平成23年度の実施事業

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◆平成24年3月25日(日) 理事会、評議員会開催
◆3月11日(日) 三療部会、及び三療研修会
◆平成24年2月18・19日 北信越ブロック会議
◆平成23年12月4日(日) 更生相談会&火災避難訓練&作田さん祝勝会&日盲連参加ツアー募集
◆11月20日(日) 三療研修会
◆作田さん優勝! 重量挙げ世界マスターズ選手権
◆10月30日(日) タンデム自転車体験会
◆第11回全国障害者スポーツ大会 中西会長出場
◆10月23日(日) 点字競技会、パソコン競技会開催
◆10月16日(日) 三療部研修会開催
◆10月15日(土)、16日(日) 北信越STT大会
◆10月2日(日) 重量挙げ世界マスターズ日本代表・作田さんの壮行会
◆10月2日(日) 視覚障害者文化祭&福祉機器展
◆9月28日(水) 同行援護制度説明会
◆9月13~15日 全国盲女性大会
◆9月10・11日(土・日) 家族激励大会&山岳歩行訓練、及び研修会
 「古代射水郡を知る」の講演内容を聞く事ができます。

◆8月31日(水) 視覚障害者に適した誘導案内システム講習会開催
◆8月21日(日) 第37回富山県視覚障害者球技大会
◆8月7日(日) タンデム自転車体験会(富山支部主催)
◆7月3日(日) ボランティアと利用者交流会
◆6月12日 定期会員総会、三療部会
◆6月5日 第64回全国盲人福祉大会島根大会
◆5月29日 理事会、評議員会開催
◆5月22日 第38回北信越グランドソフトボール大会
◆作田さんが重量挙げ世界マスターズ日本代表に!
◆4月10日(日) 平成23年度第1回理事会開催、新役員選出

     ◆平成22年度の実施事業
     ◆平成21年度の実施事業
     ◆今年度の実施事業
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☆平成24年3月25日(日) 理事会、評議員会開催
 午前10時からセンター研修室において、全理事が出席して23年度最後の理事会が開かれ、平成23年度補正予算案、平成24年度の事業計画案と予算案を審議し、承認されました。
 午後1時からは評議員会が開かれ、議長に富山支部の安達さん、副議長に同支部の嶺さんを選んで、同じく平成23年度補正予算案、平成24年度の事業計画案と予算案を審議し、承認されました。
 事業計画案には記載されていませんが、協会から県内各市町村へ提出して問い合わせていた「同行援護に関するアンケート」の結果をまとめ、24年度早々にも会員向けの報告会を開く予定との事です。
                            記.安田

☆3月11日(日) 三療部会、及び三療研修会開催
 ライトセンターにおいて、午前10時より12時まで施術交換会を行いました。10名前後の参加者が、盲人ホームの診察ベッドと和室に別れて二人がペアになり、相手の主訴に応じた治療をあんま・マッサージ・指圧、または鍼を使って施術をしました。
 ガイドヘルパーさんにも協力をいただき、お互いに普段の施術の良いところ、悪いところを話し合いながら施術をし、明日からの仕事に役立っていくのではないかと思いました。
 今回は飛び入りで20代の女性が参加され、全体の平均年齢を下げ、華やかな雰囲気の中で行われました。
 昼食は少し仕事から離れ、プライベートの話をしながら懇親を深めました。午後は1時から3時半の予定で、富山視覚総合支援学校の増田朋宏(ますだ ともひろ)先生の、腰痛に対するリハビリの講演がありました。
 単に腰痛といっても原因が骨、筋肉、神経、軟骨、ストレス、内臓疾患などによって、それぞれ異なった症状が現れることによる診察の鑑別方法。それに対する治療の仕方が違うこと。
 また、日本の診察と西欧の診察の違い。西欧では腰が痛いというだけで、すぐにレントゲンやMRIによる診察はできるだけ避けるようになってきていること。
 患者さんの主訴だけを診るのではなく、一人の患者さんにしっかり向き合い、私達だからできる施術に心がけたいことなど。
 増田先生の熱の入った講義は時間を30分ほど延長され、ウイリアムズ体操、マッケンジー体操などの実技を、参加者全員が理解できるまで続けられました。
 ほとんどが先輩方の中で、安心して充実した優しい気持になれた一日でした。また機会があれば是非参加したいと思います。
                        記.藤井

