂正したい旨の発言があり、各県からの意見を参考にして、後日文章を整理して報告することになりました。

2 富山県提出議題

 同行援護事業でのヘルパーによる自家用車使用を認め、移動に要する時間を利用量として算定に加えるよう要望する。

(理由) 北信越は公共交通機関の利用が不便な地域が多い。視覚障害者が同行援護サービスを利用する際も、ヘルパーが運転する車での移動が切に望まれる状況にある。また、事業所が参入しやすい環境が整うことにより、視覚障害者の社会参加促進が大いに期待される。

 この件について、各県から活発な意見が交わされたが、提案通り採択されました。

(4) 各県提出議題について

1 長野県 提出議題

 交通の不便な地域において、同行援護従業者が運転する車の利用を認め、その移動時間を利用料金として算定できるよう要望する。

 この件は先の富山県提出議題と同じ内容なので採択されました。

2 富山県提出議題

 同行援護事業に、タンデム自転車での移動を認めるよう要望する。

 この件について山内副会長から経過報告と、各県でも取組んでほしいとの要望があり、オブザーバーとして参加しておられた村上サイクリング協会会長からも、総合支援法の面からタンデムの要望は申請する価値がある、との提言をいただき、拍手で「同行援護にタンデム自転車を申請」の件を承認されました。

(5) 「光の泉賞」候補者推薦について

 これまでの慣例であり、富山県の提案が了承されました。

(6) オブザーバーとして出席されている安田・日本あん摩マッサージ指圧師会会長からの提言を聴きました。

 無資格問題は、日マ会、日盲連、あはき業者など、他団体との連携が大切であり、無資格者との差別化を図るため、免許所有者の資質向上が大切です。そのため、各ブロックにおいて研修会・講習会を開くよう、北信越ブロックでも協力をしていただきたい、との要望がなされました。

 北信越ブロックで講習会を開くよう前向きに考えたい、との回答があり、拍手で承認されました。

 最後に平成30年度の北信越ブロックの行事予定の報告がされた後、代表者会議を終了しました。

 平成30年度の北信越ブロックの行事予定は次の通りです。

・グランドソフトボール大会(福井県) 6月9日(土)・10日(日)

・日盲連東京大会 6月11日(月)~13日(水)

・福井県視覚障害者福祉協会創立90周年 6月24日(日)

・STT大会(石川県) 10月20日(土)・21日(日)

・北信越ブロック大会(新潟県) 11月24日(土)・25日(日)


 「ゆーとりあ越中」の宿泊定員は150名程度だそうですが、この日は150名近い北信越ブロックの方が宿泊され、貸し切り満員状態です。

 午後6時30分から懇親会が開かれ、富山の美味しい魚や地酒を楽しみながら、各県代表によるカラオケなどで大いに盛り上がりました。


 2日目の26日は午前9時30分から社会福祉法人・日本盲人会連合の竹下義樹会長による「中央情勢について」と題して講演を聴きました。

 講演内容の要点は次の通りです。

・視覚障害者の経済的自立のため、あはき法19条がある。50年間、晴眼者の学校ではマッサージ課程が1つも増えていない。あはき法19条の裁判に勝って視覚障害者の自立を守る事が大事。

・無免許者は国民の健康に害を及ぼす恐れがある。国民生活センターに年間2~3千件の被害届が出ている。厚労省も腰を上げ始め、差別化を図るため、免許保有証が発行された。

・平成30年から鍼灸マッサージの受療委任払いが始まる。同意書や不正請求対策も同時に検討されている。

・障害者の法定雇用率は現在2%以上だが、来年から2.2%になる。しかし視覚障害者の雇用率はあまり増えていない。

・視覚障害者だけでなく、一般の人も駅のホームは危険である。昨年、全国で2800人ほど駅ホームから転落している。転落事故をなくするため、ホームドアーの設置を急いでほしい。

・同行援護事業について、身体介護を伴うもの、伴わないものの報酬を1本化してガイドヘルパーの定着を進めたい。

・意思疎通支援事業での代読代筆は入院時でもOKとの通達が出た。しかし実施してくれる事業所がほとんど無い。同行援護事業所、居宅支援事業所が、代読代筆だけのヘルパーを派遣できるような体勢を作るよう働きかけている。

・来年6月11日~13日、日盲連70周年大会が開かれる。その時に日盲連の名称変更をしたい。5年ほど前だったか、福井大会の時に変更について検討するとの決議をしている。しかし略称として日盲連の名前は残したい。