☆平成24年2月18・19日(土・日) 北信越ブロック会議
 2月18・19日(土・日)の二日間にわたり、石川県の湯涌温泉「かなや」において「23年度日盲連北信越ブロック会議」が開催されました。
 長野、新潟、富山、石川、福井の各県から総勢約110名の出席があり、当県からは執行部、女性部、青年部の計21名が福祉バスを利用して参加しました。
 大雪のため、開会が大幅に遅れ、また予定していた日本盲人会連合・笹川会長の出席が得られず、北信越ブロック長・小山氏の講演を聞きました。
 その後、代表者会議、女性部協議会と研修会、青年部協議会、スポーツ担当者会議がそれぞれ部屋を変えて開かれ、各県提出議題など、活発で熱のこもった議論が交わされました。
 代表者会議では、日盲連提出議題として、
①歩道に融雪のためのロードヒーティングの設置をして欲しい。
②ガイドヘルパーが運転する車の利用について配慮して欲しい。
 の2案が採択されました。
 湯涌温泉は美人画家・竹久夢二で有名ですが、懇親会のアトラクション「胡弓(こきゅう)の二重奏」は大正ロマンの雰囲気を出したい気持だったのかも知れません。
 二日目は「地方に必要な福祉サービスは何か」と題してのシンポジウム、及び「視覚障害者の明るい未来」と題し、奥田国土交通副大臣の講演を聞きました。
 その後、まとめの報告がなされて、正午に閉会しました。二日間、長時間にわたる熱の入った会議でした。来年度は富山県の主催で、平成25年2月16日、17日の二日間、婦中町の「磯波風(イソップ)」で開催されることに決定しました。多数の会員の方々の参加をお願いします。
                             記.安田

☆平成23年12月4日(日) 更生相談会&火災避難訓練&意見交換会&作田さん祝勝会&日盲連大会参加ツアー募集
 ライトセンター1階研修室において、平成23年度の更生相談会が約70名の会員が出席して盛大に開かれました。この日は、会報「ゆきしろ」臨時増刊号として、故田島豊秋氏の追悼文集「社会福祉にかけた50年」が完成し、支部長や会員に配られました。
 午前10時から中西会長の挨拶に続き、富山消防署から来ていただいた講師の方々の指導により、火災についての研修会を行いました。最初に、自宅が火事になったり、施設などで火災に遭遇した時の心構えや避難方法について色々学 びました。
◆火災や地震に備えての心構え、注意点は ここ
 その後、外に出て実際にタオルやハンカチなどで口を覆いながら、頭を低くして煙の中を歩く体験をしました。
 また、会員が研修室や和室、調理実習室などで研修中に火災が発生したとの想定で、実際に火災報知器を鳴らしながら、会員、センター職員全員が参加して避難訓練をしました。講師のアドバイス通り、皆さん落ち着いて行動されました。
 避難訓練終了後、来年の日盲連千葉大会、及び大会参加ツアーについて山内副会長より詳しい説明がありました。
 昼食後、平成24年度の行事予定発表と意見交換会が行われました。その後は例年通り楽しい懇親会ですが、今年は作田さんの「重量挙げ世界マスターズ優勝祝賀会」も併せて行われました。作田さんから「君が代を聞いた時は体が震えた」との喜びや、今後の抱負について熱く語られました。
                             記.安田

☆11月20日(日) 三療部会、及び三療研修会開催
 富山県視覚障害者福祉センターの盲人ホーム施術室において、午前10時より三療部会員15名が参加して技術交換会が行われました。
 午後1時からの三療研修会には約30名が出席しました。昨年11月と同じく、今回も黒部市鍼灸マッサージ師会会長の経塚泰久先生をお招きし、「遠隔部の鍼治療」と題して講演していただきました。
 肩こり、頚部痛、上肢や下肢の痛み、腰痛などの症状に対して、前腕や手、下腿や足、腋窩線などの遠隔部のツボに鍼治療(灸やマッサージも良い)をしながら運動をしてもらう方法を学びました。
 これは、三療施術が症状を軽減する即効性がある、という事をアピールできるよい方法であるとの事でした。また、遠隔部だけでなく、症状のある部位への施術も必要であるとの事でした。
 実際に一人一人、手を取りながら説明していただいたので、視覚障害者にも分かりやすい講演でした。
                             記.安達

☆作田さん優勝! 重量挙げ世界マスターズ選手権
 10月末から「重量挙げ世界マスターズ選手権」がキプロスのリマソール市で開催されていましたが、日ごろから私達がお世話になっている、センター職員の作田佳弘(よしひろ)さんが優勝されました。
 出場されたのは、男子40歳の部62キロ級です。成績はスナッチ83キロ、クリーン&ジャーク105キロ、トータル188キロで見事に優勝されました。
 本当におめでとうございます。

☆10月30日(日) タンデム自転車体験会
 10月30日(日)午前10時から午後3時まで、県総合運動公園において「富山県障害者スポーツ協会」のスポーツ活性化事業としての体験学習、「タンデムで広がる世界 ふかまる輪」が、会員24名と不二越工業高校生、県立大学の学生さん、三ツ星山の会さんなど、ボランティア21名、総勢45名の参加で開催されました。
 朝からの小雨の中、10時に開会式が行われました。中西会長から「あいにくの雨ではありますが、大いに気持ちよい走行を楽しみ、早く公道での走行が解禁されるようになるのを期待しましょう。」の挨拶に続いて、県障害者スポーツ協会の中川事務局長からも「タンデム自転車の体験を通して元気に体を動かしましょう。」と激励されました。
 その後注意事項などの説明を聞き、さっそく会員とボランティアさんがペアーになり、小雨の中、芝生スポーツ広場、のびのび広場へと走り出しました。
 初めは雨が降っていましたが、しだいに太陽が出てきて、暖かい日差しを感じながらの走行になりました。公園内には木々も多く、芝生のきれいな中を何度も繰り返し、さわやかな風を切って汗をかきながら、いろいろコースを変えて何度も走る人もあるかと思えば、初体験の人はハアハアいいながらも楽しそうでした。休憩中は皆さんでいろいろな楽しい会話に花を咲かせたりして、交流を深めました。
 早く一般道でも走れるようになればと夢膨らむ中、楽しい一日が終わりました。ありがとうございました。
                         記.堀

☆第11回全国障害者スポーツ大会 中西会長出場
 山口県において10月22日(土)に開幕された、第11回全国障害者スポーツ大会「おいでませ!山口大会」の閉会式が24日(月)、山口県維新公園陸上競技場において行われ、選手、役員、観客1万6千人が参加し、大会が閉幕されました。ここに、参加されていた皆様の、輝かしい結果をお知らせいたします。
 サウンドテーブルテニスに出場されていた中西会長は、埼玉県の方には惜しくも負けてしまわれたようですが、沖縄県と徳島県の方に勝利され、銀メダルを獲得されました。
 また、視覚支援学校より、陸上競技の1500mと400mの2種目に出場されていた高(たか)さんは、1500mで金メダルを獲得。同じく、視覚支援学校の加藤さんは、水泳競技・50mの2種目に出場され、2個の銀メダルを獲得されました。
 選手の皆様、本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でした。今後もさまざまな競技における、皆様のご活躍を期待しています!
                            記.舟川

☆点字競技会、及びパソコン競技会開催
 10月23日(日)午前10時からライトセンターにおいて、第60回点字競技会、及び第12回パソコン競技会が開かれました。
 点字競技会は16名が参加し、記憶書き、聞き書き、写し書き、はや読みの4種目で競われ、パソコン競技会(携帯電話を含む)には5名が参加しました。
 点字競技会、パソコン競技会の成績は下記の通りです。
[点字競技会]
・団体の部 1位 富山市Aチーム 2位 射水市チーム 3位 高岡市チーム
・個人総合 1位 松波律子(高岡)
・一般の部個人総合
 1位 松波律子 2位 上沢淳一(富山) 3位 鈴木修博(射水)
・中途失明者の部個人総合
 1位 岩黒勝義(射水) 2位 塘添誠次(射水) 3位 谷内幸子(富山)
・田島杯 竹島好子(高岡)
[パソコン競技会]
 1位 田口明美(高岡) 2位 上沢淳一(富山) 3位 堀恵一(富山)

 午後からは、触覚力と脳トレを目的にオセロゲームを実施しました。未経験者を含め14名が楽しみました。
                        記.上坂

☆10月16日(日) 三療部研修会開催
 富山県視覚障害者福祉センターの盲人ホーム施術室において、午後1時より会員7名が参加して三療研修会が行われました。この日は他の行事と重なり、参加者が少なかったのが残念です。
 今回も3月の研修会に引き続いて、三療部会長の堀恵一先生の講義でした。堀先生は、治療方針の決定に重要な方法であるとして、来院された患者さんには必ず腹診など、全身をくまなく触診しておられるそうです。
 例えば、腰痛患者には腰部に刺鍼し、パルス通電をするパターンが一般的だと思いますが、堀先生は腰部だけでなく、腹部などの全身をくまなく触診され、治療箇所を決めておられるのが参考になりました。
 五十肩の治療では、術者の脇に患者の腕をはさんで牽引しながら、肩関節に回旋運動を加えたり、また、刺鍼しながら上肢や下肢の運動を加えたりなど、堀先生は関節や筋肉などへの運動鍼を取り入れた鍼主体の治療をされています。その他、時には耳鍼も応用されているとの事でした。
                         記.安達