・70周年記念として「日盲連の歌CD」を所属団体に配布する。


 竹下会長の講演終了後、全体会議に移り、昨日の会議について報告がされました。

 富山県の佐生理事から代表者会議、同濱野理事から青年部協議会とスポーツ協議会、長野県の根本女性部長から女性部協議会の内容がそれぞれ報告されました。

 閉会式では塘添会長の開催県代表挨拶に続き、次期開催県を代表して新潟県の松永理事長が挨拶をされ、来年は是非新潟県へ来てください、とのお願いで北信越ブロック大会を終了しました。

記.安田

◆11月12日(日) 三療研修会開催

 平成29年度の三療研修会は、11月12日(日)午後1時より、視覚障害者福祉センターの2階施術室において、約15名の参加で行われました。

 今回の演題は「簡単にできるテーピングなどについて」。キネシオテープを使った簡単な貼り方などについてやってみましょう、という事で、三療部会長・堀恵一氏が自ら講師を務められました。

 開催に当たっては、多くの会員の方よりの「テーピングの事について実技講習をしてほしい」との声に応えて実現したものです。

 始めに、テーピングに使用するテープ・はさみ等の数種類を参加者全員に回して見てもらいました。

 同時に、どの様な施術に用いるかや、やり方について説明がなされ、早速膝関節に痛みのある方にモデルになってもらい、テーピングの実演が始まりました。

 また、実技の間は時々三療従事者(ベテラン会員)の方にも加わっていただいて、施術の経験など、皆さんの質問に丁寧に答えておられました。

 その後、腰部・足関節・肩関節(肩関節周囲炎)等に対する実技が行われました。

 テーピングを実践するに当たっては、自分の体で何回も体験してみながら、テープやはさみを使いこなせるようになる事が大切。失敗はつきもので、練習を重ねる事で自分のものにしてゆく事が大事である、と締めくくられました。

 実際、私は日頃テーピングは使ってはいませんが、今回の研修会に参加して、分りやすい内容で、他の皆さんの施術体験を聞ける良い機会ともなりました。

 今回の研修会では実技が中心であり、参加された皆さんは有意義な一時を過ごされた事と思います。

記.佐生秀一

◆10月21日、22日 第26回北信越サウンドテーブルテニス大会

 「第26回北信越サウンドテーブルテニス大会」が21日、22日の両日にわたり、福井県視障協の担当で福井県鯖江市の体育館で開催されました。富山県からは、選手7名と付添い、兼審判として富山県卓球協会レディース部の鳥崎さんの8名で参加しました。

 21日は、13時30分から開会式が行われ、福井県視障協の小山会長の挨拶に始まり、福井県や鯖江市からご出席くださいました来賓の皆さんからの励ましの言葉や歓迎の言葉などが、選手の心に沁み込んで、徐々に試合モードに切り替わっていったように感じました。

 14時からはいよいよ試合です。始めはリーグ戦で、3・4人で1リーグが構成されていて、このリーグをトップ通過した選手がトーナメント戦に進むことになります。

 富山県選手団では、塘添誠次選手と得市和美選手がトーナメント戦に進まれました。いずれも熱戦に次ぐ熱戦で、見事三位に入賞され、出足好調の感がありました。

 翌22日は、8時30分から団体戦です。富山県からAチームとBチームが出場しました。Bチームは福井県Cチームに勝ったものの、石川県チームに惜敗してしまいました。

 一方、Aチームは初戦は不戦勝となり、2戦目からの試合となりました。まず、新潟県Aチームに勝利して決勝戦に臨みました。相手は長野県Bチーム、このチームは長野県Aチームの指導により、急激に強化されています。

 得市選手の先方の相手は、昨日の個人戦で優勝した住吉選手。フルセットまで行き、接戦を演じましたが、あと一歩及ばず敗退。続く太田選手は多種多様の技を繰り出したものの、若さとスピードに押し切られ敗退。

 結局、2対0で長野県が優勝し、富山県Aチームは惜しくも準優勝に終わりました。

 久しぶりに準優勝という大きな賞を得て、昼食を兼ねた細やかな祝勝会での談笑とビールの喉越しに二日間の疲れを流し、無事帰宅しました。

記.中西美雄


◆10月15日(日) 第41回視覚障害者文化祭&福祉機器展

 (この事業は共同募金会の助成をいただいて実施されています。)

 平成29年10月15日(日)午前10時から、富山市磯部町の視覚障害者福祉センターにおいて、ボランティアの方約30名、会員約90名が参加して、第41回視覚障害者文化祭、及び福祉機器展が、にぎやかに開かれました。

 研修室では午前10時から塘添会長の挨拶に続いて、NHK富山ラジオでおなじみの鈴木優子氏による「小説と詩、童話、そして富山弁の昔話」など、幅の広い朗読を聴きました。