☆10月15日、16日 北信越STT大会
 10月15日(土)・16日(日)の両日、長野県松本市の里山辺体育館において「第20回北信越サウンドテーブルテニス記念大会」が開催され、富山県より選手7名が参加しました。
 大会結果は次の通りです。
<STTA(アイマスクあり)・男子の部>
 1位  住吉 実(すみよし みのる)・長野県
 2位  井上 博則(いのうえ ひろのり)・新潟県
 3位  塘添 誠次(とうぞえ せいじ)・富山県
<STTA(アイマスクあり)・女子の部>
 1位  住吉 冬子(すみよし ふゆこ)・長野県
 2位  柳田 信子(やなぎだ のぶこ)・富山県
 3位  早苗 幸子(さなえ ゆきこ)・福井県
<STTB(アイマスクなし)・男女混合の部>
 1位  北川 歌子(きたがわ うたこ)・石川県
 2位  太田 蓉子(おおた ようこ)・富山県
 3位  前川 和穂(まえかわ かずほ)・福井県
<団体戦>
 1位  新潟県Aチーム 井上(男)・長谷川(女)・石岡(女)
 2位  長野県Aチーム 住吉(男)・山本(男)・住吉(女)
 3位  富山県Aチーム 塘添(男)・太田(女)・本江(女)
以上です。入賞された皆様、おめでとうございました。

 今回で「北信越サウンドテーブルテニス大会」も20回となり、15日の個人戦終了後、体育館横の教育文化センターにおいて「北信越ブロック視覚障害者サウンドテーブルテニス大会の礎を築いた人々。そして、これまでの歩み」と題し、石川県の方を講師に、記念講演が行われました。
 大会当初を知らない選手にとっては、先人の方々の苦悩を知る、いい機会であったと思います。
 「記念大会」とあって、なかなか忙しい日程ではありましたが、お天気にも恵まれ、各所で熱戦が繰り広げられ、また、他県の方々との親睦を深め、選手は有意義な時間を過ごさせていただきました。
 来年、この大会は10月・福井県において開催されます。最後に、参加された皆様、本当に、お疲れ様でした。
                         記.舟川

☆10月2日(日) 重量挙げ世界マスターズ日本代表・作田さんの壮行会
 第35回文化祭ならびに福祉機器展へ多くの皆様のご参加をいただき、本当にありがとうございました。
 当日午前の講演終了後、重量挙げ世界マスターズ日本代表に選ばれ、11月のキプロス大会に出場されるセンター職員・作田さんの壮行会が行われました。
 宮田所長からは、大きな希代と励ましの言葉が贈られました。山内副会長からは、作田さんがこれまでの競技人生を通し、きっと培ってきたであろうさまざまな思い、そこに皆様からの熱い思いも込められた、自作の詩を贈られました。
 そして、グランドソフトボール部・高橋(克)さんを中心に、参加者全員で力強いエールを贈りました。
 また、先日来より皆様からお預かりしてきた、沢山の暖かな思い、熱いメッセージの数々を、皆様を代表して中西会長から作田さんへ手渡されました。
 作田さんからは、皆様へのお礼と共に、世界大会で全力を尽くして戦う、との強いメッセージをいただきました。
 世界大会は11月4日、キプロスにて行われます。作田さんには、思いきり大会を楽しみ、そして美しく輝く…を持ち帰ってくださる事を、心より願っています。
 11月4日はキプロスへ向け、大きな力、強い思いを込め、会員一丸となって応援しましょう! 最後に、改めて暖かな思い、熱いメッセージをお寄せいただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。
記.舟川