 鈴木さんは一人何役もこなされ、声の質を変え、男と女、大人と子供を見事に使い分けられ、聴いている私たちは情景が目に浮かぶようでした。

 2階では、和室で女性部員によるお茶席が行われ、会員の趣味の作品展示、ボランティアグループによる物品販売、漢点字の紹介ブース、視覚障害者も楽しめる囲碁体験コーナーもありました。

 2階盲人施術室では、今年が第1回目の行事として、施術体験コーナーが設けられました。始めは何人の方が来られるか心配でしたが、予想以上の盛況で、20数名の方が施術を体験され、「楽になった」と喜んでおられました。

 福祉機器展では、要望があった音声体温計や、昨年好評だった色彩読み上げ機「にじいろリーダー」が展示され、実際に服などの色を確認できました。この「にじいろリーダー」は射水市では日常生活用具に認定されたそうです。

 1階ロビーの飲食物コーナーではコーヒー、弁当、マス寿司、ブリ寿司、栗おこわなどが販売され、また研修室の外ではビヤガーデンが開かれ、焼き鳥やエダマメなど、皆さん美味しくいただきながら談笑を楽しんでいました。

 午後1時からは研修室において、フラワーコーラス、民謡の生きがい教室発表、詩吟、二胡演奏、カラオケなどを楽しみ、3時に文化祭を終了しました。

 事前の準備から後片付けまで、多くのボランティアの方に協力していただき、楽しくにぎやかな時間を過ごすことができました。

 ご協力をいただいたボランティアの方、職員の皆様、本当に有難うございました。

記.安田

◆10月8日(日) 第43回富山県視覚障害者球技大会開催

 爽やかな秋晴れの10月8日、平成29年度富山県視覚障害者球技大会が行なわれました。昨年は欠席だったので、今年こそはと楽しみにしていました。

 午前中は南部中学校でグランドソフトボール(GSB)の試合に参加。守備ではサードに入りましたが、活躍の機会はありませんでした。

 バッティングでは5打席まわってきて、最後に出塁することができました。前夜の雨で土が少し湿っていましたが、アクシデントもなく、皆さん和気あいあいとプレイを楽しんでおられ、何より良かったです。

 午後はライトセンターでサウンドテーブルテニス(STT)に参加しました。

 高校以来、十数年ぶりのチャレンジで、感覚が戻るのに少しかかりましたが、楽しく良い汗をかけました。

 参加した2試合とも気持ちが急いてしまい、プレイ全体が前のめりだったので、次回は落ち着いてプレイできるように努めたいと思います。

 何はともあれ、日ごろの運動不足解消と、心身のリフレッシュになり、非常に有意義な一日でした。

 今大会でGSBは第34回、STTは第43回を迎えたということですが、今後も末永く続いていくことを願っています。


 以下は球技大会の成績です。(敬称略)

☆グランドソフトボール

優勝 社会人Aチーム  最優秀選手 柳沼芳一(やぎぬま よしいち)

優秀選手 紺野誠太郎、安田庄内

☆サウンドテーブルテニスA(アイマスクあり)女子の部

優勝 徳市和美 準優勝 村田恵子 3位 柳田信子

☆サウンドテーブルテニスA(アイマスクあり)男子の部

優勝 林大志(はやし ひろし) 準優勝 中西美雄 3位 塘添誠次

☆サウンドテーブルテニスB(アイマスクなし)男女混合の部

優勝 池田一義 準優勝 太田蓉子 3位 赤石美枝子


 受賞された皆様、おめでとうございます。参加された選手の皆様、お疲れさまでした。

 また、大会のお世話をして戴いた審判の方々、レディースの皆様、スタッフの皆様、本当に有難うございました。

記.勝島佑太

◆家族激励大会、歩行訓練、及び研修会

 平成29年9月16日・17日の両日、会員家族激励大会、歩行訓練、研修会が高岡支部の担当により、雨晴温泉「磯はなび」を中心に行われました。

 大型台風18号が近づいているのが心配されましたが、幸い、天候も大きく崩れることなく、県内各地から3台のバスで80名が参加しました。

 家族激励大会は16日午後2時から始まり、堀副会長の開会宣言、塘添会長の挨拶、上坂高岡支部長の歓迎挨拶に続き、高岡市長代理・吉澤実高岡市福祉保健部長、曽田康司高岡市議会議長、尾崎憲子高岡市社会福祉協議会会長、京紺外志美高岡市身体障害者協会会長の4氏を来賓に迎え、各氏から挨拶、激励の言葉をいただきました。

 大会終了後、3時15分から3台のバスに分乗して、山岳歩行訓練に向かいました。目的地伏木にある重要文化財・雲龍山勝興寺は、本堂の大改修を終えたが、今は厨(くりや)を改修している最中とのことです。

 境内を散策しながら、観光ガイド「比奈の会」のボランティアさんから、勝興寺の七不思議などについていろいろ説明を聴きました。歩行訓練というより、見学会のような感じでした。

 6時30分から待望の懇親会です。宴会早々、高岡、南砺両支部会員による余興が披露され、2台の津軽三味線の伴奏で民謡を歌ったり、曲に合わせて踊りを舞ったりして会場を盛り上げました。

 あとはカラオケを聞きながら美味しい料理をいただいたり談笑を楽しんだりしました。

 二日目の17日は午前10時から研修会が開かれ、「今に伝える二上のまつりと日本人のこころ」と題して二上射水神社宮司・炭谷一彦氏の講演を聴きました。

 炭谷宮司さんの話は、大変ユーモアと示唆に富んだ内容でした。人は歳を経ると「三種の神器」を持つようになるという。それは「愚痴を言う、説教する、昔話をする」ようになることだそうです。

 私も思い当たることがあり、歳を経ったのだということを否定することができませんでした。

 また、大伴家持の頃が起源になると思われる「二上のまつり・築山神事」の話や、著名な人物の逸話を紹介しながら「今に伝わる日本人のこころ」の大切さを話されました。

 話を聴いているうちに、「日本人のこころ」を大切にしていけば、歳を経っても「三種の神器」を持たなくても良いのでは、という気持になりました。

 講演終了後、昼食を取り、解散となりました。来年の激励大会は黒部支部で行われます。多くの皆様が参加して楽しみましょう。宜しくお願い致します。

記.安田

◆8月27日(日) 点字・パソコン競技会、シネマデイジー映画鑑賞会

 今夏は梅雨明け後もジメジメとした暑さが続いていたのですが、8月27日はスッキリした暑い日になりました。第66回点字競技会、第18回パソコン競技会が、ライトセンター研修室で午前10時から行われました。

 点字競技は15名、パソコン競技(携帯電話も含む)は10名が参加しました。

 10時から優勝杯返還、塘添会長のあいさつ、オリエンテーションに続いて点字競技から開始され、記憶書き、聞き書き、写し書き、速読みの4種目で競われました。

 速読み競技に入り、研修室が空いた後、パソコン競技の準備を始めました。

 昨年はデータをコピーするのにかなりの時間を要したので、各自のデータ保存場所を「c:\」に統一しようとしたのですが、OSの違いやセキュリティーの問題なのがあり、困難だということが分かりました。

 今年初めて参加するという方が2人おられました。競技は朗読文聞き書き、短文聞き書きの2種目で、それぞれ10分の間にどれだけ多くの文章を正確に書けるかで競われました。

 競技終了後のデータ回収に不安があったのですが、見学に来ておられたBitsの恒川さんに協力していただき、割にスムーズにできたのでホッとしました。

 昼食後、シネマデイジー映画鑑賞会を行いました。「シネマデイジー」とは、簡単にいうと「映像がない音声解説付き映画」のことで、プレクストークなどで気軽に映画を楽しむことができます。また、イヤホーンジャックを外部スピーカーに接続すれば部屋が映画館に早変わりします。

 今年の6月1日現在でサピエ図書館には日本映画164、外国映画97、アニメ映画26、計287タイトルのシネマデイジーが収録されています。

 今回は若き頃の石原裕次郎主演の「太平洋ひとりぼっち」を鑑賞しました。 映像がなくても、センター研修室が映画館になったような迫力を感じました。

 シネマデイジー鑑賞会終了後、点字競技会、パソコン競技会の審査結果が発表され、表彰式が行われました。点字競技会、パソコン競技会の成績は以下の通りです。(敬称略)

[第66回 点字競技会]

・団体の部 1位 富山市チーム 2位 射水市チーム 3位 高岡市チーム

・個人総合(一般の部、中途失明者の部の総合)

 第1位 上沢淳一(富山)

  ・一般の部個人総合

 1位 上沢淳一(富山) 2位 松波律子(高岡) 3位 佐生真理(魚津)

・中途失明者の部個人総合

 1位 塘添誠次(射水) 2位 谷内幸子(富山) 3位 柳田信子(富山)

・田島杯 佐生真理(魚津)

[第18回 パソコン競技会](携帯電話も含む)

・パソコンの部

 1位 田口明美(高岡) 2位 山口 勇(高岡) 3位 上沢淳一(富山)

・携帯電話の部

 1位 梅本直明(南砺) 2位 上坂敏彦(高岡)

 成績は以上の通りです。受賞された皆様、おめでとうございます。参加いただいた皆様、有難うございました。

 また、審査していただいた富山視覚総合支援学校の皆様、あゆみ会、ひまわりの会の皆様、Bitsの皆様、ご協力有難うございました。

記.安田

◆7月16日(日) センタークリーン作戦

 朝方の雨が続けばバーベキューに影響するのでは、と心配されましたが、幸い雨もやんでくれ、お日様も雲に隠れて暑くならない感じになりました。(それでも暑かった!)