☆10月2日(日) 視覚障害者文化祭&福祉機器展
富山ライトセンターにおいて第35回視覚障害者文化祭・福祉機器展が開催され、会員家族など約110名、ボランティアの方35名の参加により盛大に行われました。
 10時より会長挨拶の後、アロマテラピストの山口ひとみ先生による「薫りと文化」の講演を聴きました。歴史的なことや薫りの持つ作用などの説明を受けながら、皆さん、いくつもの精油の香りを楽しみました。
 午後から会員による生き甲斐発表が行われ、コーラス、詩吟、民謡、カラオケなど、日ごろの練習の成果を披露されました。
 会場には会員の手芸作品や茶席、漢点字、福祉機器のブースも設けられ、久しく出会った仲間とも会話をし、楽しく1日を過ごしました。
                            記.上坂
☆9月28日(水) 同行援護制度説明会
 平成23年9月28日(水)午後1時30分から富山ライトセンターにおいて、障害者自立支援法に基づく「同行援護の実施」についての説明会が開かれました。平日にもかかわらず、県内各地から約35名の会員が出席しました。
 富山県厚生部障害福祉課から2名の講師をお招きして、配布された資料に基づいて説明をして戴きました。途中にQ&Aを交えながら、詳しく熱の入った説明会でした。
 「何時でも、何処へでも」を基本として、自立支援法の改正により、平成23年10月1日から新たな「同行援護」というサービスが始まります。
 これまでのガイドヘルパー事業は、地域(市町村)によって、サービスに大きな格差が生じていましたが、「同行援護」は国の事業として全国一律のサービスとなり、居住地による格差が生じないことになります。
 視覚障害者の外出保障という点においては移動支援事業と変わりませんが、ヘルパーが行う行為は、「介護」ではなく「移動に必要な情報を提供する」と明記されたことが、移動支援事業とは大きく異なる点です。また、移動時の情報提供に加え、目的地での代筆、代読が業務として明記されたことも、重要な点です。
 このサービスの基本は、視覚障害の身体障害者手帳を交付されている人が対象であり、主なサービスは、視覚障害者が居宅において自立した日常生活、または社会生活が営めるよう、移動時およびそれにともなう外出時において必要な視覚的情報の支援(代筆・代読を含む)とされています。
 申請手続は居住地の市町村役場で行いますが、法律的には一ヶ月当たりの利用時間や利用範囲、利用目的などには制限がありません。
 しかし、今までの経過から、その利用を制限される可能性があるかも知れませんので、同行援護の利用申請においては、自己の利用目的をはっきりと主張されることが大切です。例えば、ライトセンターへ行く、買い物、散歩、スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行、病院、葬祭など。一ヶ月に利用するであろう時間数を、調査する人に伝えることでしょう。
 この「同行援護制度」の定着、発展のためには、一人でも多くの方が利用される事が必要です。ぜひ、この手続きを行っていただき、皆さんが積極的に社会参加されるよう願っています。
                            記.安田

☆9月13~15日 第57回全国盲女性研修大会・福井大会
 第57回全国盲女性福井大会が9月13日(火)から15日(木)まで、福井県あわら市の「グランディア芳泉」で行われ、本協会からは、中西会長と女性部会員3名が出席しました。
 猛暑の中、富山県は二日目から参加しました。
○無くそう!障害者福祉の地域格差を。
○入院時におけるヘルパーの派遣を。
○復興には総力を挙げて協力を。
○手をつなごう!全国の仲間と地域人々と。
 上記のスローガンのもと、全国代表者会議が行われ、午後からは大本山・永平寺布教部長の西田正法(にしだ しょうほう)氏の心にしみる法話を聞き、その後レポート発表、意見交換があり、女性パワーあふれる交歓会になりました。
 大会三日目は歓迎演奏から始まり、代表者会議報告と承認、研修会報告の後拍手で承認され、最後にすばらしい大会宣言案が読み上げられ、満場一致で採択されました。
                  記.女性部長 柳田信子

☆9月10・11日(土・日) 家族激励大会&山岳歩行訓練、及び研修会
 今年度は射水支部の担当で、福祉バスなどを利用して、県内各地から約70名の会員が参加して開催されました。
 10日午後2時、新湊のあゆの風センターにおいて家族激励大会が開かれ、射水市長、県会議員、市議会議長、社会福祉協議会など、7名の来賓の出席をいただき、心のこもった激励の言葉をいただきました。
 激励大会終了後、あゆの風センターを出発して、内川に沿った遊歩道を歩きました。微かに海辺の香りがただよう中、「山岳歩行訓練」というほどではありませんが、内川にかかる幾つかの橋をアップダウンしながら、ボランティアガイドさんの慣れた口調の案内に聞き入り、また遊歩道沿いの、地元にゆかりのある芸術家たちの作品も楽しみながら、新湊庁舎まで歩きました。
 懇親会、宿泊、研修会は高岡市雨晴(あまはらし)の「磯はなび」で行われました。懇親会は例年と同様、民謡やカラオケなど、皆さんが自慢の歌を披露され、楽しんでおられました。
 翌11日、午前10時から研修会が開かれ、「古代射水郡を知る」と題して、高岡市万葉歴史館の主任研究員・関隆司(せきたかし)先生の講演を聞きました。
 ◆「古代射水郡を知る」の講演を聞く時は ここをクリックして下さい
 関先生の講演は視覚障害に充分に配慮されてのものでした。「2013年が射水郡生誕1300年」という事の他、漢字の意味や、ひらがな、カタカナも合わせての歴史を交えて話されました。古代の射水郡について教えるというよりも「勉教して欲しい、何事もなぜ?という興味を持って欲しい」という気持と熱の入った、予定を30分もオーバーする講演でした。
記.安田