 皆さんが雑巾を持ち寄り、午前10時から「センタークリーン作戦」が約40名参加して始まりました。

 玄関、研修室の窓ガラス磨き、蛍光灯の掃除、書庫、廊下や手すり、トイレの壁など、皆さんは各自の持ち場で汗を出しながら1年間の汚れを拭き取りました。

 今年も掃除をしていて感じたのは、ロビーや研修室など、印刷機器やいろんな機材が増えて、手狭になったことです。早くセンターが増築されれば良いと思いました。

 例年のように、掃除と並行して2階の調理室では女性部員によるバーベキュー材料の調理、研修室の外ではテントを張って、青年部員主体に鉄板焼きの準備が暑い中で進められました。

 12時頃からお待ちかねのバーベキューが始まり、一汗かいた後の冷たいビールは格段に美味しく、焼きたてのイカやエビ、野菜、焼き肉、焼きそば、おにぎりなどに舌鼓を打って満腹になり、皆さん和やかに歓談していました。

 懇親会終了後、せっかく掃除をした床が汚れていないか、改めて床掃除をしました。

 クリーン作戦に参加いただいた皆様、またバーベキューの手伝いをしていただいた青年部、女性部の皆様、本当にありがとうございました。

記.安田

◆7月2日(日) 平成29年度ボランティアと利用者交流会

 前日までの豪雨が朝まで残った7月2日(日曜日)、富山県視覚障害者福祉センター(通称ライトセンター)で、点訳・音訳のボランティアの皆さんと私達センター利用者との交流会が、100名余りの参加のもと、10時半より開会式が行われ、塘添会長の挨拶のあと、歩行訓練士であるセンターの高島所長による、「ガイドの仕方・され方」の基本について、実技を交えて講習を受けました。

 午前中は点訳一つと、音訳二つのグループに分かれ、図書の利用促進と、利用者の望む図書はどういったものなのかを話し合うとともに、ボランティアの皆さんへの要望を話し合いました。

 12時からの全体会議では、各グループで話し合われた結果を発表し、センター図書館の利用促進につなげるよう活かしていくことを確認しました。

 昼食後、ボランティアと利用者がペアを組んで、近くの護国神社まで歩いて行き、サプライズで歌を奉納に来ておられた、「椿れい」さんのバンドの歌を五曲聴き、最後にみんなで「ふるさと」を合唱するという、思わぬ体験をすることができました。

 そのあと、公式参拝を行い、宮司さんから神社のいわれなどを聴いた後、センターへ戻って閉会式を行い、堀副会長の閉会の辞で交流会を締めくくりました。

記.笹木希一

◆6月25日(日) 三療部総会、及び三療研修会開催

 三療部会と平成29年度総会が6月25日(日)、富山県視覚障害者福祉センター盲人ホームにて開催されました。

 午前は10時から10名が参加し、ボランティアさん1名とガイドヘルパーさん1名に施術奉仕を行い、他はそれぞれに施術交換をして、技術の習得につとめました。

 午後は1時から平成29年度総会を11名の出席で行い、28年度の事業報告に続いて28年度の決算報告がありました。

 現在、日盲連が取り組んでいる「あはき等法19条に関する裁判」に関わる署名や募金について、また、会計にある残金の有効利用などについて意見交換がされた後、承認されました。

 その後、会員の増加へ向けての取り組みや、これからスキルアップに向けて勉強したい内容、職場のパワハラ問題などについて意見を出し合いました。

 また、日マ会の賠償責任保険加入の勧誘もおこなわれ、次回の部会を9月10日にすること、県協会の文化祭に施術奉仕の場を設けていただくことなどを決めて終了しました。

記.堀 惠一

◆支部長会、定期会員総会開催

 平成29年6月11日(日)午前10時からライトセンター研修室において、支部長、各部代表、相談役、監事、理事(支部長兼任も含む)、事務局の19名が出席して支部長会が開かれました。

6月4日の新定款による理事会で再任された塘添会長は挨拶で、新定款に基づいた評議員会により、理事11名、監事2名が選ばれたこと。5月21日の北信越グランドソフトボール大会で富山県チームが優勝したことを報告されました。

 次いで高島所長から新しい理事、監事が紹介された後、平成29年度の事業計画案、予算について審議されました。

 会長は補足説明で、家族激励大会参加者に支部育成費として助成金を出し、参加者が前年度より約1割増えたことや、定時評議員会が年1回になるので、3月最終の日曜日に開いていた評議員会を拡大して支部長、部会長、相談役も含めた合同会議としたいとの意見を述べました。

 事業計画案と予算案を承認した後、各支部や部会の28年度の取り組み状況や同行援護、日常生活用具などについて話し合い、各支部から詳しい報告がされて有意義な情報交換ができました。

 午後1時からは70名近い会員が出席して、平成29年度の定期会員総会が開かれました。式典に先立ち、亡くなられた会員の方々に対して1分間の黙祷を捧げた後、永年、当協会の常務理事としてご尽力くだされた萩中俊一氏に、塘添会長から感謝状が贈られました。

 続いて、会長は挨拶の中で、5月21日に行われた北信越グランドソフトボール大会で優勝した富山県チームに対してエールを送ろうと提案され、満場一致の賛同を得て会長の音頭で三重県にいる富山県チームに三三七拍子のエールを送りました。そして、懇親会のころに吉報が届くことを期待しました。

 また、あはき法19条訴訟問題について、視覚障害のあはき師の生活を守るための募金や請願署名のお願いをされました。

 次いで、来賓の田畑裕明衆議院議員、五十嵐務県議会議員、富山県厚生部長(代理 齊木障害福祉課長)、野上浩太郎内閣官房副長官(代理 斉藤秘書)、富山県社会福祉協議会長(代理 車専務理事)、久々江除作富山県身体障害者団体協議会長の各氏からご挨拶をいただきました。

 式典終了後、高島所長から会員の皆さんに新役員が紹介され、次いで 議長に高岡支部の上坂敏彦さん、副議長に射水支部の本江とみ子さんを選んで議事に入りました。

 平成28年度の事業報告、決算報告、監査報告について審議し、拍手多数で承認。続いて平成29年度の事業計画案、予算案の審議に入り、同じく拍手多数で承認されました。

 3時ころから懇親会に移り、あちこちでにぎやかな談笑が交わされ、美味しいツマミとビールを楽しみました。残念ながら吉報を聞くことはできませんでした。

記.安田


◆6月4日(日) 理事会、評議員会、理事会の開催

 平成29年6月4日、午前10時からライトセンター研修室において今年度第1回の理事会が役員13名の出席で開かれました。

 社会福祉法人制度改革後、初めての開催となりましたが、私どもの任期は今回の評議員会まで継続されていたため、会長以下各役員の方も複雑な面持ちでこの日を迎えました。

 まず、会長は始めの挨拶の大半を、今大きな問題となっている平成医療学園傘下の4校(大阪・東京・仙台)が起こした、あはき法19条をめぐる裁判が続いていることについて話されました。(以下・説明は省略)

 今回、日盲連加盟団体は、あはき19条訴訟について今後の裁判傍聴に加え、署名活動と募金の協力を推し進めることになり、早速本県理事の皆さんに呼びかけ、協力の依頼がなされました。

 その後、平成28年度事業報告、同決算報告について審議、承認されました。続いて、定款の変更(理事のうち副会長3名、業務執行理事4名)についての案件を審議、承認して午後からの評議員会に提案することとなりました。

 次いで、今回の理事会を最後に退任される、外部理事として本協会にご尽力いただいた西山理事、本協会員の上坂理事より挨拶をいただいて終了しました。理事会終了後には、早速理事の皆さんが募金をされていました。

 午後1時からは平成29年度評議員会が、評議員16名の出席で開かれました。会議の冒頭、今年3月末に始めて開催された評議員選任委員会の内容が、メンバーの白口務監事より報告されました。

 その後の会長挨拶で、午前の理事会同様に熱い呼びかけ・協力の依頼がなされました。

 続いて理事会から付託された審議事項について議論が交わされ、それぞれ承認していただきました。

 その中で、次期役員(理事・監事)の選任については、今回から初めて一人ずつ個別に挙手採決がなされ、全員が選任されました。

 最後に、新たな相談役に中西前会長を推薦することが報告され、3時前に終了。その後に午前と同様、評議員の皆さんにも署名用紙を受け取っていただき、募金にも協力していただきました。

 午後3時からは新役員が出席して第2回目の理事会を開催。議長にセンターの高島理事を選んで審議が進められ、会長・業務執行理事の互選については塘添 誠次(とうぞえ せいじ)さんが本協会会長に再任されました。