☆視覚障害者に適した誘導案内システム講習会
 8月31日(水)午後1時から富山ライトセンターにおいて、「視覚障害者に適した誘導案内システム講習会」が開催されました。
 「テクニカルパートナーズ福祉事業部」様のお世話により、レハ・ヴィジョン株式会社、池野通建株式会社から「視覚障害者に適した誘導案内システム」について詳しく説明をして戴きました。
 現在、我々視覚障害者の安全な外出や社会参加をサポートするため、様々な機器が設置されています。しかし、どの製品が適正であるか、その設置場所や方法等が安全で適切であるか、また、未設置箇所への設置促進をどうすればよいか等、分からない事が多かったのですが、この講習会に出席された方は大いに参考になったと思います。
 富山県視覚障害者協会からは主に役員が出席し、設置する側の自治体福祉関係からは富山市障害福祉課、同富山駅周辺地区都市整備事務所、高岡市都市整備部駅周辺新幹線対策課、滑川市福祉介護課、射水市福祉保健部社会福祉課、鉄道運輸機構建築課など、多くの関係者の方々の出席を戴きました。
 講習会はプロジェクターを使い、問題のある点字ブロックの設置例などが紹介され、詳しく説明されました。出席された方が熱心に見入って(聞き入って)おられました。
 発信器と受信器を組合わせた音声誘導案内システムの導入については、残念ながら北信越では、富山県の普及が一番遅れているとの事でした。
 幸い、多くの関係者が講習会に出席されていましたので、今後、音声誘導案内システムの導入や点字ブロックの設置を、もっと進めて戴けるものと期待しています。そして視覚障害者がもっと出やすくなり、社会参加がしやすくなる事を願っています。
記.安田

☆8月21日(日) 第37回富山県視覚障害者球技大会
 残暑が少し和らいだ8月22日(日)、グランドソフトボールは南部中学校グラウンドで、サウンドテーブルテニス(STT)はとやまライトセンターで開催されました。
 グランドソフトボールは前日の雨のため、実施が危ぶまれたのですが、お世話をされた皆様のおかげさまで、水溜まりも無く、まあまあのグラウンドコンディションでした。
 参加選手20名、審判の方など5名の参加があり、AチームとBチームに分かれ、午前中に熱戦が繰り広げられました。
 結果は9対5でAチームが勝利しました。最優秀選手に柳沼芳一さん、優秀選手に中西美雄さんと湯浅喜八郎さんが選ばれました。
 STTは、午前中に女子サウンドテーブルテニスA(アイマスク着用)が行われ、午後から男子サウンドテーブルテニスA、及び男女混合のサウンドテーブルテニスB(アイマスク無し)が行われました。
 STTの結果は以下の通りです。
○サウンドテーブルテニスA 女子(選手12名)
1位 徳市和美、2位 本江とみ子、3位 柳田信子
○サウンドテーブルテニスA 男子(選手6名)
1位 塘添(とうぞえ)誠次、2位 柳沼芳一(よしいち)、3位 安達 実
○サウンドテーブルテニスB 男女混合(選手9名)
1位 高橋 亨(とおる)、2位 藤野多喜夫、3位 太田蓉子

 参加された選手の皆様、ご苦労さまでした。またお世話をして戴いた審判やスタッフの皆様、どうも有難うございました。
                            記.安田

☆8月7日(日) タンデム自転車体験会(富山支部主催)
 ライトセンターの裏に近い、神通川河川敷公園において、午前10時から午後3時頃まで、富山支部主催の「タンデム自転車体験会」が行われました。暑い日でしたが、不二越工業高校、Bitsとやま、三つ星山の会からボランティアの方が23名、会員27名の参加者があり、にぎやかに楽しく行われました。
 私は中学、高校時代はいつも自転車に乗っていたのですが、視力が落ちてから30年近くも乗っていません。もちろん、タンデム自転車は初めてでした。
 私は後のサドルに腰かけ、前のサドルの男子高校生の声に合わせてペダルを踏むと、思ったよりも軽く自転者が動き出しました。開会式の時は本当に暑かったのですが、自転車が動き出すと心地よい風が体を通り過ぎて行きます。
 市内電車が通る富山大橋、神通大橋、それと新幹線、北陸線の鉄橋の下を通り抜けての河川敷サイクリングでした。橋の下を通る時は風が冷たく感じられました。往復30分足らずの時間でしたが、若い生徒さんと話しながら、楽しく快適なサイクリングでした。久しぶりで良い運動になりました。
 富山県警の方からも体験を兼ね、見学に来ておられました。また、KNBの小林アナウンサーが取材に来ておられ、皆さんにインタビューされていました。早速、夕方のKNBテレビで放送されました。
 タンデム自転車は自然に優しい乗物ですが、視覚障害者にとっても優しく、便利で安全な事が社会に認識され、一般道を走行できるようになれば、視覚障害者の行動範囲も広がり、買物などに大変便利になります。是非実現して欲しいものですね。
 ボランティアの方やお世話をして戴いた皆様、どうも有難うございました。
                           記.安田