 その後、専門部長、及び専門部員の選任について協議、内定して、この日の会議を終了しました。

記.佐生秀一

◆第70回全国盲人福祉大会・徳島大会に参加

 平成29年5月26日(金)から28日(日)にかけ、徳島県において第70回全国盲人福祉大会が開かれ、富山県から先発隊として塘添会長、濱野理事、安田の3名(他に付き添い1名)が出席しました。

 26日の朝、新高岡発6時51分の「つるぎ701号」、金沢からサンダーバード8号、大阪から10時30分発の徳島行き高速バスを乗り継いで徳島駅前に12時50分に到着。

 新高岡駅で乗り換え誘導サービスをお願いしていたので、駅員の誘導によりスムーズに移動、乗り換えができ、時間通りに到着することができました。

 私は26日の昼から27日の午後5時まで、現地の同行援護をお願いしてあったので、徳島駅前でバスを降りたらすぐにガイドヘルパーのKさんが声をかけてくれました。

 26日、27日の二日間、Kさんには福祉機器の展示会場の案内や会議室の移動、会議資料の確認や内容説明、会場の状況や雰囲気など、丁寧に教えてもらいました。

 また、27日の会議終了後は宿泊先の鳴門市「ルネッサンス リゾート ナルト」で富山からのツアー旅行団(約40名)と合流するのですが、KさんはJR鳴門駅から宿泊先までのタクシーの予約手配までしてくれました。

 地元のタクシー事情を知らない私達には思いもつかないことでした。親切な心づかいに感謝すると同時に同行援護制度の有り難さを再認識しました。

 26日(金)の午後から、JR徳島駅と併設の「ホテル・クレメント徳島(26日の宿泊先でもある)」において、平成29年度定時評議員会、あはき協議会代議員会、スポーツ協議会代表者会議、ブロック長会議などが開かれました。

 各会議とも熱心な討議がされたようで、時間が大幅にオーバーしてしまい、6時から予定されていた北信越ブロックの懇親会は1時間も遅れて始まりました。

 27日(日)の午前10時から同じくホテル・クレメント徳島の4階クレメントホールにおいて第54回全国盲人代表者会議、研修会が開かれ、昨日の定時評議員会において新定款に基づく役員選挙で再選された竹下義樹会長の挨拶がありました。

 続いて厚生労働省から二人の講師を招いて「障害福祉サービスについて」と「介護保険サービスについて」の2題の講演を聞きました。専門の担当者の話を直接聞くことができるとのことで、質問者が多くて制限されるほどでした。

 午後からは全体会議に続いて生活分科会、バリアフリー分科会、職業分科会の三つの分科会が開かれました。私は職業分科会に参加しました。各会議の内容は12月末発行の「ゆきしろ76号」に掲載されますので宜しくお願いします。

 会議を終え、JR徳島駅から「汽車」に乗って鳴門駅に向かいました。約40分の懐かしい汽車(ディーゼルカー)の音を聞きながらの楽しい旅でした。

 ガイドヘルパーKさんの心づかいにより、鳴門駅ではタクシーが待機しており、すぐに宿へ向かい、富山の旅行団と合流しました。

 二日間の会議の緊張から解放されたのと、風呂を浴びた後とあって、懇親会のビールは大変美味しく感じました。

 思いがけず、懇親会終了後にホテル内のフロアーで阿波踊りの実演がありました。笛や太鼓、カネ、三味線の迫力ある演奏を聞きながら、私はビールの酔いも手伝って思わず足でリズムを取って体を揺らしていました。

 28日は朝食後、今回のツアー旅行の目的である「第70回全国盲人福祉大会」に参加するため、貸切バスで式典会場の「アスティ徳島(徳島県立産業観光交流センター)」へ向かいました。

 全国から1500人もの視覚障害者や関係者が集っているとのことで、会場はにぎやかで熱気に溢れていました。

 日本盲人会連合の竹下義樹会長は挨拶の中で、「身体障害者福祉法に基づく視覚障害の認定基準が、これまでの両眼の視力の和から、良い方の眼の視力を基準として判定する方向で議論が始まっている」などの話をされました。

 式典では日盲連顕彰等の受賞者に表彰状や感謝状が贈られ、また多くの来賓からの祝辞が述べられました。次回の第71回大会の開催地は東京都です。来年も多くの皆様の参加をお願い致します。

 昼食をとった後、阿波踊り会館では踊り方の指導を受け、眉山ロープウェイに乗って頂上から徳島平野の眺望を楽しんだりしました。鳴門市ドイツ館では第一次世界大戦ころのドイツ人俘虜の文化や音楽活動の話を聞きました。