☆7月3日(日) ボランティアと利用者交流会  
 毎年恒例の、点訳・音訳ボランティアの方々と利用者の交流会は、久しぶりに音声ガイド付映画を鑑賞したいとの事で、今年は視覚障害者福祉センターで開催されました。
 点字図書グループは、ボランティア21名、利用者12名、録音図書グループは、ボランティア33名、利用者41名の出席者があり、午前10時30分から、点字図書グループは2階会議室、録音図書グループは1階研修室に別れ、それぞれ意見交換会が行われました。
 どちらも活発な意見が交わされ、ボランティアの方、利用者、共に情報を得て、互いに理解を深められたと思います。
 昼食後、研修室での映画鑑賞会に先立ち、重量挙げ世界マスターズ日本代表に選ばれ、6月13日のNHKテレビでも紹介された作田さんが、改めて紹介されました。皆さんでメッセージなど、応援して行きましょう。
 音声ガイド付映画は「ミルコの光」というイタリア映画で、事故で視覚に障害を持った少年が主人公で、盲学校に入り、自分の能力を発揮して行くストーリーでした。後に、少年はイタリア屈指の音響技術者になったとの事です。
 障害のある人、ない人、それぞれに何かを訴えている内容だったのではないでしょうか?
 交流会に出席された皆様、どうも有難うございました。来年の交流会も多数の出席を宜しくお願い致します。
   記.安田

☆6月12日(日) 定期会員総会、三療部会開催
 ライトセンター研修室において、午後1時から80名近い会員の出席を得て、平成23年度定期会員総会が開かれました。
 中西会長から道端さん、故田島氏奥さんに感謝状が贈られた後、当協会顧問の代議士、県議をはじめ来賓多数から力強い祝辞を戴き、盛大に式典を終えました。
 議事に入り、議長、副議長に安達さん、高橋さんを選び、平成22年度の事業報告、決算報告、監査報告、並びに平成23年度事業計画、予算案が審議され、いずれも盛大な拍手で承認されました。
 また、重量挙げ世界マスターズ日本代表に選ばれた作田さんを、物心両面から応援しようという事で、激励メッセージとカンパを募る事も全会一致で承認されました。
 総会終了後は懇親会です。美味しいツマミでビールを飲みながら、皆さん、久しぶりの歓談を楽しんでおられました。議事が延びて時間が短かったのが少し残念でした。
 総会に先立ち、午前11時から2階和室において三療部会総会が開かれました。平成22年度の事業報告、決算報告、及び23年度事業計画、予算を審議し、いずれも承認されました。
 役員改選の年ですが、三療部会長に堀さん、副会長に安達さん、本江さんが全会一致で再任されました。
       記.安田

☆第64回全国盲人福祉大会島根大会 参加報告
                     副会長 塘添誠次
 社会福祉法人日本盲人会連合第64回全国盲人福祉大会は、平成23年6月3日(金)~5日(日)に島根県民会館において開催され、富山県からは、旅行団を組み、35名が参加した。
 6月2日に吉野さんの付き添いで中西会長と塘添が先発し、会議に出席した。4日の朝に出発した富山県の旅行団は、JRで岡山まで行き、観光バスに乗り換え、小泉八雲記念館や宍道湖を観光した後、宿泊地である宍道湖温泉で合流。
 5日は、大会式典と大会議事に参加し、視覚障害者の現状と今日的課題、福祉に関する情勢と運動の展開等を理解した。又、会場で多くの仲間と集い、連帯の輪を広げた。大会終了後、出雲大社を観光し、玉造温泉に宿泊。
 6日は、和鋼(わこう)博物館や足立美術館などを観光し再びJRで全員無事に帰宅した。