 次いで、四国八十八箇所第一札所の霊山寺を参拝した後、大鳴門橋を越えて南あわじロイヤルホテルに宿泊。風呂を浴びた後、二日連続の懇親会を楽しみました。

 29日は再び徳島県側から、大鳴門橋の下に併設されている歩道を通って海上散歩。見える人は所々に設けてあるガラス板から眼下の鳴門海峡の渦潮を覗いていました。中には高所恐怖症の方もおられたようでした。

 次いで再度淡路島へ戻り、淡路人形座の人形浄瑠璃を観賞しました。テレビなどで文楽の話は聞いたことがあるのですが、実際に観賞したのは初めてで、臨場感ある伝統文化を味わえて良かったと思いました。

 人形座を出てから昼食と買い物を楽しんだ後、バスで帰路に着きました。新大阪からサンダーバードと新幹線を乗り継いで高岡、富山に着いたのは夜9時近くでした。

 四日間とも少し暑かったのですが、よい天気に恵まれて楽しい大会とツアーでした。来年の大会も参加したいと思います。

記.安田

◆北信越グランドソフトボール大会 富山県チーム2年連続優勝!

 5月21日、第17回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技の地区予選を兼ねた第44回北信越グランドソフトボール大会が、安曇野市営県民豊科運動広場にて盛大に開催された。

 前日、代表者会議での抽選で1回戦は不戦勝。2回戦は、石川県に打ち勝ってきたチーム全体が若く勢いのある福井県と対戦する事になった。

 わが富山県の飛田投手は初回からエンジン全開、福井打線につけ入る隙を与えずリズム良く投球。打線も、福井県3人の投手から打ちも打ったり、過去にも記憶にないような1イニング10得点以上のビッグイニングなど、終盤は柳沼投手がキッチリ福井打線を抑え、17対0の完封勝利で決勝戦に進出。新潟県と優勝争う事となった。

 一転して緊迫した試合展開になったが、一回裏に1点を先制し、二回裏にも1点を追加、有利な試合運びとなり、先発の飛田投手も得点圏にランナーを置くピンチも慌てることなく、内野手、外野手も得点させまいと守り抜いて試合終了。2対0の2試合連続の完封勝利で北信越大会2連覇を達成する事ができました。

 3月から5回の練習や4月下旬に埼玉県チームと練習試合などをし、選手19名一丸となり北信越大会に臨みました。

 たくさんの応援、本当に有難うございました。

記.高橋克人

◆東海北信越地区グランドソフトボール代表決定戦

 第17回全国大会・東海北信越代表決定戦は6月11日、三重県津市で行われ、ジャンケンで勝ち、富山県は後攻を取りました。

 試合は三重県の打線が爆発、毎回打者一巡の猛攻。富山県はヒットがつながらず無得点。一生懸命頑張りましたが完敗でした。

 来年また頑張ります。応援ありがとうございました。

記.池田一義


◆富山湾岸サイクリング2017に参加

 4月23日(日)、「富山湾岸サイクリング2017」が魚津を中心に行われました。雲一つない快晴の一日でした。

 去年より多い1300人が参加しました。海外から台湾チームも参加していました。

 コースは以下の4コースです。

■チャンピオンコース(約180km) 魚津→朝日→魚津→氷見(プチグルメ氷見)→魚津

■ロングコース(約120km) 魚津→氷見(プチグルメ氷見)

■ショートコース(約60km、実際67km) 魚津→朝日往復

■エンジョイコース(約40km) 魚津→入善往復


 私たちタンデムチームはショートコースに参加しました。昨年に続いて二回目の参加でしたが、去年のコースに比べて距離は20km以上長く、休憩も少なく、走り続ける時間も長かったため、走ったという実感がありました。

 石井知事の開会宣言で始まり、タンデムチームは8時20分ごろにスタートしました。途中休憩を挟みながら順調に走り続け、11時ごろに折り返し地点である宮崎に到着。ここで休憩の後折り返しました。

 途中、魚の駅「生地」で昼食休憩し、カニ汁、焼き魚などの弁当を食べた後、ゴールへ向けて出発しました。2時30分ごろに無事ゴールにたどり着きました。

 今回もサイクリング協会の方のサポートにより、安全に走り切ることができました。私たち視覚障碍者にとって、風を切って走るという貴重な体験でした。

 石井知事、村上議員をはじめとし、多くの方の協力により今回も湾岸サイクリングに参加することができました。大変感謝しております。本当にありがとうございました。

記.柳井 勇二


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