   “大会スローガン”
 守れ視覚障害者の命 駅ホームへの可動柵の設置を
 障害者権利条約の批准 差別のない共生社会を実現しよう
 ゆるすな無資格類似行為者の横行 図ろう鍼灸マッサージ業の健全化を
 障害者総合福祉法(仮称)は 障害特性を反映した内容に
◇以下は、会議名と出席者
「第1日目(6月3日)」
 評議員会 中西  あはき協議会代議員会 中西  スポーツ協議会代表者会議 塘添
「第2日目(6月4日)」
 全体会議 中西、塘添  生活分科会 塘添  バリアフリー分科会 中西
 職業分科会、全体会議 中西、塘添
「第3日目(6月5日)」
 大会式典、大会議事 全員
会議では、平成22年度事業報告(案)、収支決算報告(案)、平成23年度事業計画(案)、予算(案)などが討議され承認された。
 そして、平成22年度における運動の成果並びに決議処理報告、平成23年度運動方針(本部案)が提案された。又、団体提出議案を審議し、採択された。
 最後に宣言(案)と決議(案)が提出され、全会一致で承認された。

☆5月29日(日) 理事会、評議員会開催
 センター研修室において午前10時から23年度第2回理事会が開かれ、平成22年度の事業報告、及び今年度から新会計基準で作成された決算報告を審議し、承認されました。
 午後1時からは23年度第1回評議員会が開かれ、議長に富山支部の安達さん、副議長に同・高橋さんを選んで、同じく22年度の事業報告と決算報告を審議し、承認されました。
 その他、北日本新聞にも掲載された、重量挙げ世界マスターズ日本代表選手、センター職員作田さんが改めて紹介され、協会として大いに声援、応援して行く事を決めました。
 また、今年の正月逝去された、田島豊秋氏の追悼文集を発刊する事になり、会員から200字程度の追悼文、または一言コメントを募集しています。皆さん、宜しくお願い致します。
記.安田

☆第38回北信越グランドソフトボール大会
 5月22日(日)、富山県五福公園・五福スポーツ広場を会場に、石川・長野・新潟・富山の4県が参加し「第38回グランドソフトボール大会」の開催が予定されていました。
 しかし、当日は早朝より大粒の雨。午前9時30分、天候の回復が見込めず、スポーツ広場横「アオイスポーツハウス」において、抽選により順位を決定する事になりました。
 結果は次の通りです。
  優勝   新潟県
  準優勝  富山県
  3位   石川県
※ 抽選の詳細は下記のとおりです。
<第1回戦>
 ● 新潟対石川・・・6対4で新潟
 ● 富山対長野・・・6対5で富山
<3位決定戦>
 ● 石川対長野・・・6対5で石川
<決勝戦>
 ● 新潟対富山・・・6対4で新潟
以上です。
 富山県チームは去年、石川大会において、3年ぶりの参加ながら3位。そして、今年は2位。となれば、来年の長野大会では…大きく期待が膨らみますね!
 選手、ならびに審判。そして、色々準備、お世話いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。
 また、応援いただきました皆様、ありがとうございました。
記.舟川

☆作田さんが重量挙げ世界マスターズ日本代表に!
 先日、センター職員の作田佳弘さんが、重量挙げ世界マスターズ選手権の日本代表選手に選ばれました。(北日本新聞5月17日朝刊) 本当におめでとうございます。すごく嬉しく、誇らしく思えます。
 作田さんは昨年7月に栃木県で開かれた全日本マスターズ選手権の69キロ級で優勝されています。
 世界大会は10月~11月に地中海のキプロスで開催されます。ご活躍を期待し、皆さんと共に応援しましょう。
 記.本江

☆平成23年4月10日(日) 23年度第1回理事会開催、新役員選出
 午前10時からセンター研修室において、23年度の第1回理事会が開催され、会長、副会長、担当部長が選出されました。
 中西会長が再任され、「ガイドヘルパーの充実を関係方面に働きかけて行きたい」との抱負を述べられました。
 午後からは支部長会が開かれ、平成23年度の事業についての周知や情報交換が行われました。
 選出された役員は次の通りです。(敬称略)
【会長】
 中西 美雄
【副会長】
 塘添誠次(文化担当)、山内正一(厚生担当)、堀 惠一(施設担当)
【部長】
 総務部長・布尾英二、文化部長・上坂敏彦、厚生部長・白口 務、施設部長・安田庄内
【理事】
 文化担当・高島 ヒサ子、厚生担当・舟川 由紀子、施設担当・本江 とみ子
【理事・学識経験者】
 萩中俊一、倉田久子、西山傳昭(地域代表)、宮田孝男(施設長)
【監事】
 松本保男(富山支部)、金山順一(知識経験者)、末永良三(学識経験者)
記.安田

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